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    「<スポットライト・インタビュー>北朝鮮食堂従業員達『自由意志の脱北ではない』」:北朝鮮が引用した番組、過去の北朝鮮動画証言と照合 (2018年5月10日 「JTBCニュース」)

    19日、「朝鮮中央TV」などで、朝鮮赤十字会が「南朝鮮国情院に誘拐・拉致された朝鮮公民女性12名の送還」を要求する「回答」を報じた。

    その「回答」の中で引用されている、JTBCの動画を見ようと思ったが、1000ウォンの視聴料を払わないと見られず、海外からは手続きが面倒そうだったので諦めた。YouTubeにも部分的にアップロードされてはいるが、フルバージョンはないようだ。文字バージョンはないかと探していたら、『JTBCニュース』が女性4人にインタビューした記録を報じる記事があった。

    インタビューに応じる朝鮮食堂従業員
    201805101655090102.jpg
    Source: 『JTBCニュース』、「[스포트라이트 인터뷰] 북한식당 종업원들 "자유의사 탈북 아냐"」、http://news.jtbc.joins.com/html/664/NB11632664.html

    動画を探す過程で、11日に行われた「統一部」の定例記者会見の動画も見た。記者からは、この番組に関する多くの質問が出され、「統一部はこの女性達と面談したのか」と繰り返される質問に、統一部報道官は「本人達の面談意思がないので、面談できていない」と答えた。北南関係を主管する部署である統一部関係者であれば、「本人達の面談意思」など尊重する必要もないし、公務として遂行しても何も問題ないはずである。統一部報道官が本当のことを言っているのであれば、彼女たちは国情院関係者以外とは話していないということになる。

    通常、脱北者は「ハナウォン」と呼ばれる、脱北者を韓国社会に定着させるための準備をする施設に収容される。この施設を管理・運営しているのは、他でもない統一部だ。ただ、特別なケースについては、「ハナウォン」を経ることなく、「隠れ家」に連れて行かれることもあるというので、彼女たちが「統一部」と話をしていないのであれば、特別なケースとして「隠れ家」に連れて行かれたのであろう。

    『自由アジア放送』、「하나원, 어떤 곳인가요?」、https://www.rfa.org/korean/weekly_program/cc3ec544ac00b294-c2ecb9acc0c1b2f4/counselling-11182016104313.html

    しかし、たかが朝鮮食堂従業員のどこが特別なのであろうか。北朝鮮の高官や軍人であれば、それこそ「隠れ家」に連れて行かなければ命の保証はないだろうが、歌と楽器演奏が上手なだけの女性達が知り得る極秘情報などない。秘密があるとすれば、それは平壌での話ではなく、「誘拐・拉致」過程での秘密であり、「隠れ家」に入れなければならない事情は、むしろ韓国側、特に国情院にあったはずである。だからこそ、主管部署であるべき統一部でさえ「面談できていない」と考える方が自然である。「面談」を拒んでいた(いる?)のは、女性達ではなく、国情院だったのだろう。

    では、インタビューの内容を見ていく。
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    Q:このようにインタビューに応じた理由は何か?
    Q:어렵게 인터뷰에 응한 이유는 무엇인가?

    A:(帰順以後、後で)何かパズルを組み合わせてみると、「あ、このようなりゆうで、こうなったんだな」という、何か利用された感じがして、虚無な気持ちになった。2年間、隠れてみたが、正直、隠れて生きることだけで、終わるのではなかった。何か終わりがなければならず、誰であれ関係を絶たなければと思い、インタビューに応じた。
    A: (귀순 이후 나중에) 뭔가 퍼즐을 맞추다 보니까 '아, 이래서 이렇게 된거구나'라는 뭔가 이용당한 느낌, 이용당하고 나서 허무한 느낌이 들었다. 2년을 숨어 봤는데 솔직히 숨어 사는 것만으로도 끝나는 게 아니었다. 뭔가 끝장이 있어야겠고, 누구든 손발을 떼야 한다는 생각 때문에 인터뷰에 응했다
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    韓国にいることに強い拒否感を持っている様子もないが、韓国に来た経緯、そして来た結果、隠れて暮らさなければならない自分の立場に憤りを感じている様子が伝わってくる。

