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    文在寅、年頭演説より朝鮮半島関連部分 (2019年1月10日)

    10日、文在寅大統領が行った年頭演説より朝鮮半島関連部分は以下。

    *************
    昨年1年、国民が平和の道を開きました。我々は、朝鮮半島問題の主人となりました。力の論理に勝ち、我々自ら我々の運命を主導しました。我々が努力しながら平和をもたらすことができることを目前で経験し、確認しました。
    지난 일 년, 국민들께서 평화의 길을 열었습니다.
    우리는 한반도 문제의 주역이 되었습니다.
    힘의 논리를 이겨내고 우리 스스로 우리의 운명을 주도했습니다.
    우리가 노력하면 평화를 가져올 수 있다는 것을
    눈앞에서 경험하고 확인했습니다.

    朝鮮半島の平和の道は、今、この瞬間にも進行しており、今年、さらに速度を上げるでしょう。
    한반도 평화의 길은 지금 이 순간에도 진행되고 있고,
    올해 더욱 속도를 낼 것입니다.

    ファサルモリ高地の地雷除去作業中、13人の戦死者の遺骨が発見さたことが非常に喜ばしいです。我々は、遺骨と共に戦場に埋められていた和解の気持ちも発掘しました。4月から遺骨発掘作業に入り、多くの遺骨を発掘し、国家のすべきことができることになるでしょう。
    화살머리고지의 지뢰 제거작업 중
    열세 분, 전사자의 유해가 발견된 것이 매우 반갑습니다.
    우리는 유해와 함께
    전쟁터에 묻혔던 화해의 마음도 발굴해냈습니다.
    4월부터 유해발굴 작업에 들어가면 훨씬 많은 유해를 발굴하여
    국가의 도리를 할 수 있게 될 것입니다.

    遠からぬ時期に開催される第2回朝米首脳会談と金正恩委員長のソウル訪問は、朝鮮半島の平和を確固たるものにできる、また一つの転換点となるでしょう。朝鮮半島の非核化に対する約束が守られ、平和が完全に制度化されるときまで、緊張度を下げることはしません。
    머지않은 시기에 개최될 2차 북미정상회담과
    김정은 위원장의 서울답방은
    한반도 평화를 확고히 다질 수 있는 또 하나의 전환점이 될 것입니다.
    한반도 비핵화에 대한 약속이 지켜지고
    평화가 완전히 제도화될 때까지 긴장을 늦추지 않겠습니다.

    平和が、まさに経済です。良い生活をしようという気持ちは、我々も北朝鮮も全く同じです。南北鉄道、道路の連結は、我々の経済の新たな活路となるでしょう。
    평화가 곧 경제입니다.
    잘살고자 하는 마음은 우리나 북한이나 똑 같습니다.
    남북 철도, 도로 연결은 우리 경제의 새로운 활로가 될 것입니다.

    開城工団と金剛山観光は、南北全てに利益となります。北朝鮮の無条件、対価ない再開意志をとても歓迎します。こうして、開城工団と金剛山観光の再開のために、北朝鮮との間で解決しなければならない課題は、解決されたことになります。南は、課題である国際制裁問題の迅速な解決のために米国をはじめとした国際社会と協力していきます。
    개성공단과 금강산관광은 남북 모두에게 이익이 되었습니다.
    북한의 조건없고 대가없는 재개 의지를 매우 환영합니다.
    이로써 개성공단과 금강산관광의 재개를 위해
    북한과 사이에 풀어야할 과제는 해결된 셈입니다.
    남은 과제인 국제 제재문제의 조속한 해결을 위해
    미국을 비롯한 국제사회와 협력해 나가겠습니다.

    朝鮮半島の平和が北方と南方へと拡張されています。新北方政策を通して、東北アジアの経済、安保、共同体に向かって進みます。新南方政策を通して、貿易の多辺化を達成し、域内国家と「人中心の平和と繁栄の共同体」を作っていきます。
    한반도 평화가 북방과 남방으로 확장되고 있습니다.
    신북방정책을 통해 동북아 경제, 안보 공동체를 향해 나가겠습니다.
    신남방정책을 통해 무역의 다변화를 이루고
    역내 국가들과 ‘사람 중심의 평화와 번영의 공동체’를 만들어 가겠습니다.

