「不憫な立場に陥った者の断末魔的悪事」 (2018年5月16日 「労働新聞」)
16日、『労働新聞』に以下。
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時代的感覚が鈍く、現実を直視できない日本の政治家共の政治未熟さが再び明らかになった。
少し前、日本首相安倍は、ある国を行脚しながら、朝鮮は必ず全面的に核を放棄しなければならず、日本を射程距離内に収めているミサイル発射を中止することが必要だという泣き言をほざいた。一方、内閣官房長官管は、朝鮮の非核化は、完全で検証可能であり、不可逆的なものでなければならないという泣き言を吐いた。
まさに身分不相応な薄っぺらいしぐさだ。
朝鮮半島問題は、日本がお節介を出す問題ではない。特に、我が共和国を範囲に含め、列島周辺で米国、英国などと、時に構わず合同軍事演習を行っている日本が、我々の軍事力についてつべこべ文句を言うのは、泥棒が開き直っているのと同じ言動である。
日本執権者共は、座る場所、立つ場所の区別も出来ず、あちこちを徘徊しながら、良く進んでいる朝鮮半島情勢の流れに制動を掛けようと、分不相応に策動している。
日々不憫になっている立場から抜け出そうという断末魔的な悪事に過ぎない。
朝鮮半島と地域の運命、平和保障問題を論議する場に日本は入り込むことが出来ずにいる。誰もその場に自分の意見や考えもなく、他人の下手人の役割をしながら、徘徊する日本が必ずいなければならないという必要性を感じていない。むしろ、ことを複雑にだけするやかましい存在と考えながら、のけ者にしている。日本は、地域で文字通り、仲間はずれの身になった。
政治大国の真似をしながら、肩で風を切って歩いていた日本の立場が、実に惨めなものになった。
日本は、いくら腹が立っても、言うことがなくなった。柵の中に入ってきて、ふざけた真似をした、自分の行いから見直さなければならない。
我々は、今年、年初に朝鮮半島と地域の平和のために太っ腹の主導的な発議と提案をし、その実現のために積極的に努力した。それにより、北南高位級会談が行われ、第23回冬期オリンピックが成功裏に開催された。朝鮮半島には、緊張緩和の気運が流れ込み、全世界がこれに歓迎の意を示した。
しかし、日本はどのように出てきたのか。
我々の温かい民族合い、同胞愛が溢れる大英断が公布されると直ぐ、安倍が直接、ヨーロッパ諸国を徘徊しながら、「北朝鮮がウォルニュースとベオグラードも射程距離に入れられる弾道ミサイルを発射した」、「ヨーロッパ全体においても重大な危機だ」、「最大の圧迫を通して、北朝鮮の政策を変化させなければならない」とひねくれたことを言った。外相河野も、アラブ首長国とカナダを徘徊しながら、「微笑外交に誤魔化されてはならない」など、悪意に満ちた妄言を吐いた。ついには、冬期オリンピック競技大会開幕式に首を突っ込んだ安倍は、行事が終わると直ぐに軍事演習を強行しなければならないという悪辣なラッパも躊躇なく吹いた。
日本の腹の内は、何とかして北南関係改善を遮り、朝鮮半島と地域情勢を悪化させることと同時に、対朝鮮圧迫共調雰囲気を造成することであった。
しかし、地域では日本が追求することとは、正反対のことが起こった。
歴史的な北南首脳対面と会談が成功裏に行われ、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が発表された。米国務長官ポムペオが朝米首脳会談準備のために平壌を訪問した。
日本は、時代錯誤的な対朝鮮敵対視政策にばかりしがみついていたので、朝鮮半島問題に頭を突っ込む体面すら失った。
誰それのせいにすることはできない。日本は、自らが自らの目を突くという馬鹿な行いをしたのである。
外信が「日本は、長い間、平壌に対して強硬な立場を取ってきたが、そのために自分たちが追い出されることになった」と評したのは、決して偶然ではない。
今後、日本が地域で仲間はずれのみを免れる道はある。それは、対朝鮮敵対視政策を放棄することだ。
