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    「朝鮮民主主義人民共和国国防科学院スポークスマン発表」:7分間の燃焼テスト、「核抑止力」を高める、と (2019年12月14日 「朝鮮中央通信」)

    14日、「朝鮮中央通信」に以下。

    *************
    朝鮮民主主義人民共和国国防科学院スポークスマン発表
    조선민주주의인민공화국 국방과학원 대변인 발표

    (平壌12月14日発 朝鮮中央通信)
    (평양 12월 14일발 조선중앙통신)

    2019年12月13日、22時41分から48分まで、西海衛星発射場では重大な実験が再び行われた。
    2019년 12월 13일 22시 41분부터 48분까지 서해위성발사장에서는 중대한 시험이 또다시 진행되였다.

    我々の国防科学者は、現地で党中央の熱い祝賀の伝達を受ける大きな栄光に則した。
    우리 국방과학자들은 현지에서 당중앙의 뜨거운 축하를 전달받는 크나큰 영광을 지녔다.

    最近、我々が連続して達成している国防科学研究成果は、朝鮮民主主義人民共和国の頼もしい戦略的核戦争抑止力をさらに一層高めることに作用する。
    최근에 우리가 련이어 이룩하고있는 국방과학연구성과들은 조선민주주의인민공화국의 믿음직한 전략적핵전쟁억제력을 더한층 강화하는데 적용될것이다.(끝)
    *****************

    今回は「元帥様」の「祝賀」を受けており、また、「戦略的核戦争抑止力」と「核抑止力」を明示しているところから、ミサイル用のエンジンテストを暗示させている。また、燃焼時間と思われる7分間をはっきりと示しているが、これが何を意味するのか、オランダのミサイル学者の意見を聞いてみることにする。

    <追記>
    Savelsbergさんから返事が来た。「7分」というのが燃焼時間だとすると、火星-15の全ステージの燃焼時間である5分より長い。また、銀河3-2は全ステージで9分であるが、そのうち4分が2段目以降の燃焼時間だという。だとすると、銀河3-2の1段目の燃焼時間は5分ということになる。もし、「7分」が1段目に使われるエンジンの燃焼時間だとすると、より強力なエンジンであるのと同時に、ミサイルに適している短時間燃焼型エンジンとは異なり、人工衛星打ち上げに使われ、衛星軌道で水平飛行に至らせるために適した燃焼時間が長いエンジンだという。

    「7分」という時間をことさら強調しているのは、「完成した」弾道ミサイルによる「核抑止力」ではなく、スパイ衛星か放送衛星の打ち上げを目指しているのであろうか。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
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