「青瓦台の低能な思考方式に驚愕を示す-金ヨジョン党中央委員会第1副部長談話-」:「第1副部長同志」初の「談話」、統一戦線部長ではなく妹、文在寅にはトランプ同様一定の配慮、ミサイル発射は新型コロナ対策で青瓦台との協力要請シグナルか (2020年3月3日 「朝鮮中央通信」)
3日、ひな祭りだからということはなかろうが、「第1副部長同志」が以下。この種の公式発言をするのは初。『労働新聞』には掲載されていないので、対外向けのメッセージ。
****************
青瓦台の低能な思考方式に驚愕を示す
청와대의 저능한 사고방식에 경악을 표한다
-金ヨジョン党中央委員会第1副部長談話-
--김여정 당중앙위원회 제1부부장 담화--
火を見て驚くと、火かき棒だけみても驚くという。
불에 놀라면 부지깽이만 보아도 놀란다고 하였다.
昨日行われた人民軍前戦砲兵の火力戦闘訓練に対する南朝鮮青瓦台の反応がそれだ。
어제 진행된 인민군전선포병들의 화력전투훈련에 대한 남조선 청와대의 반응이 그렇다.
我々は誰それを威嚇しようと訓練をしたのではない。
우리는 그 누구를 위협하고자 훈련을 한것이 아니다.
国の防衛のために存在する軍隊において、訓練は主業であり、自衛的行動である。
나라의 방위를 위해 존재하는 군대에 있어서 훈련은 주업이고 자위적행동이다.
そなのに、南側青瓦台で「強い遺憾」だの、「中断要求」だのという声が出てきているのは、我々としては実に怪訝に思わざるを得ない。
그런데 남쪽 청와대에서 《강한 유감》이니,《중단요구》니 하는 소리가 들려온것은 우리로서는 실로 의아하지 않을수 없다.
おこがましく、実のない行動に他ならない。
주제넘은 실없는 처사가 아닐수 없다.
まあ、青瓦台や国防部が自動応答機のように、いつも繰り返していた声ではある。
하기는 청와대나 국방부가 자동응답기처럼 늘 외워대던 소리이기는 하다.
他人の家で訓練をしようが休息を取ろうが、自分達に何の関係があるからと、言葉を選ばず吐き出しているのか。
남의 집에서 훈련을 하든 휴식을 하든 자기들이 무슨 상관이 있다고 할 말 못할 말 가리지 않고 내뱉는가 하는것이다.
私は南側も合同軍事演習をかなり楽しんでいる方だと理解しており、尖端軍事装備を買ってくるのにも熱を上げているなど、見ているのも嫌になる行いを全て行っていることを知っている。
나는 남측도 합동군사연습을 꽤 즐기는편으로 알고있으며 첨단군사장비를 사오는데도 열을 올리는 등 꼴보기 싫은 놀음은 다하고있는것으로 안다.
こっそりと持ち込んでいる尖端戦闘機は、いつであれ我々を攻撃する目的だろうが、それで農薬でも散布しようと持ち込んだのか。
몰래몰래 끌어다놓는 첨단전투기들이 어느때든 우리를 치자는데 목적이 있겠지 그것들로 농약이나 뿌리자고 끌어들여왔겠는가.
3月に強行しようとした合同軍事演習も南朝鮮にはびこっている新型コロナウィルスが延期させたものであり、いわゆる平和や和解と協力に関心もない青瓦台の主人達によるものではないことは、世の中の誰もが知っている事実である。
3월에 강행하려던 합동군사연습도 남조선에 창궐하는 신형코로나비루스가 연기시킨것이지 그 무슨 평화나 화해와 협력에 관심도 없는 청와대 주인들의 결심에 의한것이 아니라는것은 세상이 다 알고있는 사실이다.
我々が南側がそれほどやりたがっている合同軍事演習騒動を朝鮮半島の緊張緩和努力にプラスにならないと中断することを要求すれば、青瓦台はどのように応えるのか実に関心がある。
우리가 남측더러 그렇게도 하고싶어하는 합동군사연습놀이를 조선반도의 긴장완화노력에 도움이 되지 않는다고 중단할것을 요구한다면 청와대는 어떻게 대답해나올지 참으로 궁금하다.
戦争演習騒動にそれほどまで熱中している人々が、他人の家で軍事訓練をすることについてつべこえいうことは、まさに盗っ人猛々しい極致である。
전쟁연습놀이에 그리도 열중하는 사람들이 남의 집에서 군사훈련을 하는데 대해 가타부타하는것은 그야말로 적반하장의 극치이다.
