「金正恩同志、朝鮮人民軍の全ての大連合部隊、連合部隊長と共に慶祝公演を観覧された」:李ミョンスが「朝鮮人民軍最高司令部第1副司令官」と、「功勲国家合唱団」に平服の歌手、「元帥様」と「女史」は長椅子で観覧、曲目がおとなしい、<追記>「元帥様」が「我々の国旗」を一緒に歌う 、「革命武力はその領導だけを支える」もミサイル消える(2019年2月9日 「労働新聞」)
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2019/02/09
9日、『労働新聞』が「元帥様」が「(朝鮮人民軍創建71周年)慶祝公演を観覧した」と伝えた。
その中で、李ミョンスを「朝鮮人民軍最高司令部第1副司令官」と紹介している。ざっと検索した限りでは、「人民軍最高司令部第1副司令官」という職責は初めて登場したようだ。李ミョンスは2018年4月に開催された「朝鮮労働党第7期第3回全員会議」で居眠りをして粛清されたと韓国メディアが報じていた。ところが、今回、「第1副司令官」という「最高司令官」=「元帥様」に次ぐと思われる人民軍の序列として登場している。
左側の柱の横の禿げた人物が李ミョンス。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
「朝鮮人民軍創建71周年」関連行事ではあるが、このタイミングで李ミョンスを登場させているのは、「居眠りをしただけで粛清」という恐怖政治のイメージを払拭する狙いがあるのではないかと思われる。
「功勲国家合唱団」の公演と書かれているが、所属楽団が異なると思われる歌手が登場している。「功勲国家合唱団」の歌手は、女性であれ男性であれ軍服で登場するのが前例であった。その前例が変更されたのか、あるいは別の楽団の歌手として登場しているのかは不明。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
また、「元帥様」と「李雪主同志」が、長いすに座っているのも今回が初めてだろうか。いつもは、独立した一人がけの肘掛け付きの椅子に座っている。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
そして「元帥様」は、お気に入りの「我々の国旗」をアンコールしたと。
*******
敬愛する最高領導者同志のアンコールで、女性3重唱と男声合唱「我々の国旗」が党中央委員か副部長であり人民芸術家のチャン・リョンシク同志の指揮で再び演奏されると、場内は無限の激動と興奮に包まれ、公演はクライマックスに至った。
경애하는 최고령도자동지의 재청에 의하여 녀성3중창과 남성합창 《우리의 국기》가 당중앙위원회 부부장이며 인민예술가인 장룡식동지의 지휘속에 다시 연주되자 장내는 무한한 격동과 흥분에 휩싸였으며 공연은 최절정을 이루었다.
********
「人民軍創建71周年慶祝公演」にもかかわらず、演奏した曲目はおとなしい。
管弦楽「輝く祖国」、男性重唱と男声合唱「最高司令官同志の健康を願う」、男性独唱と男声合唱「金日成元帥様に捧げる歌」、無伴奏合唱「私が守る祖国」、男性独唱と男声合唱「将軍様の近くには兵士が生きている」、男性独唱「祖国と私」、男性5重唱と男声合唱「戦士の道」、管弦楽と男声合唱「忠情の一途へと進もう」、管弦楽と男声合唱「雪が降る」、歌のメドレー「社会主義を守ろう」、女性独唱とコーラス「ああ、慈愛深い父」、女性独唱「党よ、私の母よ」、「いつもその方のそばで」、女性3重唱と男声合唱「我々の国旗」、男性独唱と男声合唱「我々の銃槍の上に平和がある」、管弦楽「栄光を捧げよう、我々の党に」、管弦楽と男声合唱「永遠に一途を進もう」
관현악 《빛나는 조국》으로 시작된 공연무대에는 남성중창과 남성합창 《최고사령관동지 건강을 축원함》, 남성독창과 남성합창 《김일성원수께 드리는 노래》, 무반주합창 《내가 지켜선 조국》, 남성독창과 남성합창 《장군님 가까이엔 병사가 산다네》, 남성독창 《조국과 나》, 남성5중창과 남성합창 《전사의 길》, 관현악과 남성합창 《충성의 한길로 가고가리라》, 관현악과 남성합창 《눈이 내린다》, 노래련곡 《사회주의 지키세》, 녀성독창과 방창 《아 자애로운 어버이》, 녀성독창 《당이여 나의 어머니시여》, 《언제나 그이곁에》, 녀성3중창과 남성합창 《우리의 국기》, 남성독창과 남성합창 《우리의 총창우에 평화가 있다》, 관현악 《영광을 드리자 위대한 우리 당에》, 관현악과 남성합창 《영원히 한길을 가리라》 등 다채로운 종목들이 올랐다.
