「偉大な霊将を頂き 31 -愛と信頼-」:南朝鮮を刺激する「朝鮮記録映画」 (2020年6月14日 「朝鮮中央TV」)
14日、「朝鮮中央TV」で「新しく出た」と言わずに「朝鮮記録映画」が放送された。HDで撮影された「朝鮮記録映画」であるが、使われている映像は「朝鮮中央TV」でHD放送が開始される前のものも含まれている。したがって、最近の「元帥様」の活動を紹介する内容ではなく、これまでに見たことがあるシーンで構成されている。もちろん、全てかどうかは、私が持ち合わせている素材では検証するのが困難であるが、はっきりと言えることはSDかつ低解像度のストリーミングあるいは「uriminzokkiri」からダウンロードして見ていたシーンがHDではっきりと見られるとということである。
最も印象的なのは、「元帥様」が軍事分界線北側哨所を「指導」した時の様子を紹介するシーンだが、南朝鮮側の哨所を望遠レンズで撮影して見せている。過去に放送された「朝鮮記録映画」でもこのシーンは見ているのだが、解像度が低い映像だったのであまりよくわからなかった。しかし、昨夜放送された映像でははっきりと分かる。その他にも、潜水艦内部や飛行士が模型飛行機を使って戦闘訓練をやっている際の地面に地形が描かれていることなどがはっきりと見えた。
先に「新しく出た」と言わずに放送したと書いたが、「新しく出た」「朝鮮記録映画」ではないにしろ、「朝鮮中央TV」初登場なのかもしれない。韓国統一部のポータルで検索すると、昨日放送された「偉大な霊将」シリーズで金正恩時代の少し前から放送されたものは
2011年4月9日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(26)(2011.1.8 再放送)
2012年12月19日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(27)
(28)は未放送
2020年6月9日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(29) - 영생하는 삶 -
2020年5月22日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(30) - 사랑은 대를 이어 -
2020年5月5日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(32) - 당을 받드는 길에 인생의 영광이 있다 -
そして昨夜放送された「(31)」になっている。こうみると、金正恩時代に放送されたのは「(27)」からだが、「(28)」は未放送、今年に入って「(29)」以降を放送している。しかも、放送順をみると「(32)」を先に放送しておき、続いて「(30)」そして、6月に入ってから「(29)」と「(31)」を放送している。5月放送分はまだ確認していないが、6月9日に放送された「(29)」にも境界線付近の南朝鮮哨所を望遠で撮影したシーンなどがある。
こうしたことからすると、南朝鮮を「敵」と再指定する前は、こうしたシーンが出てくる「朝鮮記録映画」の放送は控えていたが、「敵」になったので放送をすることにしたということであろう。「新しく出た」と言わないのは、既に制作されていた「映画」だからなのか、あるいは最近の「元帥様」の「革命活動」の様子が紹介されていないからなのかは分からないが、「20時報道」の後というゴールデンタイムの放送なので、人民に見せたいのであろう。
「第1副部長同志」の13日「談話」は「朝鮮中央TV」では放送されなかったが、『労働新聞』には掲載されているので、国内向けでもあることは間違いない。
今日は6.15であるが、文在寅は今日午後、何かメッセージを出すのだろうか。
日本語字幕なし。
Source: KCTV, 2020/06/14
最も印象的なのは、「元帥様」が軍事分界線北側哨所を「指導」した時の様子を紹介するシーンだが、南朝鮮側の哨所を望遠レンズで撮影して見せている。過去に放送された「朝鮮記録映画」でもこのシーンは見ているのだが、解像度が低い映像だったのであまりよくわからなかった。しかし、昨夜放送された映像でははっきりと分かる。その他にも、潜水艦内部や飛行士が模型飛行機を使って戦闘訓練をやっている際の地面に地形が描かれていることなどがはっきりと見えた。
先に「新しく出た」と言わずに放送したと書いたが、「新しく出た」「朝鮮記録映画」ではないにしろ、「朝鮮中央TV」初登場なのかもしれない。韓国統一部のポータルで検索すると、昨日放送された「偉大な霊将」シリーズで金正恩時代の少し前から放送されたものは
2011年4月9日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(26)(2011.1.8 再放送)
2012年12月19日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(27)
(28)は未放送
2020年6月9日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(29) - 영생하는 삶 -
2020年5月22日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(30) - 사랑은 대를 이어 -
2020年5月5日 <조선기록영화> 위대한 령장을 모시여(32) - 당을 받드는 길에 인생의 영광이 있다 -
そして昨夜放送された「(31)」になっている。こうみると、金正恩時代に放送されたのは「(27)」からだが、「(28)」は未放送、今年に入って「(29)」以降を放送している。しかも、放送順をみると「(32)」を先に放送しておき、続いて「(30)」そして、6月に入ってから「(29)」と「(31)」を放送している。5月放送分はまだ確認していないが、6月9日に放送された「(29)」にも境界線付近の南朝鮮哨所を望遠で撮影したシーンなどがある。
こうしたことからすると、南朝鮮を「敵」と再指定する前は、こうしたシーンが出てくる「朝鮮記録映画」の放送は控えていたが、「敵」になったので放送をすることにしたということであろう。「新しく出た」と言わないのは、既に制作されていた「映画」だからなのか、あるいは最近の「元帥様」の「革命活動」の様子が紹介されていないからなのかは分からないが、「20時報道」の後というゴールデンタイムの放送なので、人民に見せたいのであろう。
「第1副部長同志」の13日「談話」は「朝鮮中央TV」では放送されなかったが、『労働新聞』には掲載されているので、国内向けでもあることは間違いない。
今日は6.15であるが、文在寅は今日午後、何かメッセージを出すのだろうか。
日本語字幕なし。
Source: KCTV, 2020/06/14