春のモランボン (2019年4月30日 「朝鮮の今日」)
30日、「朝鮮の今日」にアップロードされた動画。「朝鮮中央TV」のインターミッションで使われる映像のように、BGMと植物だけを見せている。
拙ブログでは、「モランボン楽団」、「モランボン電子楽団」について多く記事を書いてきたが、思えば、そもそも「モランボン」がどこのあるのかよく分かっていなかった。「モランボン区域」というのがあるので、その辺りにあるのだろうという程度に思っていたのだが、正確な場所は分からなかった。
早速、朝鮮の『百科全書』で調べてみた。uriminzokkiriの『朝鮮語大辞典』でも調べたが、さすがに『百科全書』は詳しい。
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モランボン:
平壌市のモランボン区域東部の大同江岸にある名山。昔から、その景色が美しく、有名な天下第一の山として知られてきたこの山を元来は錦繍山と言っていたが、山の形がまるでボタンの花のようなので、モランボン(牡丹峰)と呼ぶようになった。南北に広がる山の最も高い部分は最昇台(96m)である。東側は、大同江側が崖になっており、ここに大同江の浸食作用で岩の絶壁をなす景色の良いチョンリュ(清流?)壁がある。そして、その向かいに大同江を挟んでほぼ南北方向にルンラ島が長く伸びている。南側には、比較的深いキョンサン谷があり、西の谷は広々としている。
『百科全書』(第2巻、科学・百科事典出版社、平壌、1983)
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uriminzokkiriの『朝鮮語大辞典』では、最高地点が「95m」とされているので、その間に修正されたのであろう。
Google Earthで「モランボン」を見たのが、下の写真である。最高地点を調べてみたが、Google Earthでは81mより高い地点を見つけることができなかった。

Source: Google Earth
春のモランボン
Source: 「朝鮮の今日」、2019/04/30
拙ブログでは、「モランボン楽団」、「モランボン電子楽団」について多く記事を書いてきたが、思えば、そもそも「モランボン」がどこのあるのかよく分かっていなかった。「モランボン区域」というのがあるので、その辺りにあるのだろうという程度に思っていたのだが、正確な場所は分からなかった。
早速、朝鮮の『百科全書』で調べてみた。uriminzokkiriの『朝鮮語大辞典』でも調べたが、さすがに『百科全書』は詳しい。
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モランボン:
平壌市のモランボン区域東部の大同江岸にある名山。昔から、その景色が美しく、有名な天下第一の山として知られてきたこの山を元来は錦繍山と言っていたが、山の形がまるでボタンの花のようなので、モランボン(牡丹峰)と呼ぶようになった。南北に広がる山の最も高い部分は最昇台(96m)である。東側は、大同江側が崖になっており、ここに大同江の浸食作用で岩の絶壁をなす景色の良いチョンリュ(清流?)壁がある。そして、その向かいに大同江を挟んでほぼ南北方向にルンラ島が長く伸びている。南側には、比較的深いキョンサン谷があり、西の谷は広々としている。
『百科全書』(第2巻、科学・百科事典出版社、平壌、1983)
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uriminzokkiriの『朝鮮語大辞典』では、最高地点が「95m」とされているので、その間に修正されたのであろう。
Google Earthで「モランボン」を見たのが、下の写真である。最高地点を調べてみたが、Google Earthでは81mより高い地点を見つけることができなかった。

Source: Google Earth
春のモランボン
Source: 「朝鮮の今日」、2019/04/30