ボルトン、ベトナム会談について語る:トランプが「ビッグ・ディール」の紙を手渡す、米国内政治、「第1副部長同志」が参席しなかった理由は (2019年3月3日 「FOX NEWS」)
3日、FOX NEWSのインタビュー番組にボルトンが出演し、ベトナム朝米会談について語った。以下。
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ボルトン:首脳会談は失敗ではなかった。大統領の責任は、米国の権益と安全を守り、促進させることであり、悪い取引を拒否することで、彼はそれを行った。そして、大統領は金正恩に北朝鮮を大きく変えるようなビッグ・ディールを提案した。大統領は、「時として立ち去らなければならない」と言ったが、金正恩と交渉することにおいて、これは北朝鮮と世界の国々にとって重要な点である。大統領は、北朝鮮とも、他の誰とも取引を渇望しているわけではない。あるのは、米国の利益だけだ。
ボルトン:北朝鮮が首脳会談で何を提案してくるのか、何に執着するのかは、交渉してみなければ分からない。北朝鮮が核計画のどの部分を放棄し、米国がそれに対してどのような制裁解除をするのかという、過去の政権が取り憑かれていた問題を専門家が議論している点だ。我々が議論しているのは、共通した尺度がない非整合性の問題と、北朝鮮が過去、非核化の約束をし、彼らの生命線である経済的利益を得た上で再び核計画を開始するということを彼らがやって来たという点である。トランプ大統領は、トランプ政権ではそうした過ちをしないし、させないと言っている。
ボルトン:トランプ大統領は最初から、北朝鮮が非核化という戦略的決断をすれば、とても明るい未来があると言っている。大統領はシンガポールで対話のドアーを開けたが、北朝鮮は入ってこなかった。そして、大統領はハノイでも再び扉を開けたが、北朝鮮は入ってこなかった。大統領は、再びドアーを開ける準備ができている。、いつなのかは分からないが第3回朝米首脳会談は開催され、北朝鮮との問題を伝統的な外交により解決して行くであろう。過去の3つの政権は、伝統的外交でこの問題を解決するのに失敗したのだが。
ボルトン:8ヶ月で、大統領は24年間続いた北朝鮮核開発を止めることができた。これは、失敗ではない。
ボルトン:我々は北朝鮮に対して劣勢になっているとは思わない。実際、我々は最大の圧迫で北朝鮮に強い経済的圧迫を与えており、強い立場にあるし、それこそが朝米交渉をここにまで至らせたのである。最大の圧迫は続けられるだろうし、それは金正恩にインパクトを与えるであろう。
ボルトン:大統領は時間を掛けて解決すると言っているが、北朝鮮を核保有国と認めてはいない。トランプ政権の目標は、北朝鮮の非核化である。現時点で、経済制裁が継続されており、梃子は米側にある。もちろん、時間は核拡散国側に有利に作用する。しかし、我々の今の判断では、北朝鮮に対する経済制裁が効いており、時は我々に有利である。
ボルトン:交渉は「決裂」ではない。交渉は良い言葉で終わったし、それが大統領が望んでいたことの一つであろう。
ボルトン:大統領は、金正恩に会談で進展があったと思うと強調し、交渉は依然として可能であると言った。北朝鮮は、彼らの提案を我々が呑まなかったことに失望しているかも知れない。しかし、それが大都市(世界)では普通のことである。
ボルトン:大統領がビッグ・ディール、つまり非核化しろ、決断しろ、核と生化学兵器、弾道ミサイルを放棄しろと言い続けており、大統領は金正恩に英語と朝鮮語で我々の希望が書かれた2枚の紙を手渡した。そして、その要求と交換に北朝鮮は、大統領の不動産ビジネスの経験からして非常に立地の良い土地を手に入れ、並外れた経済的未来を獲得できると言った。しかし、金正恩は立ち去った。
ボルトン:ウォムビアの死について大統領は、公開の席でも私的な席でも、卑劣で残酷だと言っている。大統領は、ハノイでもそれをはっきりと言っている。
ボルトン:我々が伝えようとしたことは、金正恩との交渉をしている状況で両方を持ち出すことが困難だったということだ。北朝鮮に対して、ウォムビアの死に対する責任の所在を明確にさせるのは、あの時点で北朝鮮にとっての利益ではなかった。それは、朝米関係を改善を遠くさせることになっていたであろう。
ボルトン:大統領は、ウォムビアの死について現実を受け入れないと言っているわけではない。大統領は、金正恩が言ったことを受け入れると言っているだけだ。それが、米国に完全な説明をしろと言ったときに金正恩が言ったことだ。
(サウジアラビア問題関連部分は省略)
Source: FOX NEWS, 2019/03/03
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「ビッグ・ディール」はボルトンが手渡したと報道されているが、ボルトンは「彼が」、つまりトランプが手渡したと言っている。もしかすると、米国の国内政治状況との関連から、現地で北朝鮮が到底受け入れられないような「ビッグ・ディール」を作成し、会談を敢えて決裂させたのではないだろうか。
さらに、憶測を進めれば、北朝鮮もこのような結果を2日、昼頃から予測、場合によっては通達されていたのではないだろうか。というのは、北朝鮮側の椅子が1つ余っていた。本来、あの空席には「第1副部長同志」が座り、交渉妥結へと導いた「白頭の血統」を飾ることになっていたのだが、それが不透明、あるいは決裂が確実になり、「第1副部長同志」を座らせるのを止めたのかもしれない。