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    Q:従業員を探すのがとても大変だった。
    Q:종업원들 찾기가 무척 어려웠다

    A:時々、周辺でも「もしかして、(あの従業員)じゃない?」、「メディアに出ている友人の中の一人じゃない?」という話を聞いたが、その時毎に当惑した。その時毎に、「私は、一人だけで来た」と言った。
    A:가끔 주변에서도 '혹시 (그 종업원) 아닌가?' '언론에 나오는 친구들 중 한 사람이 아닌가' 하는 얘기를 들었는데 그때마다 알아볼까 당황스러웠다. 그 때마다 '나는 그냥 혼자서 왔다'라고 했다.
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    彼女らの一部が大学に通っているという話もあるが、実際、どのような暮らしをしているのだろうか。

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    Q:北朝鮮食堂への就業は、どのようにしたのか?
    Q: 북한 식당 취업은 어떻게 한 것인가?

    A: Aさん ホ・ガンイル支配人から踊り、外見、個人技、声などのオーディションを受けて選ばれた。
       Bさん、「中国に行って中国語学をたくさん学んでこなければ」と思った。
    A: A씨 : 허강일 지배인에게 춤, 외모 개인기, 인성 등 오디션을 보고 뽑았다.
    B씨 : '중국에 나가서 중국 어학을 많이 배우고 와야지'라고 생각했다.
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    オーディションは平壌で行われたのだろうが、内容はごく一般的なもの。また、「中国で中国語を学びたい」という気持ちも、日本で言えば、ワーキングホリデーに行く普通の若者の気持ちと同じだ。

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    Q:勤務環境はどうだったのか?
    Q:근무 환경은 어땠나?

    A:宿所で朝9時頃に起き、準備をして食堂に一緒に出勤し、一緒に掃除した。午前の営業をし、午後に少し休んだ後、再び営業する。お客さんにより、退勤時間が異なる。
    A:숙소에서 아침 아홉시쯤에 일어나 준비해서 식당에 다 같이 출근하면 함께 청소한다. 오전 장사하고 오후에 잠깐 쉬었다가 다시 영업한다. 손님에 따라 퇴근 시간이 다르다
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    この証言は、柳京ホテルでの観察経験とほぼ一致している。ホテルなので、従業員達は朝9時より早く出勤していたようだが、早朝、散歩から帰ってくると8時頃には、ホテルの前をみんなで掃除している。柳京ホテルが、朝食を宿泊客以外に提供しているのかどうかは未確認ながら、宿泊客以外が食べている様子はない。そして、宿泊客が出かけた後、10時~11時ぐらいであろうか、その時間帯はホテル内部の掃除をしている。昼食時には、食堂営業をするので、多くは食堂に戻ってくる。昼食時間帯が終わると、しばらく閑散とした時間帯があり、フロントデスクではチェックインする客に対応している。夕方からは、また食堂などの営業で忙しくなる。

    「退勤時間はお客さん次第」という話も実に当たっている。過去記事にも書いたが、北京の朝鮮食堂にかなり遅い時間に行き、もうほとんどの従業員が着替えをして掃除をしている時、「もう、直ぐ終わりですね。帰ります」と言ったら、「大丈夫です」と言って、ずっと横に立って話し相手になってくれたドンムがいた。まさに、「お客次第」というのは、この話だと思った。

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    Q:北朝鮮食堂に勤務した理由は何か?
    Q:북한식당에 근무한 이유는 무엇인가?

    A:月給自体が少なくない。北朝鮮の1年の給料を中国では1ヶ月で稼げると考えればよい。
    A:월급 자체가 적지 않다. 북한의 1년 월급을 여기서 한 달에 벌어서 간다고 생각하시면 된다.
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    この話のベースとなる、「北朝鮮の1年の給料」がいくらなのか分からないが、中国側の経営者が北朝鮮側に支払う人件費の何パーセントかが彼女たちの給与となるとしても、北朝鮮での給料の12倍になっている計算である。

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    さて、ここから脱北経緯の話になる。

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    Q:中国から脱北した当日、4月5日、何をしたのか?
    Q:중국에서 탈북한 당일인 4월 5일,무엇을 했나?