「我々の銃槍の上に平和がある」が一番勇ましい曲であろうか。まさに、現時点の北朝鮮は「我々の銃槍」=核・ミサイルで平和の入口へと到達している。2017年までこの歌が意味したことは「戦争抑止力」であったが、現時点では「平和への転換」へ変わっていることに注目しなければならない。もちろん、それが本当に平和に繋がっていくのか、後戻りするのかは、2月末の第2回朝米会談がまず最初の大きな関門となる。
「死を米帝侵略者共に」を再び聞かないことを願うばかりだ。
ともあれ、旧正月公演とこの公演、「朝鮮中央TV」で放送してくれないものだろうか。
<追記:2019/02/91 1515>
「元帥様」の人民軍創建71周年関連「革命活動」、なんと動画で放送中。アンコールリクエストをした「我々の国旗」を「李雪主同志」と「元帥様」一緒に歌う。大変お気に入りのご様子。追って、YouTubeにて。
<追記2: 2019/02/09 1550>
「革命活動報道」に続く音楽「革命武力はその領導だけを支える」の映像もやはり入れ替えられており、ミサイルが出てこないものになっている。
とりあえず、これが2016年2月8日に放送された古いバージョン。
Source: KCTV, 2019/02/08
<追記3: 2019/02/09 1600>
コメントで関連情報を頂いたまま返信ができていないが、これが新型のリムジンなのかどうか、詳しい方よろしく。

Source: KCTV, 2019/02/09
Source: KCTV, 2019/02/09
9日、『労働新聞』が「元帥様」が「(朝鮮人民軍創建71周年)慶祝公演を観覧した」と伝えた。
その中で、李ミョンスを「朝鮮人民軍最高司令部第1副司令官」と紹介している。ざっと検索した限りでは、「人民軍最高司令部第1副司令官」という職責は初めて登場したようだ。李ミョンスは2018年4月に開催された「朝鮮労働党第7期第3回全員会議」で居眠りをして粛清されたと韓国メディアが報じていた。ところが、今回、「第1副司令官」という「最高司令官」=「元帥様」に次ぐと思われる人民軍の序列として登場している。
左側の柱の横の禿げた人物が李ミョンス。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
「朝鮮人民軍創建71周年」関連行事ではあるが、このタイミングで李ミョンスを登場させているのは、「居眠りをしただけで粛清」という恐怖政治のイメージを払拭する狙いがあるのではないかと思われる。
「功勲国家合唱団」の公演と書かれているが、所属楽団が異なると思われる歌手が登場している。「功勲国家合唱団」の歌手は、女性であれ男性であれ軍服で登場するのが前例であった。その前例が変更されたのか、あるいは別の楽団の歌手として登場しているのかは不明。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
また、「元帥様」と「李雪主同志」が、長いすに座っているのも今回が初めてだろうか。いつもは、独立した一人がけの肘掛け付きの椅子に座っている。

Source: 『労働新聞』、2019/02/09
そして「元帥様」は、お気に入りの「我々の国旗」をアンコールしたと。
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敬愛する最高領導者同志のアンコールで、女性3重唱と男声合唱「我々の国旗」が党中央委員か副部長であり人民芸術家のチャン・リョンシク同志の指揮で再び演奏されると、場内は無限の激動と興奮に包まれ、公演はクライマックスに至った。
경애하는 최고령도자동지의 재청에 의하여 녀성3중창과 남성합창 《우리의 국기》가 당중앙위원회 부부장이며 인민예술가인 장룡식동지의 지휘속에 다시 연주되자 장내는 무한한 격동과 흥분에 휩싸였으며 공연은 최절정을 이루었다.
