マスゲームでの「元帥様」と文在寅演説 (2018年9月19日 「聯合ニュースTV」)
金正恩:
平壌市各階層人民が、今日、このように意義深い場に集まり、皆が一つになった姿、一つになった気持ちで文在寅大統領と南側代表団を温かく、そして熱烈に迎えて下さる姿を見ると、感激して溢れる喜びを全て表現することができません。
今日、私と文在寅大統領は、北南関係発展と平和繁栄の旅程で、また一つの里程標となる貴重な結実を作り出しました。
今日のこの貴重なもう一歩の前進のために平壌を訪問した文在寅大統領の粘り強い熱情と努力に心から感謝を表したいと思います。
平壌市民の皆さん、文在寅大統領に再び熱く、熱烈な拍手をお送り頂くようお願い申し上げます。
今日、文在寅大統領が、歴史的な平壌会談を記念し、平壌市民の皆様の前で直接、意義深いお言葉をお知らせします。
今日のこの瞬間もやはり、歴史の素晴らしいエピソードとして末永く伝えられることでしょう。私たち皆、文在寅大統領に熱狂的な拍手と熱烈な喚声をお送りしましょう。
(「元帥様」いつもの演説と全く違う言葉遣い。平壌市民に対してへりくだり、謙譲語を使っている。韓国大統領ならばあり得るが、「元帥様」の言葉としては極めて異例。これを朝鮮メディアが報じるのかが注目される)
文在寅:
平壌市民の皆さん、北側の同胞、兄弟の皆さん、平壌で皆さんとこのようにお会いすることになり、本当に嬉しいです。
南側の大統領として、金正恩国務委員長の紹介で皆さんに挨拶をすることになったので、その感激は言葉で表せません。
皆さん、私たちがこのように共に新たな時代を作っています。
同胞の皆さん、金正恩委員長と私は、去る4月27日、板門店で会い、熱く抱擁しました。我々2人の首脳は、朝鮮半島(韓半島)で、これ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開いたことを8000万の我々民族と全世界に厳粛に闡明しました。
また、我々民族の運命は、我々自らが開拓するという民族自主の原則を確認しました。
南北関係を全面的に、画期的に発展させ、切れた民族の血脈を繋いで共同繁栄と自主統一の未来を早めようと固い約束をしました。
そして今年の秋、文在寅大統領は、このように平壌を訪問することにしました。
平壌市民の皆さん、愛する同胞の皆さん、今日、金正恩委員長と私は、朝鮮半島(韓半島)から戦争の恐怖と武力衝突の危険を完全に除去するための措置を具体的に合意しました。
また、白頭からハルラまで、美しい私たちの国土を永久に核兵器と核威嚇がない平和の地にして、後代に引き継いでやろうと確約しました。
そして、これ以上遅くなる前に、離散家族の苦痛を根源的に解消するための措置を迅速に取ることにしました。
私は、私と共にこの長い旅程を決断し、民族の新たな未来に向かい確実に歩んでいる皆さんの指導者、金正恩国務委員長に惜しみない賛辞と拍手を送ります。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん、今回の訪問で私は、平壌の驚くべき発展した姿を見ました。金正恩委員長と北側の同胞が、どのような国を作っていこうとしているのか、胸を熱くしてみました。
どれほど民族の和解と平和を渇望しているのか、切実に確認しました。
困難な時にも民族の自尊心を守り、最後には自分で立ち上がろうとする不屈の勇気を見ました。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん、我々民族は粘り強いです、我々民族は強いです。我々民族は平和を愛しています。そして、我々民族は共に生きなければなりません。
我々は、5000年を共に生き、70年を分かれて生きてきました。私は今日この場で、去る70年の失敗を完全に清算し、再び一つになるための平和の大きな一歩を踏み出そうと提案します。
金正恩委員長と私は、北と南、8000万民族の手を固く握り、新たな祖国を作っていきます。我々、一緒に新たな未来に向かいましょう。
今日、多くの平壌市民、青年、学生、子供たちが大集団体操で我々代表団一行を熱く歓迎して下さったことについても再び感謝申し上げます。御苦労様でした。
ありがとうございます。