    A:いつもと同じだった。出勤して、昼寝までした。ホ支配人が、何日か前から宿所を他の場所に移すと言うので、荷物をまとめた。以前、延吉から寧波に引っ越した時も、静かに移ったことがあり、今回もそんなことだと思っていた。
    A:평상시와 같았다. 출근해서 낮잠까지 잤다. 허 지배인이 며칠 전부터 숙소를 다른 데로 옮긴다고 해서 짐은 다 싸놨었다. 전에 연길에서 닝보로 이사갈 때도 조용히 옮긴 적이 있어서 이번에도 그런 건 줄 알았다.
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    ここからは、2016年4月24日に、uriminzokkiriに掲載された動画、「『集団脱北』事件の卑劣な陰謀を暴露する」の中で、「誘拐・拉致」されずに「祖国の懐」に戻れた従業員の発言と対照させていく。

    今回、JTBCのインタビューに応じた4人が、この動画を見たのかどうかは分からないが、uriminzokkiriは韓国では接続が遮断されているし、「国情院」に監視される中、YouTubeなどにアップロードされたこうした動画を見るのも容易ではなかったと思う。

    上との関連で、「祖国の懐に抱かれた」従業員は、以下のように話している。

    「(ホは、)所持品と荷物をまとめるようにと指示しました」
    「私たちが、延吉でやっていた食堂を閉じて寧波に来たので、みんなは、不思議にも思わず、祖国の新たな指示を受けてマレーシアに行くというので、みんなは、荷物をまとめ始めました」

    「延吉から寧波に来たことがあるので不思議に思わなかったこと」、「ホに言われて荷物をまとめた」ことなど、発言が一致している。マレイシアについては後述。

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    Q:では、韓国に行くという事実を知らなかったということか?
    Q:그럼 한국으로 간다는 사실을 몰랐단 말인가?

    A:知らなかった。宿所を移動するのだと思った。当日、突然3人の従業員が消え、支配人の表情が良くなかった。私たちは、(彼の)目の色を伺い続けていて、タクシーに乗れと言われて乗った。(当日、消えた従業員は、北の保安部に申告しに行った)
    A:몰랐다. 숙소 옮기는 것인 줄 알았다. 당일 갑자기 3명의 종업원이 사라져서 지배인의 표정이 안 좋았다. 우리는 계속 눈치만 보고 있었고 택시에 타라고 해서 탔다. (당일 사라진 종업원은 북 보위부에 신고하러 간 것이었음)
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    この点について、「祖国の懐に抱かれた」従業員は、

    「(ホは、)私を連れて、全員いるか確認しようと食堂を回ったのですが、ハンイルさん他3人がいないことに気付きました」、「国情院のチーム長という奴に電話をし、3人が消えたが、気付かれたようだと言いながら、早く車を食堂の裏につけてくれ、早く車を食堂の裏につけてくれ」、「彼女たち2人は、着の身着のままで食堂から逃げ出しました」、「その間に、ホ・カンイルが食堂の裏にいる車に他の子たちを乗せて」

    などと説明している。乗った車が「タクシー」だったとは言っていないが、「3人が消えた」ことや、ホ・ガンイルが焦っていた様子などは一致している。中国の地方都市に、北朝鮮の保衛部はないはずだが、3人はどのような経路で北朝鮮に戻ったのであろうか。別の北朝鮮食堂に保護を求めたのか、それとも中国警察に駆け込んだのか。その後は、北京の朝鮮大使館を経由して、「祖国の懐」へという経路だと思う。

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    Q:上海空港まで行くタクシーの中で、従業員同士話さなかったのか?
    Q:상해 공항까지 가는 택시 안에서 종업원끼리 얘기하지 않았나?

    A:その時は、本当に何も言えなかった。お互い何も言えず、不安でどうしようもなかった。
    A:그때 진짜 아무 말도 못했다. 서로 아무 말도 못하고 불안해서 정신이 없었다.
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    普通に「宿所を移動」するだけなら、不安に感じることなどなかろう。やはり、「3人が消えた」という異常事態や、ホ・ガンイルの様子が尋常ではなかったのではないだろうか。朝鮮食堂から、出発するときの様子は、下の動画の証言を参照されたい。

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    Q:では、韓国に行くという事実は、いつ知ったのか?
    Q:그렇다면 한국에 간다는 사실은 언제 알게 된건가?

