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    国連安保理後の記者会見で、米国「段階的措置と相応措置」を受け入れる、中露も段階的措置を支持、人権は扱わず、平和のホリデー・シーズンに平和のクリスマスプレゼントを (2019年12月12日)

    12日(日本時間)、UN Web TVで北朝鮮関連安保理会議後の各国国連大使のインタビューを見た。

    米国大使は、短くメッセージを読み上げる形で、

    「多くの人にとって12月のホリデー・シーズンは平和の時だ。我々がここ、安保理会合に集まったのは、究極的に平和のためだ。米国は北朝鮮との間で強靱な外交を行っているが、彼らが他の方向に向かうという深く憂慮すべきなる兆候が見られている。明らかにしておくが、我々は北朝鮮に対して、我々が何かをする前に、全てをやれと要求したことはない。我々は柔軟に対応する準備はできているが、我々だけでこの問題を解決することはできない。北朝鮮はやるべきことをしなければならず、挑発を中止しなければならない。彼らは、この(非核化)プロセスに取り組まなければならない。平和がよりよいことであり、平和は共に行動することによってのみ達成される。今日、安保理は声を一つにして、朝鮮半島、地域、そして世界にとっても真の永続する平和を求める統一見解を示したと、私は信じている。」

    韓国メディアの報道では、米国は会合の中でICBMや衛星ロケットの発射を北朝鮮に自制するよう求めたと伝えているが、このインタビューで米大使は「他の方向」、すなわち北朝鮮が言う「新たな道」という言葉を使ってその自制を求めた。また、内容についての言及はなかったが、米国が段階的措置あるいは相応措置を取ることについても述べている。

    冒頭に言っている「多くの人にとって12月のホリデー・シーズン(=クリスマス)は平和の時だ」という言葉は、北朝鮮が使った「クリスマスプレゼント」を意識してのものであろう。

    中国大使は、安保理制裁の「調整」、とりわけ人民生活にかかわる部分での「調整」が必要であることを、中国も対北朝鮮制裁で苦しんでいることと合わせて主張した。これは、米国と名指しはしなかったが、ある国が対北朝鮮制裁を口実に中国に対する圧力をかけているからだと述べた。

    ロシア大使は、安保理決議において「制裁」は一部であり、他に書かれていること、すなわち北朝鮮が一定の措置を取ったらそれに相応した対応をすべきだという点を強調した。これは、外相ラブロフが米国側に伝えたことに繋がっている。

    中露大使は「人権問題」について、「この会議の議題ではない」とし、米国大使は「人権は私にとって毎日重要なことだ」と述べたが、北朝鮮の人権状況に関する言及はなかった。核ミサイルと人権をセットにしてしまうと、ただでさえ困難な状況をさらに悪化させることを各国が懸念していることの表れであろう。

    北朝鮮は、「朝鮮中央通信」などを通じて、何らかの反応を示すであろう。

    Source:UN Web TV, 2019/12/12, http://webtv.un.org/meetings-events/security-council/watch/kelly-craft-united-states-sc-president-on-non-proliferation-and-democratic-people%E2%80%99s-republic-of-korea-security-council-media-stakeout-11-december-2019/6115087898001/?term=

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