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    大集団体操と芸術公演「不敗の社会主義」、今夜放送 (2019年6月22日 「朝鮮中央TV」)

    22日、17時20分の番組予告で、「不敗の社会主義」を「録画実況」で22日夜21時過ぎから放送すると予告。「我々の国旗」の演奏が楽しみ。

    これまで、「大集団体操」の動画は色々見たが、今回は異例だと思う。文在寅が演説をした公演と比べものにならないほどのできである。というのも、踊りと体操だけではなく、音楽公演を入れていたところが大きい。楽団の構成は、功勲国家、三池淵、国立交響楽団で、北朝鮮の一流大規模楽団が網羅されている。

    大集団体操のBGMも録音音源ではなく、基本的に楽団演奏だったように聞こえた。中国楽曲についてはあまりコメントできないが、「我々の国旗」はこれまでの演奏以上にパワーアップされていた。習近平がいたこともあり、中国楽曲の連曲が続いて、喜んでいた中国人民を「朝鮮中央TV」は映していたが、「我々の国旗」では朝鮮人民が一気に盛り上がっていた様子がよく分かった。目的としては、習近平を喜ばすことが重要だったのだが、やはり最後は「元帥様」(しかもニコニコ顔の)で締めていたところも良かった。

    習近平への気遣いとしては、朝鮮戦争の「戦略的後退期」を演じる部分で、朝鮮人民がとても苦しそうなシーンが見られた。そこに、中国人民支援軍が突撃してきて戦局を変える様子がはっきりと分かった。「戦略的後退時期」と中国人民支援軍の北朝鮮での扱いは、共に戦う同志であり、「助けてもらった」ということは表に出さないのが通常であるが、今回は見ていてそれがかなりはっきり分かる形になっていた。

    一方で、「抗米援朝」という文字は出たものの、米国を刺激するような映像や文言はほとんど使われなかった。この辺り、今の朝鮮が置かれた立場がよく分かる構成だった。

    習近平の気遣いはさらに、フィナーレの部分で中国の他民族の衣装を着させた役者を使っていた点である。習近平は民族問題で苦労しているのは明らかなのだが、それを覆い隠すように、まるで全人代のようにあのような着衣を使ったのは習近平への配慮だろう。習近平も嬉しそうな顔をしていた。

    人民軍が登場するシーンでは、本来は米国が「火星-15」に搭載された核弾頭で海に沈むような勇ましい映像を使いたかったのだろうが、人民軍の勇敢さを見せる武闘になっていた。習近平、「またやってるのか」という表情だったが、まあ、あそこで核・ミサイルを見せられたら苦しい立場になっていたであろう。

    今、YouTubeにアップロードする準備をしているので、字幕なしで今夜か明日の朝にはアップロードしておきたいと思う。


    Source: KCTV, 2019/06/22

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    No title

    今回の公演で久しぶりに「モランボン」出身のチョ・グキャン(조국향) が出演しました。新年の年越しコンサート以来の出演です。
    男声合唱メドレーの後、女性歌手達による最初の中国楽曲メドレーで黄色のドレスを着て出てくるのがチョ・グキャンなのですが、「モランボン」の時のショートヘアから長髪に様変わりしていたので驚きました。

    それと中国楽曲の『祝你平安』(朝鮮語名:안녕하시라) という曲はとても良かったです。歌詞を見る限りラブバラードのようですが(この楽曲についてはhttp://chinesesong.blog.jp/archives/35270197.htmlに概要が載っています)。編曲は北朝鮮の作曲家が担当したと思いますが、それでも今までの北朝鮮楽曲にない、J-POPのような音色構成になっていたのは興味深いです。

    今回の公演を通して北朝鮮楽曲における作曲の幅が少しでも広がればと思います。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「朝鮮中央TV」ワッチャー

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

          dprknow

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