労働党中央委員会政治局拡大会議:解任決議写真、正面を向けたネームプレート、挙手しない朴テドクといやいや挙手する李マンゴン、挙手しない人物があと1人 (2020年2月29日 「朝鮮中央TV」)
29日、「朝鮮中央TV」で静止画を使った「党中央委員会政治局拡大会議」報道があった。報道内容は、一つ下の記事に書いた『労働新聞』等の内容と同じだが、興味深い写真を見せている。
この種の会議ではネームプレートが机の上に置かれていることはあるのだが、対外は名前が内側に書かれており、正面からは誰か分からない。しかし今回は、正面にも名前が書かれており、誰なのかはっきり分かるように置かれている。

Source: KCTV, 2020/02/29
上の写真は、朴テドク(左から2人目)と李マンゴン(右から4人目)の政治委員会副委員長解任決議、あるいは「不正不敗現状を発露させた党幹部養成基地の党委員会を解散し、該当した処罰を適用することについての決定を採択」のシーンである。
北朝鮮のこの種の写真では100%賛成が当たり前なのだが、この写真では解任対象となっている朴テドクは挙手しておらず、李マンゴンは中途半端な挙手をしている。もう一人、朴テドク後ろに座っている人物も挙手していないが、誰なのかは追って確認する(下の写真2列目左から2人目の人物)。<追記>ロ・ドゥチョルか?
<追記2>
コメントでも情報提供いただいたが、統一部ポータルで見ていたら、この人物(イム・チョルウン内閣副総理、政治局候補委員)だった。

Source: 韓国統一部

Source: KCTV, 2020/02/29
もちろん、「元帥様」はこのように挙手しているわけで、2人(あるいは3人)は処罰の対象となるのだろう。

Source: KCTV, 2020/02/29
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/02/29
<追記3>
ついでにもう一つ書いておくと、「元帥様」が読む原稿の内容を見せる写真も珍しい。韓国などの諜報機関では、写真を拡大して何が書いてあるのか調べたであろうが、「元帥様」が書いたと思われる書き込みやアンダーラインがあることが分かる。

Source: KCTV, 2020/02/29
この種の会議ではネームプレートが机の上に置かれていることはあるのだが、対外は名前が内側に書かれており、正面からは誰か分からない。しかし今回は、正面にも名前が書かれており、誰なのかはっきり分かるように置かれている。

Source: KCTV, 2020/02/29
上の写真は、朴テドク(左から2人目)と李マンゴン(右から4人目)の政治委員会副委員長解任決議、あるいは「不正不敗現状を発露させた党幹部養成基地の党委員会を解散し、該当した処罰を適用することについての決定を採択」のシーンである。
北朝鮮のこの種の写真では100%賛成が当たり前なのだが、この写真では解任対象となっている朴テドクは挙手しておらず、李マンゴンは中途半端な挙手をしている。もう一人、朴テドク後ろに座っている人物も挙手していないが、誰なのかは追って確認する(下の写真2列目左から2人目の人物)。<追記>ロ・ドゥチョルか?
<追記2>
コメントでも情報提供いただいたが、統一部ポータルで見ていたら、この人物(イム・チョルウン内閣副総理、政治局候補委員)だった。

Source: 韓国統一部

Source: KCTV, 2020/02/29
もちろん、「元帥様」はこのように挙手しているわけで、2人(あるいは3人)は処罰の対象となるのだろう。

Source: KCTV, 2020/02/29
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2020/02/29
<追記3>
ついでにもう一つ書いておくと、「元帥様」が読む原稿の内容を見せる写真も珍しい。韓国などの諜報機関では、写真を拡大して何が書いてあるのか調べたであろうが、「元帥様」が書いたと思われる書き込みやアンダーラインがあることが分かる。

Source: KCTV, 2020/02/29