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「人民軍創建71周年慶祝公演」にもかかわらず、演奏した曲目はおとなしい。
管弦楽「輝く祖国」、男性重唱と男声合唱「最高司令官同志の健康を願う」、男性独唱と男声合唱「金日成元帥様に捧げる歌」、無伴奏合唱「私が守る祖国」、男性独唱と男声合唱「将軍様の近くには兵士が生きている」、男性独唱「祖国と私」、男性5重唱と男声合唱「戦士の道」、管弦楽と男声合唱「忠情の一途へと進もう」、管弦楽と男声合唱「雪が降る」、歌のメドレー「社会主義を守ろう」、女性独唱とコーラス「ああ、慈愛深い父」、女性独唱「党よ、私の母よ」、「いつもその方のそばで」、女性3重唱と男声合唱「我々の国旗」、男性独唱と男声合唱「我々の銃槍の上に平和がある」、管弦楽「栄光を捧げよう、我々の党に」、管弦楽と男声合唱「永遠に一途を進もう」
관현악 《빛나는 조국》으로 시작된 공연무대에는 남성중창과 남성합창 《최고사령관동지 건강을 축원함》, 남성독창과 남성합창 《김일성원수께 드리는 노래》, 무반주합창 《내가 지켜선 조국》, 남성독창과 남성합창 《장군님 가까이엔 병사가 산다네》, 남성독창 《조국과 나》, 남성5중창과 남성합창 《전사의 길》, 관현악과 남성합창 《충성의 한길로 가고가리라》, 관현악과 남성합창 《눈이 내린다》, 노래련곡 《사회주의 지키세》, 녀성독창과 방창 《아 자애로운 어버이》, 녀성독창 《당이여 나의 어머니시여》, 《언제나 그이곁에》, 녀성3중창과 남성합창 《우리의 국기》, 남성독창과 남성합창 《우리의 총창우에 평화가 있다》, 관현악 《영광을 드리자 위대한 우리 당에》, 관현악과 남성합창 《영원히 한길을 가리라》 등 다채로운 종목들이 올랐다.
「我々の銃槍の上に平和がある」が一番勇ましい曲であろうか。まさに、現時点の北朝鮮は「我々の銃槍」=核・ミサイルで平和の入口へと到達している。2017年までこの歌が意味したことは「戦争抑止力」であったが、現時点では「平和への転換」へ変わっていることに注目しなければならない。もちろん、それが本当に平和に繋がっていくのか、後戻りするのかは、2月末の第2回朝米会談がまず最初の大きな関門となる。
「死を米帝侵略者共に」を再び聞かないことを願うばかりだ。
ともあれ、旧正月公演とこの公演、「朝鮮中央TV」で放送してくれないものだろうか。
<追記:2019/02/91 1515>
「元帥様」の人民軍創建71周年関連「革命活動」、なんと動画で放送中。アンコールリクエストをした「我々の国旗」を「李雪主同志」と「元帥様」一緒に歌う。大変お気に入りのご様子。追って、YouTubeにて。
<追記2: 2019/02/09 1550>
「革命活動報道」に続く音楽「革命武力はその領導だけを支える」の映像もやはり入れ替えられており、ミサイルが出てこないものになっている。
とりあえず、これが2016年2月8日に放送された古いバージョン。
Source: KCTV, 2019/02/08
<追記3: 2019/02/09 1600>
コメントで関連情報を頂いたまま返信ができていないが、これが新型のリムジンなのかどうか、詳しい方よろしく。

Source: KCTV, 2019/02/09