総合的に見ると、結局、自分たちは軍事的に準備しなければならず、我々は軍事訓練をしてはならないという話だが、そんな強盗的な決めつけの主張をしている人々を誰が清浄な相手として対するのか。
쥐여짜보면 결국 자기들은 군사적으로 준비되여야 하고 우리는 군사훈련을 하지 말라는 소리인데 이런 강도적인 억지주장을 펴는 사람들을 누가 정상상대라고 대해주겠는가.
青瓦台のこうした非論理的な主張と言動は、個別的に誰それを離れて、南朝鮮に対する我々の不振と憎悪、軽蔑だけをさらに増幅させるだけである。
청와대의 이러한 비론리적인 주장과 언동은 개별적인 누구를 떠나 남측전체에 대한 우리의 불신과 증오,경멸만을 더 증폭시킬뿐이다.
我々は、軍事訓練をしなければならず、お前達はしてはならないという論理に帰着した非論理的で低能な思考に「強い遺憾」を表明しなければならないのは、まさに我々である。
우리는 군사훈련을 해야 하고 너희는 하면 안된다는 론리에 귀착된 청와대의 비론리적이고 저능한 사고에 《강한 유감》을 표명해야 할것은 바로 우리이다.
この言葉で気分をとても害するだろうが、我々が見るに、事実、青瓦台の態度が3歳の子供と違わないようだ。
이 말에 기분이 몹시 상하겠지만 우리 보기에는 사실 청와대의 행태가 세살 난 아이들과 크게 달라보이지 않는다.
強盗的、ごり押しを好むところを見ると、本当に米国にそっくりな姿だ。
강도적이고 억지부리기를 좋아하는것을 보면 꼭 미국을 빼닮은 꼴이다.
同族より同盟にさらに重きを置てくっついて生きてきたのだから、似ていくのは当然のことであろう。
동족보다 동맹을 더 중히 하며 붙어살았으니 닮아가는것이야 당연한 일일것이다.
我々と向き合うには、ごり押しを止め、もう少し勇敢で正々堂々と向き合うことができないのか。
우리와 맞서려면 억지를 떠나 좀더 용감하고 정정당당하게 맞설수는 없을가.
本当に残念で、失望するが、大統領の直接的な立場表明ではないことが、それでも幸いだと言わねばならない。
정말 유감스럽고 실망스럽지만 대통령의 직접적인 립장표명이 아닌것을 그나마 다행스럽다고 해야 할것이다.
ことある毎に吐く一言一言、行う行動一つ一つが、全てそれほどまで具体的であり、完璧であるほど馬鹿げている。
어떻게 내뱉는 한마디한마디,하는 짓거리 하나하나가 다 그렇게도 구체적이고 완벽하게 바보스러울가.
実に申し訳ない比喩であるが、恐れた犬がさらに騒々しく吠えるのと同じだ。まるで、誰かさんのように・・・
참으로 미안한 비유이지만 겁을 먹은 개가 더 요란하게 짖는다고 했다. 딱 누구처럼…
主体109(2020)年3月3日
주체109(2020)년 3월 3일
平壌
평 양(끝)
******************
トランプを名指しにしないのと同様、「青瓦台の主人達」としつつも、文在寅に対しては「個別的に誰それを離れて」、「大統領の直接的な立場表明ではないことが、それでも幸い」などと、一定の配慮を示している。
ともあれ、北朝鮮が出した青瓦台非難、間接的文在寅非難としては、2018年以来、最強のものであることは間違いない。それを統一戦線部長ではなく、誰が見ても「元帥様」の気持ちを最も近い代弁者であると分かる「第1副部長同志」に言われていることからして、これは文在寅に対する強いメッセージであることが分かる。
ただ、何をしようというのか、当面、韓国は「談話」でも言っているように、新型コロナウィルスの影響で合同軍事演習を中止することを決めているのだし、今更、ステルス戦闘機配備を取り消すことなどあり得ないことは北朝鮮はよく分かっているはずだ。
だとすると、北南間で何らかの対話の糸口を見いだそうとしている可能性がある。3.1節の記事に書いたとおり、文在寅は同日の演説で北側に対して新型コロナ対策で(国際社会も含めて)協力しようと呼びかけている。その呼びかけに、弱腰で応じるのではなく、強腰で出てくる。場合によっては、南朝鮮で新型コロナウィルスが猛威を振るっているから「我々が助ける」というような立場で、実体として双務的な「協力」をしようとしている可能性はある。
そう考えると、「元帥様」がミサイルを発射した理由が、コロナウィルス感染の影響が人民軍隊に影響を及ぼしておらず、戦闘態勢は万全であるという誇示の他に、青瓦台との対話の糸口を作ることにあった可能性も見えてきた。
さて、青瓦台がどのように反応するか。
****************
青瓦台の低能な思考方式に驚愕を示す
청와대의 저능한 사고방식에 경악을 표한다
-金ヨジョン党中央委員会第1副部長談話-
--김여정 당중앙위원회 제1부부장 담화--
火を見て驚くと、火かき棒だけみても驚くという。
불에 놀라면 부지깽이만 보아도 놀란다고 하였다.