    A:マレイシアに到着し、タクシーに乗ってどこかに行った。到着したところに太極旗が見えた。韓国大使館だった。その時、韓国に行くことを知った。(彼らの脱北ルートは、上海空港→マレイシア・クアラルンプール→マレイシア駐在韓国大使館→仁川空港)
    A:말레이시아에 도착해서 택시를 타고 어디론가 갔다. 도착했는데 태극기가 보였다. 한국 대사관이었다. 그때 한국에 간다는 것을 알게 됐다. (이들의 탈북루트는 상하이 공항-> 말레이시아 쿠알라룸프 공항-> 말레이시아 주재 한국 대사관 -> 인천공항이다.)
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    マレイシアで「太極旗」を目にするまで、彼女たちが韓国行きを知らなかったとすると、「宿所の移動」にはマレイシアの朝鮮食堂も想定されていたのであろう。「祖国の懐に抱かれた」女性は、「ホ・カンイルがマレーシアではなく南朝鮮に行こうとしている。だから、みんな走って逃げろと知らせてやりました」とし、「ハンイルさんの部屋には3人いたのですが、この3人が先に食堂から脱出しました」と言っている。3人は、マレイシア経由の韓国行きを知らされたので、事前脱出し、マレイシアに行くとばかり思っていた残りの従業員は、「太極旗」を見て、韓国行きを知ったと考えれば、証言は一致する。

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    Q:その時の心情はどうだったか?
    Q:그때 심정은 어땠나?

    A:本当にどのように選択しなければならないのか分からなかった。集団が動くままに行かなければならないのか、そうでなければ、両親がいるところへ逃げてでも行かなければならないのか、本当にとても苦悩したと思う。
    A:정말 어떻게 선택해야 할지 몰랐다. 집단이 움직이는 대로 가야할지 아니면 부모님이 계신 곳으로 도망쳐서라도 가야할지 진짜 너무 많이 고민했던 것 같다.
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    この従業員の「集団が動くままに」という言葉は、実に北朝鮮的である。個人主義を「悪」とする北朝鮮だからこそ、このような局面ですら集団主義と個人主義との狭間で、悩んだ彼女の気持ちが伝わってくる。「英雄」であれば、ここで脱走したのであろうが、普通の人はそれができないのが現実である。

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    Q:それでどうしたのか?
    Q:그래서 어떻게 했나?

    A:大使館に入り、自由意思で韓国に行くという署名をした。
    A:대사관에 들어가서 자유의사로 한국에 간 거라는 서명을 했다.
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    実際に、「行かない」という選択肢があったのかといえば、甚だ疑問である。それとの関連で、JTBCのインタビュー動画を探していたら、別の韓国テレビ番組の動画があり、少し見ていた。この中で出演者が「独裁国家の人を救出して何が悪い」と言っていたが、この時の韓国大使館内もそのような空気が漂っていたのかも知れない。北朝鮮は悪で、我々は独裁政権の下で苦しむあなた方を救ってやったのだから、当然「自由意思で行く」だろうと。とんでもない思い込みだ。

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    Q:本人の意思に反するのに、なぜ署名したのか?
    Q:본인의 의사와 반하는 것인데, 왜 서명했나?

    A:事実は、大使館の前で、ホ支配人が脅迫した。我々が帰れば、韓国ドラマを見たことを保衛部に申告すると言った。韓国映画を見れば、銃殺や地方に追放し、家族にも影響が出ると脅した。今思えば、話にもならないことだが、その時はそんな選択肢かなかった。その選択の瞬間に再び戻りたい。
    A:사실은 대사관 앞에서 허 지배인이 협박했다. 우리가 돌아가면 한국드라마 본 것을 보위부에 신고하겠다고 했다. 한국 영화 보면 총살이나 지방에 내려 보내고 가족에게도 영향이 갈 수 있다고 위협을 했다. 지금 생각하면 그게 말이 되나 싶은데 그땐 그렇게 선택할 수 밖에 없었다. 그 선택의 순간을 다시 되돌리고 싶다.
    ************************

    この女性達が、中国で韓国ドラマや韓国映画を見ていたから恐れたのか、それとも見ていなくてもホが嘘の申告をすると言ったので恐れたのか。

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    Q:韓国に来た後、北朝鮮離脱住民保護センターで今までの過程を話したことがあるか?
    Q:한국에 온 뒤, 북한이탈주민보호센터에서 지금까지 과정을 이야기한 적 있나?

