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    「朝鮮民主主義人民共和国外務省米国担当局長談話」:米国担当局長は誰なのか、「我々の制度」の安全要求、終戦宣言と制裁部分解除を北朝鮮側が求めているのか (2019年9月16日 「朝鮮中央通信」)

    16日、「朝鮮中央通信」に以下。

    **********
    朝鮮民主主義人民共和国外務省米国担当局長談話
    조선민주주의인민공화국 외무성 미국담당 국장 담화

    米国が対話と交渉を通じて問題を解決しようとしている立場を繰り返し表明しているのは幸いなことだ。
    미국이 대화와 협상을 통하여 문제를 해결하려는 립장을 거듭 표명하고있는것은 다행스러운 일이다.

    私が近い数週間以内に開催できると思う実務協議が朝米間の良い出会いとなることに期待をしている。
    나는 가까운 몇주일내에 열릴수 있을것으로 보는 실무협상이 조미사이의 좋은 만남으로 되기를 기대한다.

    米国がいかなる代案を持って協議に出てくるのかにより、今後、朝米がさらに近くなることもでき、反対にお互いに対する敵意だけを育てることにもなる。
    미국이 어떤 대안을 가지고 협상에 나오는가에 따라 앞으로 조미가 더 가까워질수도 있고 반대로 서로에 대한 적의만 키우게 될수도 있다.

    つまり、朝米対話は危機と機会という二つの選択を提示している。
    다시말하여 조미대화는 위기와 기회라는 두가지 선택을 제시하고있다.

    こうした意味から今回の実務交渉は、朝米対話の今後の岐路を定める契機となる。
    이런 의미에서 이번 실무협상은 조미대화의 금후기로를 정하는 계기로 된다.

    我々の立場は明白であり、不変である。
    우리의 립장은 명백하며 불변하다.

    我々の制度安全を不安にし、発展を妨害する脅威と障害物がきれいで疑いの余地なく除去される時にこそ、非核化論議もすることができるのである。
    우리의 제도안전을 불안하게 하고 발전을 방해하는 위협과 장애물들이 깨끗하고 의심할 여지없이 제거될 때에라야 비핵화론의도 할수 있을것이다.

    朝米交渉が機会の窓となるのか、そうでなければ危機を催促する契機となるのかということは、米国が決定することになる。
    조미협상이 기회의 창이 되는가 아니면 위기를 재촉하는 계기로 되는가 하는것은 미국이 결정하게 된다.

    主体108(2019)9月16日
    주체108(2019)년 9월 16일
    平壌
    평 양
    *************************

    米国担当局長名義であるが、それがハノイ会談の決裂を理由に粛正されたと報じられている金ヒョクチョルなのかどうかは分からない。

    「我々の制度安全を不安にし、発展を妨害する脅威と障害物がきれいで疑いの余地なく除去される時にこそ、非核化論議もすることができる」としている点が注目され、この種の公式文書の中で「我々の制度」安全と具体的に北朝鮮側が要求するのは、2018年以降の朝米交渉の過程では初めてであろう。問題は、「我々の制度」の安全を米国がどのような形で保障することになるのかが焦点となるが、終戦宣言と「発展を妨害する脅威と障害物」となっている制裁の部分的解除を北朝鮮側は求めて来るであろう。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
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