昨日行われた人民軍前戦砲兵の火力戦闘訓練に対する南朝鮮青瓦台の反応がそれだ。
어제 진행된 인민군전선포병들의 화력전투훈련에 대한 남조선 청와대의 반응이 그렇다.
我々は誰それを威嚇しようと訓練をしたのではない。
우리는 그 누구를 위협하고자 훈련을 한것이 아니다.
国の防衛のために存在する軍隊において、訓練は主業であり、自衛的行動である。
나라의 방위를 위해 존재하는 군대에 있어서 훈련은 주업이고 자위적행동이다.
そなのに、南側青瓦台で「強い遺憾」だの、「中断要求」だのという声が出てきているのは、我々としては実に怪訝に思わざるを得ない。
그런데 남쪽 청와대에서 《강한 유감》이니,《중단요구》니 하는 소리가 들려온것은 우리로서는 실로 의아하지 않을수 없다.
おこがましく、実のない行動に他ならない。
주제넘은 실없는 처사가 아닐수 없다.
まあ、青瓦台や国防部が自動応答機のように、いつも繰り返していた声ではある。
하기는 청와대나 국방부가 자동응답기처럼 늘 외워대던 소리이기는 하다.
他人の家で訓練をしようが休息を取ろうが、自分達に何の関係があるからと、言葉を選ばず吐き出しているのか。
남의 집에서 훈련을 하든 휴식을 하든 자기들이 무슨 상관이 있다고 할 말 못할 말 가리지 않고 내뱉는가 하는것이다.
私は南側も合同軍事演習をかなり楽しんでいる方だと理解しており、尖端軍事装備を買ってくるのにも熱を上げているなど、見ているのも嫌になる行いを全て行っていることを知っている。
나는 남측도 합동군사연습을 꽤 즐기는편으로 알고있으며 첨단군사장비를 사오는데도 열을 올리는 등 꼴보기 싫은 놀음은 다하고있는것으로 안다.
こっそりと持ち込んでいる尖端戦闘機は、いつであれ我々を攻撃する目的だろうが、それで農薬でも散布しようと持ち込んだのか。
몰래몰래 끌어다놓는 첨단전투기들이 어느때든 우리를 치자는데 목적이 있겠지 그것들로 농약이나 뿌리자고 끌어들여왔겠는가.
3月に強行しようとした合同軍事演習も南朝鮮にはびこっている新型コロナウィルスが延期させたものであり、いわゆる平和や和解と協力に関心もない青瓦台の主人達によるものではないことは、世の中の誰もが知っている事実である。
3월에 강행하려던 합동군사연습도 남조선에 창궐하는 신형코로나비루스가 연기시킨것이지 그 무슨 평화나 화해와 협력에 관심도 없는 청와대 주인들의 결심에 의한것이 아니라는것은 세상이 다 알고있는 사실이다.
我々が南側がそれほどやりたがっている合同軍事演習騒動を朝鮮半島の緊張緩和努力にプラスにならないと中断することを要求すれば、青瓦台はどのように応えるのか実に関心がある。
우리가 남측더러 그렇게도 하고싶어하는 합동군사연습놀이를 조선반도의 긴장완화노력에 도움이 되지 않는다고 중단할것을 요구한다면 청와대는 어떻게 대답해나올지 참으로 궁금하다.
戦争演習騒動にそれほどまで熱中している人々が、他人の家で軍事訓練をすることについてつべこえいうことは、まさに盗っ人猛々しい極致である。
전쟁연습놀이에 그리도 열중하는 사람들이 남의 집에서 군사훈련을 하는데 대해 가타부타하는것은 그야말로 적반하장의 극치이다.
総合的に見ると、結局、自分たちは軍事的に準備しなければならず、我々は軍事訓練をしてはならないという話だが、そんな強盗的な決めつけの主張をしている人々を誰が清浄な相手として対するのか。
쥐여짜보면 결국 자기들은 군사적으로 준비되여야 하고 우리는 군사훈련을 하지 말라는 소리인데 이런 강도적인 억지주장을 펴는 사람들을 누가 정상상대라고 대해주겠는가.
