「朝鮮労働党中央委員会、李スヨン副委員長談話」、「トランプ」と呼び捨て、トランプは恐れている、年末の決断は「元帥様」が、「元帥様」はトランプの悪口を言っていない、依然として中立な立場 (2019年12月9日 「朝鮮中央通信」)
9日、「朝鮮中央通信」が以下。
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朝鮮労働党中央委員会李スヨン副委員長談話
조선로동당 중앙위원회 리수용부위원장 담화
トランプは、我々がどんな考えをしているのかに非常に関心があるようだ。そして、どのような行動をするのか非常に不安で焦燥している。
트럼프는 우리가 무슨 생각을 하고있는지 매우 궁금해하는것 같다. 그리고 어떤 행동을 할지 매우 불안초조해하고있다.
最近、相次いで出されるトランプの発言と表現は、ややもすると誰に対する威嚇のように聞こえるが、心理的に彼が恐れている明らかな傍証である。
최근 잇달아내놓는 트럼프의 발언과 표현들은 얼핏 누구에 대한 위협처럼 들리지만 심리적으로 그가 겁을 먹었다는 뚜렷한 방증이다.
トランプは、とても焦燥しているが、全てのことが自業自得という現実を受け入れなければならず、さらに大きな災難となる結果を見るのが嫌ならば、熟考した方が良い。
트럼프는 몹시 초조하겠지만 모든것이 자업자득이라는 현실을 받아들여야 하며 더 큰 재앙적후과를 보기 싫거든 숙고하는것이 좋다.
幾ばくもなく、年末に下される我々の最終判断と決心は、国務委員長がすることになり、国務委員長は未だにいかなる立場も明らかにしていない状況にある。また、誰それのように相手に向かって揶揄的で刺激的な表現も使っていない。
얼마 안 있어 년말에 내리게 될 우리의 최종판단과 결심은 국무위원장이 하게 되며 국무위원장은 아직까지 그 어떤 립장도 밝히지 않은 상태에 있다. 또한 누구처럼 상대방을 향해 야유적이며 자극적인 표현도 쓰지 않고있다.
国務委員長の心機をだんだん不快にしうるトランプの暴言が中断されなければならない。
국무위원장의 심기를 점점 불편하게 할수도 있는 트럼프의 막말이 중단되여야 할것이다.
主体108(2019)年12月9日
주체108(2019)년 12월 9일
平壌
평 양(끝)
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李スヨンの言葉であるが、「トランプ」と呼び捨てにし、トランプは怖じ気づいているとしている。12月末には「国務委員長」が決断を下すものの、現時点では「立場を明らかにしていない」と依然として朝米交渉の余地を残している。トランプ側が北朝鮮に対する警告のレベルを高めているのに合わせ、朝鮮側も同様の対応で対校しているものと思われる。
ただし、軍事力行使発言には人民軍総参謀長が、「ロケットマン」発言には外務省第1副相が、そして「(金正恩は)全てを失う」に対しては李スヨンが対抗発言をしていることからして、それぞれが「最高尊厳」に対するトランプの侮辱に対応しているものと思われる。ポイントは、「最高尊厳」=「元帥様」自信が、未だに何も言っていないことを強調している点で、少なくとも期日までは対話を望んでいることを示唆している。