    今年は、3.1独立運動、臨時政府樹立100年となる年です。過去100年、我々は植民地と独裁から抜け出し、国民主権の独立した民主共和国を達成し、今、平和で富強な国と分断の克服を夢見ています。我々は、今、その実現の最後の峠を越えています。
    올해는 3.1독립운동, 임시정부수립 100년이 되는 해입니다.
    지난 100년, 우리는 식민지와 독재에서 벗어나
    국민주권의 독립된 민주공화국을 이루었고
    이제 평화롭고 부강한 나라와 분단의 극복을 꿈꾸고 있습니다.
    우리는 지금 그 실현의 마지막 고비를 넘고 있습니다.

    今、遠からず朝鮮半島の恒久的平和と「共に良い生活をする革新的抱擁国家」が我々の前に到達するでしょう。
    이제 머지않아
    한반도의 항구적 평화와 ‘함께 잘사는 혁신적 포용국가’가
    우리 앞에 도달할 것입니다.

    +++++++++++++++
    記者会見での答弁。

    金正恩委員長の訪中は、第2回朝米会談が近づいた兆候。非核化、平和体制構築に中国が肯定的な役割。第2回朝米会談に肯定的に作用。朝米間の高位級会談のニュースに期待。金委員長のソウル訪問は重大事。金委員長が直接約束したことは実現するだろう。しかし、第2回朝米会談が先に行われれば、ソウル訪問は順調に行われるだろう。北では内部的に苦心しているだろうから、南は催促しない。第2回朝米会談の内容を基本として、南北会談を行える。シンガポール宣言に対する米国の措置が必要。第2回朝米会談で朝米間の違いが解消されることに期待。

    対北制裁の緩和は、北朝鮮の実質的な非核化措置を果敢に行う必要。北朝鮮がそれをやれば、対応措置が必要。それが第2回朝米会談で最も重要な課題となる。第2回朝米会談では、具体的な措置についてはっきりと合意することに期待。

    北朝鮮に核廃棄を説得するようにする。北朝鮮は措置が必要なことを知っているし、米国は相応措置が必要なことを知っている。長期間の不信が続いたので、相手に要求ばかりしている。第2回朝米会談が行われれば、この点について意見接近があったものと考えられのでは。


    米国で北朝鮮と長期間、敵対と不信の時期があり、北朝鮮と過去に合意があったが破綻した。その経験から北朝鮮に対する不信が大きい。非核化が米国が言うCVIDと異なるという意見が多い。金正恩(呼び捨て4回)は、各国の指導者に国際社会が言う完全な非核化と全く違いがないと明確に述べた。金正恩は、駐韓米軍と非核化、終戦宣言とは関係ないと認めている。平和体制ができても、駐韓米軍は韓米両国の問題であると金正恩は理解している。

    中国は朝鮮半島の非核化に肯定的な役割。

    今回の非核化過程は過去と異なる。過去は実務会談だったが、今回は首脳会談であり、合意の重さが異なる。申告と検証で失敗を過去は繰り返したが、今回は北朝鮮がミサイル発射の中止、核試験場廃棄、ミサイル発射場の廃棄をし、寧辺の核施設の廃棄にも言及した。ICBM,IRBMの廃棄、それらの生産ラインの廃棄があれば、核廃棄プロセスが進む。米国はそれに対して何をするのかを話し合うのが第2回朝米会談となろう。グアムや日本の米国核資産は、北朝鮮だけと繋がっているものではないので、撤去の可能性は高くない。

    前回、受け取った親書は特別。年内に訪問できなかったことに理解を求める。新年に頻繁に会うことを要請。公開については事前に北朝鮮に了解を得る。文大統領も親書を送ったが、内容は公開できない。

    平和協定には多者構造。多者構造が必要。終戦宣言は多者である必要がない。

    南北経済協力が、開城工団だとすれば、北朝鮮労働者の賃金もあるが、韓国側企業へも利益となった。国際制裁が緩和され、北朝鮮が開放されれば、中国をはじめとした国際資本が中国に流入するが、その際、韓国が出遅れないことが重要である。南北経済協力こそが、韓国経済に活力を与える機会となる。南北経済協力は韓国にとって準備された祝福。また、南北経済協力は地域経済協力にも繋がる。南北経済協力のための資金が塩漬けになっている。地方経済(ウルサン)も北朝鮮との協力で活性化する。国際制裁が解決すれば、速い速度で協力ができるよう調査研究をする必要がある。
    +++++++++++

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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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