「対話が進捗できていないのは誰のせいなのか」:文在寅へのプレッシャー (2018年9月18日 「労働新聞」)
18日、『労働新聞』紙面pdf版6面に以下。
**************
シンガポール朝米首脳会談が行われて共同声明が採択されてから3ヶ月という時が流れた。
当時、世界は朝米首脳会談と共同声明に熱狂的な支持と歓迎の意を示しながら、重大な意義を持つ強大な世界史的事変、歴史的な里程標と一致して評価した。国際社会は、朝米共同声明が成功裏に履行され、最も尖鋭に対立してきた朝米間の極端な敵対関係を一日も早く終わらせ、朝鮮半島と地域の応急的で強固な平和と安全が根付くことを願った。
しかし、今日の現実は人々を失望させている。朝米間の対話は膠着状態に入っている。
では、その原因はどこにあるのか。
中国の香港インターネット新聞「DWnews」、米国インターネット雑誌「ボックス」、スイス新聞「ノイエ・チュレヒ・チャイロン」など、世界各国のメディアは、朝米交渉が進んでいない主な原因は米国にある。米国のトランプ大統領は、朝米首脳会談時、早い時期に終戦宣言を宣布すると約束した。しかし、その後、米国は一方的に朝鮮が核兵器を廃棄することばかり取り上げて要求している。これが、現在の朝米交渉が進捗できていない原因である。米国が朝鮮とした約束を破った。米国は、嘘をついた。朝鮮がこれに激憤しているのは正当だと報道している。
あまりにも当然の主張である。
朝米交渉が進捗していない責任は、全的に米国にある。端的に言えば、米国が彼らが公約した終戦宣言宣布をはじめとし、信頼造成意志は示しておらず、過去、朝米対話で排撃された「先非核化」主張にだけ固執しながら、我が共和国が「検証可能で、不可逆的な核放棄」をした後で、その他の問題を論議できるという常識外の意地悪をしているところに原因がある。
去る6月、シンガポール朝米首脳会談では、新たな朝米関係樹立と朝鮮半島での恒久的で強固な平和体制構築に関する問題について包括的で、深い論議が行われた。
我が国は、米国が関係改善のための本当の信頼構築措置を取るならば、それに相応して継続して次の段階の追加的な善意の措置を取っていくことができるという立場を明らかにした。
ところが今、米国はどのように出てきているのか。彼らは動かずに、我々だけ行動しろと一方的で、強盗的な要求をしている。ここに米国の保守政治家が前面に立って奔走している。彼らは、「朝鮮との非核化交渉は、はじめから失敗が予定されていた」、「朝鮮の非核化約束が、いかなる意味もないことは誰でも知っている」、「大統領が危険千万な賭博をしている」という、出鱈目な戯言を吐きながら、かび臭い「先非核化」ラッパを吹いている。
まさに、万人を唖然とさえている奇怪が行動だと言わざるをえない。米国の保守勢力は、なんとしてでも、シンガポール朝米首脳会談の成果を低め、トランプ政権を守勢に追い込むことで、奴らの不純な政治的野望を実現しようとありとあらゆることをしている。
思考が混乱しtレおらず、世の中がどのように動いているのかを少しでも分かる人は、誰でもつべこべいわず、今までの過程をよく見れば、朝鮮がまず動いたことが多く、米国は別にしたことがないと同様に言っている。事実がそれである。
我々は、朝鮮半島と地域の強固な平和保障を目的に朝米間の敵対関係を清算し、新たな関係を樹立するためにロケット試験発射と核試験を中止し、北部核試験場を廃棄し、反共和国敵対行為を行い抑留されていた米国人を釈放する大胆な人道主義的雅量を示した。
これら全ての措置は、世界的に大きな歓迎と支持された。
我が国の雅量と誠意は、朝米会談が成就できる基礎となり、会談で共同の認識と合意が順調に達成されるようにした。
我が国はその後、トランプ大統領と約束したとおり、米軍遺骨発掘及び送還問題を迅速に解決するための対策を立て、実践に移すことで共同声明を誠実に履行しようという確固たる意志を示しており、これに対してトランプ大統領も深い謝意を示した。
朝米共同声明が履行されるには、もう一方である米国も誠意を持って応じなければならない。
朝米がお互いの敵対関係を解消しようとするならば、何よりも停戦協定を平和協定に切り替えなければならない。
これは、誰にも容易に理解できる明白な道理である。
それでも、米国は終戦宣言を誰それに与える贈り物のように考えている。さらに米国の保守政治家は、朝鮮が奴らの要求通りに動かなければ、制裁と圧迫の度数がさらに高まっていると、我々を甚だしく刺激する発言も躊躇せず吐いている。
米国のこうした行動が、いったい我々や国際社会に納得されるだろうか。
家を建てるなら、基礎がなければならず、それが丈夫でなければならない。国家間の関係も同じである。
今、世界の多くの専門家の中では、米国が終戦宣言宣布で朝鮮との信頼の基礎を積む考えをせず、朝鮮に一方的で強盗的な要求だけを継続強要するなら、朝米対話の前途は楽観できない、米国が一方的な強要で朝鮮を武装解除させ、他の目的を達成しようとしているのではないかという気がすると、憂慮の声を上げている。決して無心に聞き過ごすことができない声だ。
今後、朝米対話が進捗するのかしないのかは、全的に米国がいかなる立場に立って行動するのかに掛かっている。
米国は慎重になり、誠実さと大胆な決断を持って、真面目な姿勢で朝米対話に向かわなければならない。これは、米国のためにも有益なことである。
李ハクナム
********************
繰り返しの主張ではあるが、この日の『労働新聞』に出してくると言うのは、文在寅へのプレッシャーといえる。
文在寅が専用機に搭乗した。
