「元帥様」の誕生日に際して電文 (2020年1月7日)
明日(8日)は「元帥様」の誕生日であるが、朝鮮のカレンダーでは祝日になっていないので、表面的には平日として過ごすのであろう。
正月中にネットで古い電鍵を見つけた。「久保田無線電機株式会社」が「昭和19年5月」に「東京・蒲田」で製作したという古い電鍵である。電子部品が入っているようなものだと、当時の部品を使ってのレストアはかなり難しいが、基本的に機械部品だけの電鍵であればできそうだったので買ってみた。
送られてきたのは埃だらけで接点が錆びており導電がない状態の電鍵だったが、バラバラにして各部品を清掃してやったら使えるようになった。幸い、さび付いたネジはなかったので、固めのネジもCRC556を少し垂らしながら外すことができた。
before

after

真鍮部分の錆びも磨き上げれば完全に落とすことはできるのだろうが、古さが残っていた方が良いのでこのくらいにしておいた。重曹で磨いたりしてみたが、結局のところ酢に漬けるのが一番楽だしきれいになった。
裏側の様子

この電鍵には4つのターミナルと2つのスイッチがあり、裏には配線がなされている。裏側の配線で明らかに外れた事が分かる部分については再度、半田付けしておいたが、分からない部分はそのまま放置しておいた。中央にマイナスネジで止められている黒い部品があるが、電磁石のようだ。残念ながら細い線は断線しているが、周囲の線に繋がっていた形跡がある。なぜこんなところに電磁石があるのだろうか。
そう思って、色々とネットで検索していたら同じような電鍵が平和祈念展示資料館にあることがわかった。同館のTwitterに出ていたのが下の写真だ。


陸軍通信隊の「初年兵の訓練」用に使われた電鍵とのことで、だから「対問」、「自習」などという文字が書かれたスイッチがあるのだろう。送受切り替えスイッチの形状やターミナルの形状は多少異なるが、同種であることは間違いない。近日中にこの記念館を訪ねて、実物を見てこようと思っている。
さて、「元帥様」の誕生日の話から「日帝」陸軍の電鍵の話になってしまったが、「元帥様」の誕生日に際して、「日帝」陸軍の電鍵を使って、電文を送っておいた。
北南のモールスコードが同一という条件で南のモールスコードを使って送信している。朝鮮のモールスコードについて色々と検索してみたが、分かるようなものは出てこなかった。北朝鮮の『百科事典』には「電信符号」に関する解説はあるものの、電信符号自体の説明は書かれていない。
和文は独自のコードがあるので覚えるのが大変だが(ほとんど忘れてしまった)、朝鮮文は基本的に英文と同じコードを使っているので、英文を紙に書いておけば、上の動画にあるようにすいすいと打鍵することができる。朝鮮文字のモールスコードをきちんと覚えるには少し時間がかかるだろうが、朝鮮文の通信など短波帯をスキャンしていても聞こえてこないのではないだろうか。
正月中にネットで古い電鍵を見つけた。「久保田無線電機株式会社」が「昭和19年5月」に「東京・蒲田」で製作したという古い電鍵である。電子部品が入っているようなものだと、当時の部品を使ってのレストアはかなり難しいが、基本的に機械部品だけの電鍵であればできそうだったので買ってみた。
送られてきたのは埃だらけで接点が錆びており導電がない状態の電鍵だったが、バラバラにして各部品を清掃してやったら使えるようになった。幸い、さび付いたネジはなかったので、固めのネジもCRC556を少し垂らしながら外すことができた。
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真鍮部分の錆びも磨き上げれば完全に落とすことはできるのだろうが、古さが残っていた方が良いのでこのくらいにしておいた。重曹で磨いたりしてみたが、結局のところ酢に漬けるのが一番楽だしきれいになった。
裏側の様子

この電鍵には4つのターミナルと2つのスイッチがあり、裏には配線がなされている。裏側の配線で明らかに外れた事が分かる部分については再度、半田付けしておいたが、分からない部分はそのまま放置しておいた。中央にマイナスネジで止められている黒い部品があるが、電磁石のようだ。残念ながら細い線は断線しているが、周囲の線に繋がっていた形跡がある。なぜこんなところに電磁石があるのだろうか。
そう思って、色々とネットで検索していたら同じような電鍵が平和祈念展示資料館にあることがわかった。同館のTwitterに出ていたのが下の写真だ。


陸軍通信隊の「初年兵の訓練」用に使われた電鍵とのことで、だから「対問」、「自習」などという文字が書かれたスイッチがあるのだろう。送受切り替えスイッチの形状やターミナルの形状は多少異なるが、同種であることは間違いない。近日中にこの記念館を訪ねて、実物を見てこようと思っている。
さて、「元帥様」の誕生日の話から「日帝」陸軍の電鍵の話になってしまったが、「元帥様」の誕生日に際して、「日帝」陸軍の電鍵を使って、電文を送っておいた。
北南のモールスコードが同一という条件で南のモールスコードを使って送信している。朝鮮のモールスコードについて色々と検索してみたが、分かるようなものは出てこなかった。北朝鮮の『百科事典』には「電信符号」に関する解説はあるものの、電信符号自体の説明は書かれていない。
和文は独自のコードがあるので覚えるのが大変だが(ほとんど忘れてしまった)、朝鮮文は基本的に英文と同じコードを使っているので、英文を紙に書いておけば、上の動画にあるようにすいすいと打鍵することができる。朝鮮文字のモールスコードをきちんと覚えるには少し時間がかかるだろうが、朝鮮文の通信など短波帯をスキャンしていても聞こえてこないのではないだろうか。