平壌で聞く「平壌放送(FM)」、開城で聞く「平壌FM放送」 (2019年9月9日)
9日夜は、「集団体操と芸術公演、人民の国」を見ることになった。これも、日程が変更されたわけだが、「意義深い」9月9日に見るというのも悪くない。
ホテルに着いて夕食までに少し時間があったので、部屋で時間を潰した。まずやったことは、「アリラン」テレビに電源を入れ、どのような放送が見られるのか確認した。確認できたのは、「朝鮮中央TV」と「万寿台TV」だった。前者はいつも見ているので特に珍しい気はしなかったが、「万寿台TV」の方は意識してみるのは初めてだった。この日の「万寿台TV」では、科学技術に関する番組を放送していたと思う(「万寿台TV」については後述)。その他にNHKを含む海外の番組を見ることができたが、これらはパス。
しばらく、テレビを見ていたら、スマホでFM放送が受信できることを思い出した。早速、受信してみると、とりあえず2局受信することができた(ワイドスキャンはしていない)。受信できた周波数は89.1MHzと91.1MHzで、同じ内容の放送をしていた。受信状態は、91.1MHzの方が良かった。帰宅後調べてみると、100MHz以上にもFM局があるようなのだが、100MHz台には何もなかったような気がする。
FM放送では音楽を連続して流しており、あまりアナウンスはなかった。長時間、受信していたわけではないのでよく分からないが、中波や短波で放送している「平壌放送」や「朝鮮中央放送」とは内容が異なるようだ。
「集団体操と芸術公演」後、案内員同志とホテルのロビーのコーヒー店で大同江ビールを飲み、11時半頃、部屋に戻ったのだが、寝る前に再びFM放送を聞いてみた。録音しながら聞いていたのだが、局IDアナウンスと時報を聞くことができた。やはりFMだけあって、音質がとても良い。
また、開城でもFM放送を受信してみた。というのも、10日の開城は大雨で、部屋に設置されていたテレビでは放送を見ることができなかった。売店では販売員同志が「朝鮮中央TV」を非常に良い受信状態で見ていたのだが、どうやらマンバンを使って見ていたようだ。開城で宿泊した「開城民俗旅館」の案内員同志に聞いたところ、大雨の影響でテレビ放送が中断しているとのことだった。
そんなこともあり、何もやることがないので、FMを聞いたわけだが、この日は雨の影響でFM放送が止まっていたのか、朝鮮の放送は何も聞こえなかった。しかし、スキャンしていると2カ所ほどでスキャンが止まった。聞こえてきたのは「思想文化的」によろしくない「南朝鮮」の放送だった。94.7MHzと106.9MHzでそれぞれ異なる放送が聞こえたが、世界の放送局の周波数が出ているWRTHは研究室に置いてあり、それらがどの放送局だったのかは確認できない。2つの局とも、女性DJがアナウンスをしながらポップスを流していた。内容からして、朝鮮向けの謀略放送ではなく、韓国向けの放送が受信できてしまうということのようだった。朝鮮も短波帯とは異なり、ジャミングはかけていなかった。
翌朝はすっきりと晴れ上がり、朝食までの時間帯、再びFMラジオを聞いていた。この日は、朝鮮の放送が92.5MHzではっきりと聞こえ、「平壌FM放送」とアナウンスしていた。朝鮮には「平壌放送」のFM放送と「平壌FM放送」という2系統の放送があるようだが、局名が異なるのみで放送内容が同じなのかどうかについては確認に至らなかった。
開城の「平壌FM放送」。8時に局名をアナウンスしている。
ホテルに着いて夕食までに少し時間があったので、部屋で時間を潰した。まずやったことは、「アリラン」テレビに電源を入れ、どのような放送が見られるのか確認した。確認できたのは、「朝鮮中央TV」と「万寿台TV」だった。前者はいつも見ているので特に珍しい気はしなかったが、「万寿台TV」の方は意識してみるのは初めてだった。この日の「万寿台TV」では、科学技術に関する番組を放送していたと思う(「万寿台TV」については後述)。その他にNHKを含む海外の番組を見ることができたが、これらはパス。
しばらく、テレビを見ていたら、スマホでFM放送が受信できることを思い出した。早速、受信してみると、とりあえず2局受信することができた(ワイドスキャンはしていない)。受信できた周波数は89.1MHzと91.1MHzで、同じ内容の放送をしていた。受信状態は、91.1MHzの方が良かった。帰宅後調べてみると、100MHz以上にもFM局があるようなのだが、100MHz台には何もなかったような気がする。
FM放送では音楽を連続して流しており、あまりアナウンスはなかった。長時間、受信していたわけではないのでよく分からないが、中波や短波で放送している「平壌放送」や「朝鮮中央放送」とは内容が異なるようだ。
「集団体操と芸術公演」後、案内員同志とホテルのロビーのコーヒー店で大同江ビールを飲み、11時半頃、部屋に戻ったのだが、寝る前に再びFM放送を聞いてみた。録音しながら聞いていたのだが、局IDアナウンスと時報を聞くことができた。やはりFMだけあって、音質がとても良い。
また、開城でもFM放送を受信してみた。というのも、10日の開城は大雨で、部屋に設置されていたテレビでは放送を見ることができなかった。売店では販売員同志が「朝鮮中央TV」を非常に良い受信状態で見ていたのだが、どうやらマンバンを使って見ていたようだ。開城で宿泊した「開城民俗旅館」の案内員同志に聞いたところ、大雨の影響でテレビ放送が中断しているとのことだった。
そんなこともあり、何もやることがないので、FMを聞いたわけだが、この日は雨の影響でFM放送が止まっていたのか、朝鮮の放送は何も聞こえなかった。しかし、スキャンしていると2カ所ほどでスキャンが止まった。聞こえてきたのは「思想文化的」によろしくない「南朝鮮」の放送だった。94.7MHzと106.9MHzでそれぞれ異なる放送が聞こえたが、世界の放送局の周波数が出ているWRTHは研究室に置いてあり、それらがどの放送局だったのかは確認できない。2つの局とも、女性DJがアナウンスをしながらポップスを流していた。内容からして、朝鮮向けの謀略放送ではなく、韓国向けの放送が受信できてしまうということのようだった。朝鮮も短波帯とは異なり、ジャミングはかけていなかった。
翌朝はすっきりと晴れ上がり、朝食までの時間帯、再びFMラジオを聞いていた。この日は、朝鮮の放送が92.5MHzではっきりと聞こえ、「平壌FM放送」とアナウンスしていた。朝鮮には「平壌放送」のFM放送と「平壌FM放送」という2系統の放送があるようだが、局名が異なるのみで放送内容が同じなのかどうかについては確認に至らなかった。
開城の「平壌FM放送」。8時に局名をアナウンスしている。