昨日の記事で紹介した、中3女子は、残念ながら、同行できなくなったようだ。
**************
シンガポール朝米首脳会談が行われて共同声明が採択されてから3ヶ月という時が流れた。
当時、世界は朝米首脳会談と共同声明に熱狂的な支持と歓迎の意を示しながら、重大な意義を持つ強大な世界史的事変、歴史的な里程標と一致して評価した。国際社会は、朝米共同声明が成功裏に履行され、最も尖鋭に対立してきた朝米間の極端な敵対関係を一日も早く終わらせ、朝鮮半島と地域の応急的で強固な平和と安全が根付くことを願った。
しかし、今日の現実は人々を失望させている。朝米間の対話は膠着状態に入っている。
では、その原因はどこにあるのか。
中国の香港インターネット新聞「DWnews」、米国インターネット雑誌「ボックス」、スイス新聞「ノイエ・チュレヒ・チャイロン」など、世界各国のメディアは、朝米交渉が進んでいない主な原因は米国にある。米国のトランプ大統領は、朝米首脳会談時、早い時期に終戦宣言を宣布すると約束した。しかし、その後、米国は一方的に朝鮮が核兵器を廃棄することばかり取り上げて要求している。これが、現在の朝米交渉が進捗できていない原因である。米国が朝鮮とした約束を破った。米国は、嘘をついた。朝鮮がこれに激憤しているのは正当だと報道している。
あまりにも当然の主張である。
朝米交渉が進捗していない責任は、全的に米国にある。端的に言えば、米国が彼らが公約した終戦宣言宣布をはじめとし、信頼造成意志は示しておらず、過去、朝米対話で排撃された「先非核化」主張にだけ固執しながら、我が共和国が「検証可能で、不可逆的な核放棄」をした後で、その他の問題を論議できるという常識外の意地悪をしているところに原因がある。
去る6月、シンガポール朝米首脳会談では、新たな朝米関係樹立と朝鮮半島での恒久的で強固な平和体制構築に関する問題について包括的で、深い論議が行われた。
我が国は、米国が関係改善のための本当の信頼構築措置を取るならば、それに相応して継続して次の段階の追加的な善意の措置を取っていくことができるという立場を明らかにした。
ところが今、米国はどのように出てきているのか。彼らは動かずに、我々だけ行動しろと一方的で、強盗的な要求をしている。ここに米国の保守政治家が前面に立って奔走している。彼らは、「朝鮮との非核化交渉は、はじめから失敗が予定されていた」、「朝鮮の非核化約束が、いかなる意味もないことは誰でも知っている」、「大統領が危険千万な賭博をしている」という、出鱈目な戯言を吐きながら、かび臭い「先非核化」ラッパを吹いている。
まさに、万人を唖然とさえている奇怪が行動だと言わざるをえない。米国の保守勢力は、なんとしてでも、シンガポール朝米首脳会談の成果を低め、トランプ政権を守勢に追い込むことで、奴らの不純な政治的野望を実現しようとありとあらゆることをしている。
思考が混乱しtレおらず、世の中がどのように動いているのかを少しでも分かる人は、誰でもつべこべいわず、今までの過程をよく見れば、朝鮮がまず動いたことが多く、米国は別にしたことがないと同様に言っている。事実がそれである。
我々は、朝鮮半島と地域の強固な平和保障を目的に朝米間の敵対関係を清算し、新たな関係を樹立するためにロケット試験発射と核試験を中止し、北部核試験場を廃棄し、反共和国敵対行為を行い抑留されていた米国人を釈放する大胆な人道主義的雅量を示した。
これら全ての措置は、世界的に大きな歓迎と支持された。
我が国の雅量と誠意は、朝米会談が成就できる基礎となり、会談で共同の認識と合意が順調に達成されるようにした。
我が国はその後、トランプ大統領と約束したとおり、米軍遺骨発掘及び送還問題を迅速に解決するための対策を立て、実践に移すことで共同声明を誠実に履行しようという確固たる意志を示しており、これに対してトランプ大統領も深い謝意を示した。
朝米共同声明が履行されるには、もう一方である米国も誠意を持って応じなければならない。
朝米がお互いの敵対関係を解消しようとするならば、何よりも停戦協定を平和協定に切り替えなければならない。
これは、誰にも容易に理解できる明白な道理である。
それでも、米国は終戦宣言を誰それに与える贈り物のように考えている。さらに米国の保守政治家は、朝鮮が奴らの要求通りに動かなければ、制裁と圧迫の度数がさらに高まっていると、我々を甚だしく刺激する発言も躊躇せず吐いている。
米国のこうした行動が、いったい我々や国際社会に納得されるだろうか。
家を建てるなら、基礎がなければならず、それが丈夫でなければならない。国家間の関係も同じである。
今、世界の多くの専門家の中では、米国が終戦宣言宣布で朝鮮との信頼の基礎を積む考えをせず、朝鮮に一方的で強盗的な要求だけを継続強要するなら、朝米対話の前途は楽観できない、米国が一方的な強要で朝鮮を武装解除させ、他の目的を達成しようとしているのではないかという気がすると、憂慮の声を上げている。決して無心に聞き過ごすことができない声だ。
今後、朝米対話が進捗するのかしないのかは、全的に米国がいかなる立場に立って行動するのかに掛かっている。
米国は慎重になり、誠実さと大胆な決断を持って、真面目な姿勢で朝米対話に向かわなければならない。これは、米国のためにも有益なことである。
李ハクナム
********************
繰り返しの主張ではあるが、この日の『労働新聞』に出してくると言うのは、文在寅へのプレッシャーといえる。
文在寅が専用機に搭乗した。
昨日の記事で紹介した、中3女子は、残念ながら、同行できなくなったようだ。