「滅私服務」:新しいスタイルの宣伝番組 (2019年5月3日 「朝鮮中央TV」)
3日、「朝鮮中央TV」で放送された「滅私服務」。ドキュメンタリー番組のような映像、音楽、構成になっているが、党幹部の「滅私服務」精神を鼓舞し、それを導く「最高領導者同志」の偉大さを宣伝する番組になっている。
「朝鮮記録映画」とは全く違うタッチで作られた番組で、映像の使い方や音楽の使い方も斬新である。朝鮮の楽曲だけではなく、西側の楽曲(とはいえ、クラシック系であるが)をBGMとして使っている。
また、朝鮮のきれいな部分だけではなく、典型的(であろう)農家内部、橋がないので川の中を自転車を押して歩く姿、「教化」対象になった罪人が働く炭鉱と恩赦の対象となった罪人などが登場している。また、「人民服務」に反する党幹部の「汚職と官僚主義」に対する「元帥様」の「2月闘争」に関しても大学教員が解説している。
女子力も活用されており、若い女性、大学生、高麗航空客室服務員、平壌保安部女性隊員などの映像を上手に使っている。
色々と興味深いシーンはあるのだが、横断歩道で女性警察官が車を止めて子供達に横断歩道を渡らせるシーンなど、金持ちや党幹部が歩行者無視で走っている状況に対する否定的な見解を示し、またそれが無視できなくなったほど北朝鮮(平壌)で乗用車の数が増えたことを示しているのであろう。
これは、8日に再放送された映像を使っている。日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2019/05/03
「朝鮮記録映画」とは全く違うタッチで作られた番組で、映像の使い方や音楽の使い方も斬新である。朝鮮の楽曲だけではなく、西側の楽曲(とはいえ、クラシック系であるが)をBGMとして使っている。
また、朝鮮のきれいな部分だけではなく、典型的(であろう)農家内部、橋がないので川の中を自転車を押して歩く姿、「教化」対象になった罪人が働く炭鉱と恩赦の対象となった罪人などが登場している。また、「人民服務」に反する党幹部の「汚職と官僚主義」に対する「元帥様」の「2月闘争」に関しても大学教員が解説している。
女子力も活用されており、若い女性、大学生、高麗航空客室服務員、平壌保安部女性隊員などの映像を上手に使っている。
色々と興味深いシーンはあるのだが、横断歩道で女性警察官が車を止めて子供達に横断歩道を渡らせるシーンなど、金持ちや党幹部が歩行者無視で走っている状況に対する否定的な見解を示し、またそれが無視できなくなったほど北朝鮮(平壌)で乗用車の数が増えたことを示しているのであろう。
これは、8日に再放送された映像を使っている。日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2019/05/03