「朝鮮外務省スポークスマン共和国の軽水炉建設を不当に非難する米国と国際原子力機構を糾弾」(2012年9月6日 「朝鮮中央通信」)
「朝鮮中央通信」を通じて、北朝鮮がIAEA理事総会に提出された事務局長報告書「北朝鮮における保障措置適用」に反発した。
IAEA,
Application of Safeguards in the
Democratic People’s Republic of Korea:
http://www.iaea.org/About/Policy/GC/GC56/GC56Documents/English/gc56-11_en.pdf
조선외무성 대변인 공화국의 경수로건설을 부당하게 걸고든 미국과 국제원자력기구를 규탄
報告書には、2012年に入ってからの北朝鮮の核開発活動について書かれており、2.29合意受け、北朝鮮の原子力開発総局局長から3月16日に「ヨンビョンの核施設におけるウラン濃縮活動中断のモニタリングに関する技術的問題について」話し合うために北朝鮮に来るよう招待を受けたとのことである。これに対しIAEA事務局長は、IAEAが3月30日に北朝鮮の招待を受け入れる旨文書で回答したとのことである。
しかし、2.29合意が北朝鮮によるロケット発射の影響で中断されたので、ウィーンの北朝鮮駐在事務所の係官が6月1日にIAEA側に「北朝鮮による招待は無効になった」旨を通達してきた。IAEAは、2.29合意の中断がとければ、査察をする準備はできているという。
北朝鮮の核活動について、IAEAは衛星写真を見ながら監視しているが、衛星写真だけではそれがどの程度進展しているのかという判断が困難であるとしている。
北朝鮮が発表したヨンビョンの100MW(th)軽水炉と濃縮施設については、軽水炉を覆うドーム型の屋根の設置、施設への装置の搬入、炉心冷却水くみ上げポンプの設置などが見られるが、IAEAはその建設がどの程度進展しているのかは確認できない。また、ウラン濃縮施設についてもその構造や稼働状態については確認できていないとしている。
また、2006年と2009年に北朝鮮が核実験を行ったサイトでの動きも衛星写真で確認できるが、衛星写真からだけでは、それらの活動の目的や核物質が使われたのかなどについての技術的なアセスメントはできないとしている。
そして、IAEAは北朝鮮によるウラン濃縮活動と軽水炉建設についての発表に対し深い憂慮を表明し、北朝鮮に対して安保理決議とNPT規則を遵守することを求めている。
これに対し北朝鮮は、「米国の対朝鮮敵視政策に追従し、朝鮮半島の核問題をさらに激化させるような、我々の核活動に介入する資格を喪失した国際原子力機関が、未だに自分の立場をわきまえていない」とし、さらに「我々の核計画に対してだけ差別的に憂慮を表明するのは、公正さに欠ける不当な行為である」と非難している。
その上で「国際原子力機関と米国は、我々の核活動が平和的目的にだけ局限されていた頃の古い基準で今日の現実を測ってはなら」ず、「堂々たる核保有国として浮上した我々には非核国を中心に対応する国際原子力機関の職能ではどうすることもできない我々式の基準が別にある」と主張している。
北朝鮮が、この談話で何を言いたいのか今一つ読めないが、「米国の敵対視政策で核保有国になった」としていることから、米国が北朝鮮と交渉をすることだけが北朝鮮に核放棄をさせる、つまり「我々式の基準」ということであろうか。
同「労働新聞」記事:
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-09-06-0025
IAEA,
Application of Safeguards in the
Democratic People’s Republic of Korea:
http://www.iaea.org/About/Policy/GC/GC56/GC56Documents/English/gc56-11_en.pdf
조선외무성 대변인 공화국의 경수로건설을 부당하게 걸고든 미국과 국제원자력기구를 규탄
報告書には、2012年に入ってからの北朝鮮の核開発活動について書かれており、2.29合意受け、北朝鮮の原子力開発総局局長から3月16日に「ヨンビョンの核施設におけるウラン濃縮活動中断のモニタリングに関する技術的問題について」話し合うために北朝鮮に来るよう招待を受けたとのことである。これに対しIAEA事務局長は、IAEAが3月30日に北朝鮮の招待を受け入れる旨文書で回答したとのことである。
しかし、2.29合意が北朝鮮によるロケット発射の影響で中断されたので、ウィーンの北朝鮮駐在事務所の係官が6月1日にIAEA側に「北朝鮮による招待は無効になった」旨を通達してきた。IAEAは、2.29合意の中断がとければ、査察をする準備はできているという。
北朝鮮の核活動について、IAEAは衛星写真を見ながら監視しているが、衛星写真だけではそれがどの程度進展しているのかという判断が困難であるとしている。
北朝鮮が発表したヨンビョンの100MW(th)軽水炉と濃縮施設については、軽水炉を覆うドーム型の屋根の設置、施設への装置の搬入、炉心冷却水くみ上げポンプの設置などが見られるが、IAEAはその建設がどの程度進展しているのかは確認できない。また、ウラン濃縮施設についてもその構造や稼働状態については確認できていないとしている。
また、2006年と2009年に北朝鮮が核実験を行ったサイトでの動きも衛星写真で確認できるが、衛星写真からだけでは、それらの活動の目的や核物質が使われたのかなどについての技術的なアセスメントはできないとしている。
そして、IAEAは北朝鮮によるウラン濃縮活動と軽水炉建設についての発表に対し深い憂慮を表明し、北朝鮮に対して安保理決議とNPT規則を遵守することを求めている。
これに対し北朝鮮は、「米国の対朝鮮敵視政策に追従し、朝鮮半島の核問題をさらに激化させるような、我々の核活動に介入する資格を喪失した国際原子力機関が、未だに自分の立場をわきまえていない」とし、さらに「我々の核計画に対してだけ差別的に憂慮を表明するのは、公正さに欠ける不当な行為である」と非難している。
その上で「国際原子力機関と米国は、我々の核活動が平和的目的にだけ局限されていた頃の古い基準で今日の現実を測ってはなら」ず、「堂々たる核保有国として浮上した我々には非核国を中心に対応する国際原子力機関の職能ではどうすることもできない我々式の基準が別にある」と主張している。
北朝鮮が、この談話で何を言いたいのか今一つ読めないが、「米国の敵対視政策で核保有国になった」としていることから、米国が北朝鮮と交渉をすることだけが北朝鮮に核放棄をさせる、つまり「我々式の基準」ということであろうか。
同「労働新聞」記事:
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-09-06-0025