青瓦台のこうした非論理的な主張と言動は、個別的に誰それを離れて、南朝鮮に対する我々の不振と憎悪、軽蔑だけをさらに増幅させるだけである。
청와대의 이러한 비론리적인 주장과 언동은 개별적인 누구를 떠나 남측전체에 대한 우리의 불신과 증오,경멸만을 더 증폭시킬뿐이다.
我々は、軍事訓練をしなければならず、お前達はしてはならないという論理に帰着した非論理的で低能な思考に「強い遺憾」を表明しなければならないのは、まさに我々である。
우리는 군사훈련을 해야 하고 너희는 하면 안된다는 론리에 귀착된 청와대의 비론리적이고 저능한 사고에 《강한 유감》을 표명해야 할것은 바로 우리이다.
この言葉で気分をとても害するだろうが、我々が見るに、事実、青瓦台の態度が3歳の子供と違わないようだ。
이 말에 기분이 몹시 상하겠지만 우리 보기에는 사실 청와대의 행태가 세살 난 아이들과 크게 달라보이지 않는다.
強盗的、ごり押しを好むところを見ると、本当に米国にそっくりな姿だ。
강도적이고 억지부리기를 좋아하는것을 보면 꼭 미국을 빼닮은 꼴이다.
同族より同盟にさらに重きを置てくっついて生きてきたのだから、似ていくのは当然のことであろう。
동족보다 동맹을 더 중히 하며 붙어살았으니 닮아가는것이야 당연한 일일것이다.
我々と向き合うには、ごり押しを止め、もう少し勇敢で正々堂々と向き合うことができないのか。
우리와 맞서려면 억지를 떠나 좀더 용감하고 정정당당하게 맞설수는 없을가.
本当に残念で、失望するが、大統領の直接的な立場表明ではないことが、それでも幸いだと言わねばならない。
정말 유감스럽고 실망스럽지만 대통령의 직접적인 립장표명이 아닌것을 그나마 다행스럽다고 해야 할것이다.
ことある毎に吐く一言一言、行う行動一つ一つが、全てそれほどまで具体的であり、完璧であるほど馬鹿げている。
어떻게 내뱉는 한마디한마디,하는 짓거리 하나하나가 다 그렇게도 구체적이고 완벽하게 바보스러울가.
実に申し訳ない比喩であるが、恐れた犬がさらに騒々しく吠えるのと同じだ。まるで、誰かさんのように・・・
참으로 미안한 비유이지만 겁을 먹은 개가 더 요란하게 짖는다고 했다. 딱 누구처럼…
主体109(2020)年3月3日
주체109(2020)년 3월 3일
平壌
평 양(끝)
******************
トランプを名指しにしないのと同様、「青瓦台の主人達」としつつも、文在寅に対しては「個別的に誰それを離れて」、「大統領の直接的な立場表明ではないことが、それでも幸い」などと、一定の配慮を示している。
ともあれ、北朝鮮が出した青瓦台非難、間接的文在寅非難としては、2018年以来、最強のものであることは間違いない。それを統一戦線部長ではなく、誰が見ても「元帥様」の気持ちを最も近い代弁者であると分かる「第1副部長同志」に言われていることからして、これは文在寅に対する強いメッセージであることが分かる。
ただ、何をしようというのか、当面、韓国は「談話」でも言っているように、新型コロナウィルスの影響で合同軍事演習を中止することを決めているのだし、今更、ステルス戦闘機配備を取り消すことなどあり得ないことは北朝鮮はよく分かっているはずだ。
だとすると、北南間で何らかの対話の糸口を見いだそうとしている可能性がある。3.1節の記事に書いたとおり、文在寅は同日の演説で北側に対して新型コロナ対策で(国際社会も含めて)協力しようと呼びかけている。その呼びかけに、弱腰で応じるのではなく、強腰で出てくる。場合によっては、南朝鮮で新型コロナウィルスが猛威を振るっているから「我々が助ける」というような立場で、実体として双務的な「協力」をしようとしている可能性はある。
そう考えると、「元帥様」がミサイルを発射した理由が、コロナウィルス感染の影響が人民軍隊に影響を及ぼしておらず、戦闘態勢は万全であるという誇示の他に、青瓦台との対話の糸口を作ることにあった可能性も見えてきた。
さて、青瓦台がどのように反応するか。