トランプがツイート:「世紀的瞬間」を、日本は (2019年7月3日)
3日、トランプが「世紀的瞬間」の写真をツイートした。ホワイトハウスの顧問は、「トランプ大統領はノーベル平和賞への道を歩んでいる」と(『聯合ニュースTV』、「백악관 고문 “트럼프, 노벨상 타는 길 간 것”」、http://www.yonhapnewstv.co.kr/MYH20190703001300038/)。どこぞの国の首相は、朝鮮半島での出来事についてあまり口にしたくないどころか、対韓経済制裁で国民の目を「徴用工問題」に向けさせたいようだが、「日本国民を代表して」ノーベル平和賞推薦はまたするのだろうか。

Source: Twitter, 2019/07/03 0745JST
北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和体制構築は、選挙の時毎に宣伝に使って来た「国民の生命と財産を守る」ことに直結する問題である。結果は出るまで分からないせよ、6月30日を境に、その流れが見えてきたことは明白である。「国民の生命と財産を守る」政権であるならば、それをもっと評価しても良いのではないだろうか。
「徴用工問題」は日本のプライドという視点からは重要であろう。しかし、これは日韓間で長く続いてきた、もしかすると永遠の課題である「歴史問題」の一つである。そして、「国民の生命と財産」に直接的に関わる問題ではない。制裁発動は参院選用に予定されていたものだったのかもしれないが、6月30日の「事変」を見て、発動を延期することもできたはずだ。もちろん、2つは個別の問題ではあるが、タイミング的に悪すぎる。北朝鮮に「朝鮮半島で暖かい風が吹いている時、島国野郎が狭小で卑怯な性格を再び示した」と罵られそうな気がしてならない。
その系でついでに書いておけば、「レーダー照射問題」の解決の仕方は見事だったと思う。あの問題はどのみち平行線をたどるだけの問題であり、「国民の生命と財産を守る」ためには自衛隊と韓国軍の協調体制は必須なのだから、長引かせても良いことはない。岩屋防衛大臣の独断だったのか、官邸からの指示があったからなのかは分からないが、「棚上げ」で問題を終息させるやりかたは正解だった。そして、それをやっておきながら、自民党内や官邸から岩屋防衛大臣を「批判」する声を出させたのが、「茶番」であったとするならば、これぞ名演技だったことは間違いない。

Source: Twitter, 2019/07/03 0745JST
北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和体制構築は、選挙の時毎に宣伝に使って来た「国民の生命と財産を守る」ことに直結する問題である。結果は出るまで分からないせよ、6月30日を境に、その流れが見えてきたことは明白である。「国民の生命と財産を守る」政権であるならば、それをもっと評価しても良いのではないだろうか。
「徴用工問題」は日本のプライドという視点からは重要であろう。しかし、これは日韓間で長く続いてきた、もしかすると永遠の課題である「歴史問題」の一つである。そして、「国民の生命と財産」に直接的に関わる問題ではない。制裁発動は参院選用に予定されていたものだったのかもしれないが、6月30日の「事変」を見て、発動を延期することもできたはずだ。もちろん、2つは個別の問題ではあるが、タイミング的に悪すぎる。北朝鮮に「朝鮮半島で暖かい風が吹いている時、島国野郎が狭小で卑怯な性格を再び示した」と罵られそうな気がしてならない。
その系でついでに書いておけば、「レーダー照射問題」の解決の仕方は見事だったと思う。あの問題はどのみち平行線をたどるだけの問題であり、「国民の生命と財産を守る」ためには自衛隊と韓国軍の協調体制は必須なのだから、長引かせても良いことはない。岩屋防衛大臣の独断だったのか、官邸からの指示があったからなのかは分からないが、「棚上げ」で問題を終息させるやりかたは正解だった。そして、それをやっておきながら、自民党内や官邸から岩屋防衛大臣を「批判」する声を出させたのが、「茶番」であったとするならば、これぞ名演技だったことは間違いない。