Source: 『聯合ニュースTV』、2018/09/19

Source: 『聯合ニュースTV』、2018/09/19
文在寅演説も実によかった。「核」についてもしっかりと触れている。15万人が聞いたこの演説を北朝鮮メディアはどのように報じるのか、明日が楽しみだ。
「元帥様」の冷麺を食べるシーン、プレゼントをもらうシーンも書きたいのだが、今日はこれで打ち止めにする。
平壌市各階層人民が、今日、このように意義深い場に集まり、皆が一つになった姿、一つになった気持ちで文在寅大統領と南側代表団を温かく、そして熱烈に迎えて下さる姿を見ると、感激して溢れる喜びを全て表現することができません。
今日、私と文在寅大統領は、北南関係発展と平和繁栄の旅程で、また一つの里程標となる貴重な結実を作り出しました。
今日のこの貴重なもう一歩の前進のために平壌を訪問した文在寅大統領の粘り強い熱情と努力に心から感謝を表したいと思います。
平壌市民の皆さん、文在寅大統領に再び熱く、熱烈な拍手をお送り頂くようお願い申し上げます。
今日、文在寅大統領が、歴史的な平壌会談を記念し、平壌市民の皆様の前で直接、意義深いお言葉をお知らせします。
今日のこの瞬間もやはり、歴史の素晴らしいエピソードとして末永く伝えられることでしょう。私たち皆、文在寅大統領に熱狂的な拍手と熱烈な喚声をお送りしましょう。
(「元帥様」いつもの演説と全く違う言葉遣い。平壌市民に対してへりくだり、謙譲語を使っている。韓国大統領ならばあり得るが、「元帥様」の言葉としては極めて異例。これを朝鮮メディアが報じるのかが注目される)
文在寅:
平壌市民の皆さん、北側の同胞、兄弟の皆さん、平壌で皆さんとこのようにお会いすることになり、本当に嬉しいです。
南側の大統領として、金正恩国務委員長の紹介で皆さんに挨拶をすることになったので、その感激は言葉で表せません。
皆さん、私たちがこのように共に新たな時代を作っています。
同胞の皆さん、金正恩委員長と私は、去る4月27日、板門店で会い、熱く抱擁しました。我々2人の首脳は、朝鮮半島(韓半島)で、これ以上戦争はなく、新たな平和の時代が開いたことを8000万の我々民族と全世界に厳粛に闡明しました。
また、我々民族の運命は、我々自らが開拓するという民族自主の原則を確認しました。
南北関係を全面的に、画期的に発展させ、切れた民族の血脈を繋いで共同繁栄と自主統一の未来を早めようと固い約束をしました。
そして今年の秋、文在寅大統領は、このように平壌を訪問することにしました。
平壌市民の皆さん、愛する同胞の皆さん、今日、金正恩委員長と私は、朝鮮半島(韓半島)から戦争の恐怖と武力衝突の危険を完全に除去するための措置を具体的に合意しました。
また、白頭からハルラまで、美しい私たちの国土を永久に核兵器と核威嚇がない平和の地にして、後代に引き継いでやろうと確約しました。
そして、これ以上遅くなる前に、離散家族の苦痛を根源的に解消するための措置を迅速に取ることにしました。
私は、私と共にこの長い旅程を決断し、民族の新たな未来に向かい確実に歩んでいる皆さんの指導者、金正恩国務委員長に惜しみない賛辞と拍手を送ります。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん、今回の訪問で私は、平壌の驚くべき発展した姿を見ました。金正恩委員長と北側の同胞が、どのような国を作っていこうとしているのか、胸を熱くしてみました。
どれほど民族の和解と平和を渇望しているのか、切実に確認しました。
困難な時にも民族の自尊心を守り、最後には自分で立ち上がろうとする不屈の勇気を見ました。
平壌市民の皆さん、同胞の皆さん、我々民族は粘り強いです、我々民族は強いです。我々民族は平和を愛しています。そして、我々民族は共に生きなければなりません。
我々は、5000年を共に生き、70年を分かれて生きてきました。私は今日この場で、去る70年の失敗を完全に清算し、再び一つになるための平和の大きな一歩を踏み出そうと提案します。
金正恩委員長と私は、北と南、8000万民族の手を固く握り、新たな祖国を作っていきます。我々、一緒に新たな未来に向かいましょう。
今日、多くの平壌市民、青年、学生、子供たちが大集団体操で我々代表団一行を熱く歓迎して下さったことについても再び感謝申し上げます。御苦労様でした。
ありがとうございます。

Source: 『聯合ニュースTV』、2018/09/19

Source: 『聯合ニュースTV』、2018/09/19
文在寅演説も実によかった。「核」についてもしっかりと触れている。15万人が聞いたこの演説を北朝鮮メディアはどのように報じるのか、明日が楽しみだ。
「元帥様」の冷麺を食べるシーン、プレゼントをもらうシーンも書きたいのだが、今日はこれで打ち止めにする。