「愛の通学路を巡り」:コロナ後に制作された番組、通学船と通学列車、列車が珍しい映像、素朴な「列車員」の女性 (2020年7月4日 「朝鮮中央TV」)
4日、「朝鮮中央TV」で放送されたドキュメンタリー番組。これもコロナ後に制作された新しい番組である。通学船については、6月3日に朝鮮で新学期が始まったことについて書いた記事で紹介したが、それが番組の中にも登場している。また、それに合わせて改造された通学列車も出ている。この通学列車の動画は珍しい。
慈江道、鴨緑江沿いの中朝国境地帯の村を取材しているところも興味深い。というのも、中朝国境を異動しながら、中国側から朝鮮側を見ているが、本当に人家も少なく、何もないところが多い。それもそのはずで、この番組でも言っているように、一つの農場分組しかなかったり、家が5戸しかなかったりというのが、この地域の特徴だからだ。北朝鮮でも過疎地域ということになるのだろうが、そのような地域にまで「党の後代愛、未来愛が届いている」というのがこの番組の主題となっている。
ともあれ、出てくる子供達はみんなかわいい。緊張しつつもふざけている姿は、私が開城で一緒に写真を撮った遠足に来ていた子供達に繋がるところがある。道内の「幹部」は平壌の人と変わらないことを言っているが、村出身の列車員の話や村人の話に「演技・演出」は感じられない。
「元帥様」の指示で「非常防疫体制」が強化され新番組が再び減ってしまうのかもしれないが、このところの「朝鮮中央TV」は見ていておもしろい。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/07/04
慈江道、鴨緑江沿いの中朝国境地帯の村を取材しているところも興味深い。というのも、中朝国境を異動しながら、中国側から朝鮮側を見ているが、本当に人家も少なく、何もないところが多い。それもそのはずで、この番組でも言っているように、一つの農場分組しかなかったり、家が5戸しかなかったりというのが、この地域の特徴だからだ。北朝鮮でも過疎地域ということになるのだろうが、そのような地域にまで「党の後代愛、未来愛が届いている」というのがこの番組の主題となっている。
ともあれ、出てくる子供達はみんなかわいい。緊張しつつもふざけている姿は、私が開城で一緒に写真を撮った遠足に来ていた子供達に繋がるところがある。道内の「幹部」は平壌の人と変わらないことを言っているが、村出身の列車員の話や村人の話に「演技・演出」は感じられない。
「元帥様」の指示で「非常防疫体制」が強化され新番組が再び減ってしまうのかもしれないが、このところの「朝鮮中央TV」は見ていておもしろい。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/07/04