    A:そうだ。「韓国に来るという事実を知らずに来た」と言ったら、面談官が「ずっと前から知っていた人がいるのに、あなたはなぜ違った話をするのか」と言いながら、想定外の反応を示したので当惑した。ここに来たのは、支配人が勝手にやったことで、私たち従業員が自発的についていくと申請したのではないから、自由意思で来たと発表したのは適切ではないと思う。
    A:그렇다. '한국에 온다는 사실을 모르고 왔다'라고 말했는데 면담관이 '오래 전부터 알고 있던 사람이 있는데 당신은 왜 다르게 말하냐'며 생각 밖의 반응을 보여서 당황했다. 여기에 온 것은 지배인이 알아서 한 것이지 우리 종업원들이 자발적으로 따라오겠다고 신청한 것이 아니기 때문에 자유의사로 왔다고 발표한 건 적절치 않다고 생각한다.
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    ともかく、全てのことが「自由意思」ありきで流れたような印象だ。

    ***********
    Q:従業員の脱北写真が直ぐに公開された。
    Q:종업원들의 탈북 사진이 바로 공개됐다.

    A:(当時、国情院離脱住民保護センターに入ったのだが)写真を撮った。それで、なぜ取るのかと聞いたところ、後でメディアに出すからだとのことだった。両親と周辺に知られてしまうのに・・・・とても当惑した。
    A: (당시 국정원 이탈주민보호센터에 들어갔는데) 사진을 찍더라. 그래서 왜 찍는가 했더니 나중에 언론에 내보내려고 그랬던 것이었다. 부모님이나 주변에서 알아볼 수 있는데… 많이 당황스러웠다.
    ***************

    ***********
    Q:なぜ、2年間、一度もこういう話しができなかったのか?
    Q:왜 2년 동안 한번도 이런 이야기를 하지 못했나?

    A:自分の意思で来たのなら、それが伝わって(問題が)大きくなりそうだったし、拉致だと言っても大事になりそうだったので、避けていたのだと思う。どんな言葉であれ、両親に全て不利益になるので、何も言いたくなかった。
    A:자의로 왔다고하면 그게 전달 돼 (일이) 커질 것 같았고, 납치라고 해도 그게 커질 것 같으니까 그냥 막 피했던 것 같다. 어떤 말이든 부모님한테 다 불이익이 되니까 어떤 말도 하고 싶지 않았다.
    **************

    実に悲しい現実だと思う。彼女たちが口を開いたのは、北南関係が和解に向かう中であれば、「両親に不利益」にならず、平壌に帰れると思ったからではないだろうか。

    **************
    Q:望んでいることはあるか?
    Q:바라는 것이 있다면?

    A: Aさん 元気だと一言だけ伝えたいが、それができないので辛く、私が顔を一度だけ見たいと思っていることが(北にいる両親に)不利益になるかも知れないので、申し訳ない。
    A: A씨 : 잘 지낸다 한마디만 전하고 싶은데 그게 안 되니까 힘들었고, 내가 얼굴 한번 보고 싶어하는 것이 (북에 계신 부모님께) 불이익이 될 까봐 죄송하다.

    Bさん ここでは生きているような感じがせず、今でも帰れるなら、母の懐に帰りたい。
    B씨 : 여기서 사는 것 같지 않고 이제라도 갈 수 있다면 어머니 품으로 돌아가고 싶다.
    ************

    Bさんは、実に上手に言葉を選んでいる。インタビューをした人や、この記事を読んだ韓国人がどれだけそれに気付いていることか。「母の懐」には二重の意味があり、実の母の懐という意味と「偉大な党の懐(あるいは祖国の懐)」という意味がある。

    字幕を最後まで付けたバージョンがあったので、途中で切れていた字幕を入れ替えておいた。

    Source: uriminzokkiri, 2016/04/24

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    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.

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