「科学映画 奇跡の素材グラフェン」:新スタイルの「科学映画」、学生を起用、黒鉛を活用し「明るい未来」 (2019年5月29日 「朝鮮中央TV」)
29日、「朝鮮中央TV」で「科学映画、奇跡の素材グラフェン」が放送された。「科学映画」は、これまでも何編か紹介してきた。
「<科学映画>C1化学工業と人民生活」
Source: KCTV, 2017/09/15
例えば上の「科学映画」を見れば分かるように、ナレーションを使って科学技術を紹介する、いわば講義型の番組だった。
ところが、29日に放送された2019年制作の新しい「科学映画」では、これまでとは全く異なり、男女のキャスターが、科学者にインタビューをしつつ、3D映像を豊富に使いながら新技術を説明する手法を採っている。また、過去の「科学映画」は、「朝鮮記録科学映画撮影所」が制作していたが、この日に放送された「科学映画」は、「平壌演劇映画総合大学青少年映画創作団」が制作している。
何よりもこの「科学映画」で目を引いたのは、北朝鮮としては何とも軟弱で、どちらかというと韓国の若い男性風のカワイイ男性キャスターが出ている点である。放送員のようにしゃべりもうまくはないのだが、「朝鮮中央TV」の番組としてはとても新鮮な感じがした。こんなキャスターをいつ採用したのかと思って見ていたら、男性は「映画俳優学科3年生」、女性は「映画俳優学科4年生」とのクレジットが最後に出てきた。プロの「放送員」ではなく、学生を使ったということだ。学生をドキュメンタリー番組の中で使った例は、以前紹介した「東海の名勝を訪ねて」シリーズで案内役を務めたカン・イルシムの例があるが、プロの俳優になったカンのように、この2人も卒業後はプロの放送員か俳優になっていくのであろう。
字幕を付けながら、グラフェンなる炭素素材についてずいぶん勉強になった。何よりも「北朝鮮に無尽蔵の黒鉛」を使って生産できるという点は、北朝鮮の「明るい未来」に繋がる話である。
Source: KCTV, 2019/05/29
「<科学映画>C1化学工業と人民生活」
Source: KCTV, 2017/09/15
例えば上の「科学映画」を見れば分かるように、ナレーションを使って科学技術を紹介する、いわば講義型の番組だった。
ところが、29日に放送された2019年制作の新しい「科学映画」では、これまでとは全く異なり、男女のキャスターが、科学者にインタビューをしつつ、3D映像を豊富に使いながら新技術を説明する手法を採っている。また、過去の「科学映画」は、「朝鮮記録科学映画撮影所」が制作していたが、この日に放送された「科学映画」は、「平壌演劇映画総合大学青少年映画創作団」が制作している。
何よりもこの「科学映画」で目を引いたのは、北朝鮮としては何とも軟弱で、どちらかというと韓国の若い男性風のカワイイ男性キャスターが出ている点である。放送員のようにしゃべりもうまくはないのだが、「朝鮮中央TV」の番組としてはとても新鮮な感じがした。こんなキャスターをいつ採用したのかと思って見ていたら、男性は「映画俳優学科3年生」、女性は「映画俳優学科4年生」とのクレジットが最後に出てきた。プロの「放送員」ではなく、学生を使ったということだ。学生をドキュメンタリー番組の中で使った例は、以前紹介した「東海の名勝を訪ねて」シリーズで案内役を務めたカン・イルシムの例があるが、プロの俳優になったカンのように、この2人も卒業後はプロの放送員か俳優になっていくのであろう。
字幕を付けながら、グラフェンなる炭素素材についてずいぶん勉強になった。何よりも「北朝鮮に無尽蔵の黒鉛」を使って生産できるという点は、北朝鮮の「明るい未来」に繋がる話である。
Source: KCTV, 2019/05/29