「元帥様」平安北道地域での動きをGoogle Earthで確認、上陸地点、工場、軍部隊、黄金坪 (2018年7月1日)
6月30日と7月1日、「元帥様」が平安北道地域を「現地指導」した様子が報じられた。これについては、記事にした。ピダン島(シンド郡)という島は、黄海に浮かぶ島なのかと思っていたら、丹東と新義州の間にある島だということが分かった。
「船着き場」というピンがある場所がピダン島。島の周囲で、船が見られるのは「船着き場」と「船着き場2」付近だけであるが、「船着き場」周辺にはたくさん船がいるものの、全く整備されていない。一方、「船着き場2」の方は、コンクリートで舗装された部分と工場のような大きな建物が見える。恐らく、「元帥様」はここから上陸したのだと思う。(と書いた後に、もう一度、島の周囲を見ていたら、この場所でないことが分かった。下の方に書いてある)

Source: Google Earth
しかし、楽に上陸している様子もないので、「女史」には流石に危なすぎるということで、上の地図にある「新義州別荘」で休ませておいたのであろう。
また、この「船着き場2」付近は、「将軍様」時代末期に何かしらの工事が始まり、「元帥様」の時代、2012年に入り一気に工事を進めて、2013年には工場のような建物が建設されている。
2005年には何もなかった。

Source: Google Earth
2011年5月頃には、何らかの工事が始まっている。

Source: Google Earth
そして、2013年には、2018年に見られる青い屋根の建物が建設された。

Source: Google Earth
2018年5月の様子。よく見ると、建物の数も増えている。

こうしてみると、「遺訓貫徹」事業の一つではあったのだろうが、「元帥様」時代に急速にこの建物の建設が進んだことが分かる。この建物が何に使われているのかは不明ながら、今回の「現地指導」との関係からすれば、芦、同半加工品、同加工品を生産し、対岸の中国に輸出するための工場ではないかと思われる。
「元帥様」は、ついでに「第1254軍部隊」も「視察」している。この島のどこかにあるのだろうが、軍隊の基地は山の上にあることが多いということからすると、下の地図の辺りだと思われる。

Source: Google Earth
屋根の色、背景に見える丘の感じも似ているし、西海から進入してくる敵を警戒するにはこの場所しかないと思う。

Source: Google Earth, KCTV 2018/06/30
「元帥様」が上陸した地点は、上に書いた建物付近ではなかった。

Source: Google Earth
上陸地点の黄色ピンの左に「ピダン島」と書かれたゲートが見える。そして、KCTV画像では左にあるクレーンがGoogle Earthでは、左下の貨物船の横に見えている。

Source: Google Earth, KCTV 208/06/30
ついでにということで書いておくと、ピダン島は、北朝鮮が経済特区として開発するとしていた「黄金坪」の直ぐ南に位置していることが分かる。

Source: Google Earth
黄金坪は、もっと鴨緑江の中心部に位置しているイメージが合ったのだが、Google Earthで見ると、中国領に食い込んだような場所にある。Google Earthの国境線の位置が間違っているようにさえ感じる場所にある。
中朝国境のゲートと思われる地点。朝鮮側に入ると、道路は舗装されていない。

Source: Google Earth
ゲート付近に白いホテルのような建物は見られるが、その他は開発されていない。

Source: Google Earth
「船着き場」というピンがある場所がピダン島。島の周囲で、船が見られるのは「船着き場」と「船着き場2」付近だけであるが、「船着き場」周辺にはたくさん船がいるものの、全く整備されていない。一方、「船着き場2」の方は、コンクリートで舗装された部分と工場のような大きな建物が見える。恐らく、「元帥様」はここから上陸したのだと思う。(と書いた後に、もう一度、島の周囲を見ていたら、この場所でないことが分かった。下の方に書いてある)

Source: Google Earth
しかし、楽に上陸している様子もないので、「女史」には流石に危なすぎるということで、上の地図にある「新義州別荘」で休ませておいたのであろう。
また、この「船着き場2」付近は、「将軍様」時代末期に何かしらの工事が始まり、「元帥様」の時代、2012年に入り一気に工事を進めて、2013年には工場のような建物が建設されている。
2005年には何もなかった。

Source: Google Earth
2011年5月頃には、何らかの工事が始まっている。

Source: Google Earth
そして、2013年には、2018年に見られる青い屋根の建物が建設された。

Source: Google Earth
2018年5月の様子。よく見ると、建物の数も増えている。

こうしてみると、「遺訓貫徹」事業の一つではあったのだろうが、「元帥様」時代に急速にこの建物の建設が進んだことが分かる。この建物が何に使われているのかは不明ながら、今回の「現地指導」との関係からすれば、芦、同半加工品、同加工品を生産し、対岸の中国に輸出するための工場ではないかと思われる。
「元帥様」は、ついでに「第1254軍部隊」も「視察」している。この島のどこかにあるのだろうが、軍隊の基地は山の上にあることが多いということからすると、下の地図の辺りだと思われる。

Source: Google Earth
屋根の色、背景に見える丘の感じも似ているし、西海から進入してくる敵を警戒するにはこの場所しかないと思う。

Source: Google Earth, KCTV 2018/06/30
「元帥様」が上陸した地点は、上に書いた建物付近ではなかった。

Source: Google Earth
上陸地点の黄色ピンの左に「ピダン島」と書かれたゲートが見える。そして、KCTV画像では左にあるクレーンがGoogle Earthでは、左下の貨物船の横に見えている。

Source: Google Earth, KCTV 208/06/30
ついでにということで書いておくと、ピダン島は、北朝鮮が経済特区として開発するとしていた「黄金坪」の直ぐ南に位置していることが分かる。

Source: Google Earth
黄金坪は、もっと鴨緑江の中心部に位置しているイメージが合ったのだが、Google Earthで見ると、中国領に食い込んだような場所にある。Google Earthの国境線の位置が間違っているようにさえ感じる場所にある。
中朝国境のゲートと思われる地点。朝鮮側に入ると、道路は舗装されていない。

Source: Google Earth
ゲート付近に白いホテルのような建物は見られるが、その他は開発されていない。

Source: Google Earth