「朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議開催、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長、金正恩同志が拡大会議を指導」 (2018年5月18日 「労働新聞」)
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2018/05/18
18日、『労働新聞』紙面pdf版1面に以下。
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朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議開催、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長、金正恩同志が拡大会議を指導
全党、全軍、全民が朝鮮労働党第7回会議と党中央委員会第7期第3回全員会議精神を高く支えて、英雄朝鮮の強雄な気性を力強く轟かせながら、革命の新たな勝利を戦い取るための総攻撃戦を果敢に展開している激動的な環境の中で、朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議が開催された。
・・・金正恩同志が、拡大会議を指導された。
朝鮮労働党中央軍寺院会第7期第1回拡大会議には、朝鮮労働党中央軍事委員会員と軍種、軍団級単位指揮官、武力機関の高級幹部と党中央委員会高級幹部が参加した。
拡大会議では革命発展の要求と現時期、人民軍隊の実態を総合的の分析したことに基づき、革命的党軍を軍事政治的にさらに強化し、国家防衛事業全般で改善をもたらすための一連の組織的対策を討議決定した。
拡大会議ではまた、党中央軍事委員会の一部のメンバーを解任及び任命、武力機関の高級幹部を解任及組織を移動し、新たな幹部を任命することについての組織問題が取り扱われた。
敬愛する最高領導者同志は、拡大会議で朝鮮労働党第7回大会以後、人民軍隊の軍事政治的課業遂行状況について分析総括されながら、革命武力に対する党の唯一的領軍体系をさらに徹底して打ち立て、革命的軍風を確立することに関する問題、党が明らかにした訓練革命方針、思想革命方針、軍隊現代化方針を一貫して固守して進むことに関する問題、軍人生活を改善することに関する問題をはじめとした軍建設と軍事活動の基本方向と方途について明らかにされた。
敬愛する最高領導者同志は、全軍が党中央委員会第7期第3回全員会議の決定貫徹のための全人民的な闘争を無敵の銃槍でしっかりと保衛し、頼もしく保障していくことについて強調された。
敬愛する最高領導者同志は、人民軍隊が祖国保衛も社会主義建設も全て担おうというスローガンを高く掲げ、社会主義経済建設の主要戦区毎で革命の前衛隊伍、主力軍としての本分を全うしていることについて高く評価され、今後も党と首領の軍隊としての革命的性格と態度を永遠に固守し、祖国と人民の前に持った聖なる使命と任務を輝かしく遂行して行くであろうという期待と確信を表明された。

Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/5/18
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人事異動があったようだが、詳細追って。
「第7期第3回全員会議精神」に対する不満、とりわけ、北南関係、朝米関係改善に関する不満が軍内にあり、不満分子を摘出するために開催された会議の可能性がある。『労働新聞』他面を読み続けて、追記する。
<追記: 2018/05/18 0756>
全面を眺めたが、関連記事はない。国際関係や北南関係を扱う6面にも特記するような記事はなかった。昨夜、「朝鮮中央通信」が配信した、「祖国平和統一委員会委員長、李ソングォン回答」も出ていないので、対内メディアでの公開はしないのであろう。
やはり、今回の労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議は、北南関係や朝米関係と関連が深そうだ。とりわけ、昨夜の「回答」との関連が気になるところであるが、「回答」の裏付けとなるような決定がなされたのか、あるいはそれに反する決定がなされたのか分からない。『労働新聞』紙面では、最前列に座っているはずの主要メンバーの顔が見える写真も公開しておらず、どのような人事が行われたのか全く分からない(『朝鮮中央通信」は要確認)。
「革命武力に対する党の唯一的領軍体系をさらに徹底して打ち立て」るという表現は、しばしば使われているが、現時点でこれを確認しているのは、北南関係や対米関係における「唯一的領軍体系を徹底」することと関連するのかもしれない。その系では、融和ムードを好ましく思わない軍幹部がおり、こうした人々を左遷したのかもしれない。特に、最前列を見せていないことから、任命されたばかりの金正角のような人が解任された可能性すらある。
「元帥様」は、「全軍が党中央委員会第7期第3回全員会議の決定貫徹のための全人民的な闘争を無敵の銃槍でしっかりと保衛し、頼もしく保障していく」と「強調」しているので、同会議で決定された非核化も含む「新たな戦略的路線」に対する人民軍内部からの懐疑心や反発を取り除く目的があった可能性もある。