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ボルトン:首脳会談は失敗ではなかった。大統領の責任は、米国の権益と安全を守り、促進させることであり、悪い取引を拒否することで、彼はそれを行った。そして、大統領は金正恩に北朝鮮を大きく変えるようなビッグ・ディールを提案した。大統領は、「時として立ち去らなければならない」と言ったが、金正恩と交渉することにおいて、これは北朝鮮と世界の国々にとって重要な点である。大統領は、北朝鮮とも、他の誰とも取引を渇望しているわけではない。あるのは、米国の利益だけだ。
ボルトン:北朝鮮が首脳会談で何を提案してくるのか、何に執着するのかは、交渉してみなければ分からない。北朝鮮が核計画のどの部分を放棄し、米国がそれに対してどのような制裁解除をするのかという、過去の政権が取り憑かれていた問題を専門家が議論している点だ。我々が議論しているのは、共通した尺度がない非整合性の問題と、北朝鮮が過去、非核化の約束をし、彼らの生命線である経済的利益を得た上で再び核計画を開始するということを彼らがやって来たという点である。トランプ大統領は、トランプ政権ではそうした過ちをしないし、させないと言っている。
ボルトン:トランプ大統領は最初から、北朝鮮が非核化という戦略的決断をすれば、とても明るい未来があると言っている。大統領はシンガポールで対話のドアーを開けたが、北朝鮮は入ってこなかった。そして、大統領はハノイでも再び扉を開けたが、北朝鮮は入ってこなかった。大統領は、再びドアーを開ける準備ができている。、いつなのかは分からないが第3回朝米首脳会談は開催され、北朝鮮との問題を伝統的な外交により解決して行くであろう。過去の3つの政権は、伝統的外交でこの問題を解決するのに失敗したのだが。
ボルトン:8ヶ月で、大統領は24年間続いた北朝鮮核開発を止めることができた。これは、失敗ではない。
ボルトン:我々は北朝鮮に対して劣勢になっているとは思わない。実際、我々は最大の圧迫で北朝鮮に強い経済的圧迫を与えており、強い立場にあるし、それこそが朝米交渉をここにまで至らせたのである。最大の圧迫は続けられるだろうし、それは金正恩にインパクトを与えるであろう。
ボルトン:大統領は時間を掛けて解決すると言っているが、北朝鮮を核保有国と認めてはいない。トランプ政権の目標は、北朝鮮の非核化である。現時点で、経済制裁が継続されており、梃子は米側にある。もちろん、時間は核拡散国側に有利に作用する。しかし、我々の今の判断では、北朝鮮に対する経済制裁が効いており、時は我々に有利である。
ボルトン:交渉は「決裂」ではない。交渉は良い言葉で終わったし、それが大統領が望んでいたことの一つであろう。
ボルトン:大統領は、金正恩に会談で進展があったと思うと強調し、交渉は依然として可能であると言った。北朝鮮は、彼らの提案を我々が呑まなかったことに失望しているかも知れない。しかし、それが大都市(世界)では普通のことである。
ボルトン:大統領がビッグ・ディール、つまり非核化しろ、決断しろ、核と生化学兵器、弾道ミサイルを放棄しろと言い続けており、大統領は金正恩に英語と朝鮮語で我々の希望が書かれた2枚の紙を手渡した。そして、その要求と交換に北朝鮮は、大統領の不動産ビジネスの経験からして非常に立地の良い土地を手に入れ、並外れた経済的未来を獲得できると言った。しかし、金正恩は立ち去った。
ボルトン:ウォムビアの死について大統領は、公開の席でも私的な席でも、卑劣で残酷だと言っている。大統領は、ハノイでもそれをはっきりと言っている。
ボルトン:我々が伝えようとしたことは、金正恩との交渉をしている状況で両方を持ち出すことが困難だったということだ。北朝鮮に対して、ウォムビアの死に対する責任の所在を明確にさせるのは、あの時点で北朝鮮にとっての利益ではなかった。それは、朝米関係を改善を遠くさせることになっていたであろう。
ボルトン:大統領は、ウォムビアの死について現実を受け入れないと言っているわけではない。大統領は、金正恩が言ったことを受け入れると言っているだけだ。それが、米国に完全な説明をしろと言ったときに金正恩が言ったことだ。
(サウジアラビア問題関連部分は省略)
Source: FOX NEWS, 2019/03/03
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「ビッグ・ディール」はボルトンが手渡したと報道されているが、ボルトンは「彼が」、つまりトランプが手渡したと言っている。もしかすると、米国の国内政治状況との関連から、現地で北朝鮮が到底受け入れられないような「ビッグ・ディール」を作成し、会談を敢えて決裂させたのではないだろうか。
さらに、憶測を進めれば、北朝鮮もこのような結果を2日、昼頃から予測、場合によっては通達されていたのではないだろうか。というのは、北朝鮮側の椅子が1つ余っていた。本来、あの空席には「第1副部長同志」が座り、交渉妥結へと導いた「白頭の血統」を飾ることになっていたのだが、それが不透明、あるいは決裂が確実になり、「第1副部長同志」を座らせるのを止めたのかもしれない。