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    「虚偽と凶悪な心であふれた『女性活躍政策』」:安倍一味の「女性活躍社会」を批判 (2018年7月29日 「労働新聞」)

    29日、『労働新聞』紙面pdf版6面に以下。

    ***************
    安倍一味が「女性が活躍する社会建設」について口角泡を飛ばしながら騒ぎ続けている。外見的には、安倍一時が本当に女性問題解決に大きな関心を向けているように感じさせる。

    しかし、彼らが喉がかれるほど叫んでいる「女性が活躍する社会建設」とは、虚偽と凶悪な心であふれた欺瞞的な政治的スローガンに過ぎない。

    これについて、少し具体的に暴露するために我々は、国際問題研究院研究者の李レヨンさんに聞いてみた。

    質問:安倍一味が「女性が活躍する社会建設」について云々しているのは、彼らの執権問題と関連しているのでは。

    回答:安倍は、女性支持基盤を失ったのが主要原因の一つとなり、2007年9月、首相の座からわずか1年で追い出された前歴がある。このことから安倍は、2012年12月にあった総選挙時、選挙遊説をはじめとした多くの機会に女性の才能を無駄にしないように、輝かせるようにすると気炎を吐きながら、女性有権者の支持を得ることに神経を使った。これが少なからぬ助けとなり、安倍はついに総選挙を無難に切り抜け、再び首相として当選できた。

    これに味を占めた安倍は、その後、何とかして自分の価値を上げ続け、権力の座を維持しようという利己的な目的の下、「女性が活躍する社会建設」というきらびやかな看板を掲げ、これで民心を釣ろうと企てた。特に安倍は、「アベノミクス」(安倍経済政策)なるものに、「女性が才能を十分に発揮させ」労働力不足を埋め、経済成長を達成するという、もっともらしい内容を埋め込むことで、自分の女性政策に信憑性を付与しようとした。

    質問:安倍勢力が「女性活躍政策」について騒々しく宣伝しているのは、対外宣伝効果を狙ったものでもないのか。

    回答:安倍勢力は、対外的に奴らの「女性活躍政策」を宣伝しながら、「人権先進国」のふりをしようとしている。今年1月、安倍が日本在住の各国の女性大使を首相官邸に招請し、昼食会を開き「女性活躍政策」を推進することにおいて、各国の政策を参考にするなどと言いながら、せかせかと動き回ったのもまさにこのためである。

    特大反人倫罪悪である性奴隷犯罪を抱いている日本は、国際的に非難と糾弾の対象となっている。安倍勢力は、日本の姿を改善するために、「女性活躍政策」を大々的に宣伝しているのである。

    質問:安倍勢力の「女性活躍政策」は、表面だけではないのか。

    回答:その通りだ。過去5年間、安倍が「女性が活躍する社会建設」についてずっと叫んできたが、日本女性の立場は少しも改善されていない。

    今、日本では、政府が女性就業率増加を騒々しく宣伝しているにもかかわらず、未だにこれを超える多くの女性が仕事を見つけるために右往左往している。やっと、女性に職業が見つかったとしても、 大概、非正規労働だけであり、彼女らが受け取る賃金は同じ仕事に従事している男性の平均74%に過ぎない。結婚して、妊娠したとことが知られれば、その瞬間から当該企業から自発的に出て行けという陰険な圧力を受けることになる。

    一方、子供を持った少なからぬ女性は、保育施設と保育園不足で、仕方なく社会進出を放棄し、「専業主婦」の生活を選んでいる。だから、日本では、女性のほぼ半分以上が、いくら仕事をしたくても30代初めに職場を離れており、そうでない場合、一生独身で生きる道を選んでいる。

    女性管理職登用問題も同様である。安倍が「全ての分野の管理職で働く女性の比率を30%に高める」と大声で力説したが、最新資料によれば、日本で女性国会議員の数は、全体の10.3%で、世界158位であり、管理職で仕事をしている女性の比率は、全国的に平均13.4%にしかならない。

    質問:女性に対するセクハラ行為もより深刻に提起されているのではないのか。

    回答:そうだ。去る5月、出版報道部門の女性労働者100人を対象としたインターネット通した世論調査が行われたが、応答者の大多数が取材活動過程に自分たちがセクハラを受けたと鬱憤を吐露した。

    これは、日本社会のどの分野でもしばしば見られる普遍的な現象となっている。だから、政府官吏からが、セクハラの先頭に立って、お互いかばい合っている状況なのだから、これ以上話をして何になるのか。

    質問:「女性活躍政策」について、内外の非難が強く起こっているのではないのか。

    回答:過酷な苦痛の奈落で苦労していることで、自殺と犯罪、売春など、堕落の道へ引き込まれている女性の数が急激に増加しているのが、まさに日本の現実態である。

    世界経済フォーラムが昨年発表した男女格差報告書で、日本の順位をその前年より3位低くし、114位と発表したのも、日本で女性の立場がだんだん情けなくなっているということを示している端的実例となる。この全てのことは、口先だけで「女性活躍」を叫んでいるだけで、そのための根本的な対策を立てないでいる安倍一味がもたらした否定的結果である。

    今、日本の各界では「女性が光り輝く」政策は、「女性が光り輝かない政策」、「安倍は、女性活躍の勝算ない擁護者、「見かけ倒し」という非難があふれ出している。国際社会もこのような認識を示している。

    事実上、日本軍性奴隷被害者を「売春婦」と、女性を「子供を産む機械」と卑下するかと思えば、セクハラ行為を躊躇なく行っても、少しの良心の呵責も感じない与太者集団が「女性が活躍する社会建設」を云々することこそが、牛が笑ったら、口輪が外れるようなものだ。このような者共が統治する日本社会で女性虐待、女性蔑視風潮が蔓延しているのは不可避なことだ。

    安倍一味が、いくら「女性が活躍する社会建設」を騒ぎ立てても、国際社会に烙印を押された女性人権蹂躙国としての日本の汚名を絶対に免れることはできない。日本は、万民が見ている前で照れくさい茶番劇を演じているのではなく、いっそのこと罪悪で溢れた性奴隷犯罪について心から謝罪し、賠償する道へ進む方が良いだろう。

    本社記者 アン・チョルクォン

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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版6面、2018/07/29

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    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
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