もちろん、軍人が経済状況の好転から取り残されぬよう、「軍人生活を改善すること」についても、「元帥様」はしっかりと言及している。
北南関係で、週末前にもう一つぐらい何か動きがありそうだ。
Source: KCTV, 2018/05/18
18日、『労働新聞』紙面pdf版1面に以下。
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朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議開催、朝鮮労働党中央軍事委員会委員長、金正恩同志が拡大会議を指導
全党、全軍、全民が朝鮮労働党第7回会議と党中央委員会第7期第3回全員会議精神を高く支えて、英雄朝鮮の強雄な気性を力強く轟かせながら、革命の新たな勝利を戦い取るための総攻撃戦を果敢に展開している激動的な環境の中で、朝鮮労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議が開催された。
・・・金正恩同志が、拡大会議を指導された。
朝鮮労働党中央軍寺院会第7期第1回拡大会議には、朝鮮労働党中央軍事委員会員と軍種、軍団級単位指揮官、武力機関の高級幹部と党中央委員会高級幹部が参加した。
拡大会議では革命発展の要求と現時期、人民軍隊の実態を総合的の分析したことに基づき、革命的党軍を軍事政治的にさらに強化し、国家防衛事業全般で改善をもたらすための一連の組織的対策を討議決定した。
拡大会議ではまた、党中央軍事委員会の一部のメンバーを解任及び任命、武力機関の高級幹部を解任及組織を移動し、新たな幹部を任命することについての組織問題が取り扱われた。
敬愛する最高領導者同志は、拡大会議で朝鮮労働党第7回大会以後、人民軍隊の軍事政治的課業遂行状況について分析総括されながら、革命武力に対する党の唯一的領軍体系をさらに徹底して打ち立て、革命的軍風を確立することに関する問題、党が明らかにした訓練革命方針、思想革命方針、軍隊現代化方針を一貫して固守して進むことに関する問題、軍人生活を改善することに関する問題をはじめとした軍建設と軍事活動の基本方向と方途について明らかにされた。
敬愛する最高領導者同志は、全軍が党中央委員会第7期第3回全員会議の決定貫徹のための全人民的な闘争を無敵の銃槍でしっかりと保衛し、頼もしく保障していくことについて強調された。
敬愛する最高領導者同志は、人民軍隊が祖国保衛も社会主義建設も全て担おうというスローガンを高く掲げ、社会主義経済建設の主要戦区毎で革命の前衛隊伍、主力軍としての本分を全うしていることについて高く評価され、今後も党と首領の軍隊としての革命的性格と態度を永遠に固守し、祖国と人民の前に持った聖なる使命と任務を輝かしく遂行して行くであろうという期待と確信を表明された。

Source: 『労働新聞』紙面pdf版1面、2018/5/18
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人事異動があったようだが、詳細追って。
「第7期第3回全員会議精神」に対する不満、とりわけ、北南関係、朝米関係改善に関する不満が軍内にあり、不満分子を摘出するために開催された会議の可能性がある。『労働新聞』他面を読み続けて、追記する。
<追記: 2018/05/18 0756>
全面を眺めたが、関連記事はない。国際関係や北南関係を扱う6面にも特記するような記事はなかった。昨夜、「朝鮮中央通信」が配信した、「祖国平和統一委員会委員長、李ソングォン回答」も出ていないので、対内メディアでの公開はしないのであろう。
やはり、今回の労働党中央軍事委員会第7期第1回拡大会議は、北南関係や朝米関係と関連が深そうだ。とりわけ、昨夜の「回答」との関連が気になるところであるが、「回答」の裏付けとなるような決定がなされたのか、あるいはそれに反する決定がなされたのか分からない。『労働新聞』紙面では、最前列に座っているはずの主要メンバーの顔が見える写真も公開しておらず、どのような人事が行われたのか全く分からない(『朝鮮中央通信」は要確認)。
「革命武力に対する党の唯一的領軍体系をさらに徹底して打ち立て」るという表現は、しばしば使われているが、現時点でこれを確認しているのは、北南関係や対米関係における「唯一的領軍体系を徹底」することと関連するのかもしれない。その系では、融和ムードを好ましく思わない軍幹部がおり、こうした人々を左遷したのかもしれない。特に、最前列を見せていないことから、任命されたばかりの金正角のような人が解任された可能性すらある。
「元帥様」は、「全軍が党中央委員会第7期第3回全員会議の決定貫徹のための全人民的な闘争を無敵の銃槍でしっかりと保衛し、頼もしく保障していく」と「強調」しているので、同会議で決定された非核化も含む「新たな戦略的路線」に対する人民軍内部からの懐疑心や反発を取り除く目的があった可能性もある。
もちろん、軍人が経済状況の好転から取り残されぬよう、「軍人生活を改善すること」についても、「元帥様」はしっかりと言及している。
北南関係で、週末前にもう一つぐらい何か動きがありそうだ。