日本の政治家に再び忠告しておくが、少しの理性だけでも残っているのなら、ひっくり返して、我が共和国を敵対視する固執的な悪い癖を捨てなければならない。
万一、旧態依然として対朝鮮敵対視政策に固執する道に進み続けるのなら、そこから得られるものは、地域での孤立と政治的破算のみである。
李ハクナム

Source: 『労働新聞』紙面pdf版6面、2018/05/16
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時代的感覚が鈍く、現実を直視できない日本の政治家共の政治未熟さが再び明らかになった。
少し前、日本首相安倍は、ある国を行脚しながら、朝鮮は必ず全面的に核を放棄しなければならず、日本を射程距離内に収めているミサイル発射を中止することが必要だという泣き言をほざいた。一方、内閣官房長官管は、朝鮮の非核化は、完全で検証可能であり、不可逆的なものでなければならないという泣き言を吐いた。
まさに身分不相応な薄っぺらいしぐさだ。
朝鮮半島問題は、日本がお節介を出す問題ではない。特に、我が共和国を範囲に含め、列島周辺で米国、英国などと、時に構わず合同軍事演習を行っている日本が、我々の軍事力についてつべこべ文句を言うのは、泥棒が開き直っているのと同じ言動である。
日本執権者共は、座る場所、立つ場所の区別も出来ず、あちこちを徘徊しながら、良く進んでいる朝鮮半島情勢の流れに制動を掛けようと、分不相応に策動している。
日々不憫になっている立場から抜け出そうという断末魔的な悪事に過ぎない。
朝鮮半島と地域の運命、平和保障問題を論議する場に日本は入り込むことが出来ずにいる。誰もその場に自分の意見や考えもなく、他人の下手人の役割をしながら、徘徊する日本が必ずいなければならないという必要性を感じていない。むしろ、ことを複雑にだけするやかましい存在と考えながら、のけ者にしている。日本は、地域で文字通り、仲間はずれの身になった。
政治大国の真似をしながら、肩で風を切って歩いていた日本の立場が、実に惨めなものになった。
日本は、いくら腹が立っても、言うことがなくなった。柵の中に入ってきて、ふざけた真似をした、自分の行いから見直さなければならない。
我々は、今年、年初に朝鮮半島と地域の平和のために太っ腹の主導的な発議と提案をし、その実現のために積極的に努力した。それにより、北南高位級会談が行われ、第23回冬期オリンピックが成功裏に開催された。朝鮮半島には、緊張緩和の気運が流れ込み、全世界がこれに歓迎の意を示した。
しかし、日本はどのように出てきたのか。
我々の温かい民族合い、同胞愛が溢れる大英断が公布されると直ぐ、安倍が直接、ヨーロッパ諸国を徘徊しながら、「北朝鮮がウォルニュースとベオグラードも射程距離に入れられる弾道ミサイルを発射した」、「ヨーロッパ全体においても重大な危機だ」、「最大の圧迫を通して、北朝鮮の政策を変化させなければならない」とひねくれたことを言った。外相河野も、アラブ首長国とカナダを徘徊しながら、「微笑外交に誤魔化されてはならない」など、悪意に満ちた妄言を吐いた。ついには、冬期オリンピック競技大会開幕式に首を突っ込んだ安倍は、行事が終わると直ぐに軍事演習を強行しなければならないという悪辣なラッパも躊躇なく吹いた。
日本の腹の内は、何とかして北南関係改善を遮り、朝鮮半島と地域情勢を悪化させることと同時に、対朝鮮圧迫共調雰囲気を造成することであった。
しかし、地域では日本が追求することとは、正反対のことが起こった。
歴史的な北南首脳対面と会談が成功裏に行われ、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が発表された。米国務長官ポムペオが朝米首脳会談準備のために平壌を訪問した。
日本は、時代錯誤的な対朝鮮敵対視政策にばかりしがみついていたので、朝鮮半島問題に頭を突っ込む体面すら失った。
誰それのせいにすることはできない。日本は、自らが自らの目を突くという馬鹿な行いをしたのである。
外信が「日本は、長い間、平壌に対して強硬な立場を取ってきたが、そのために自分たちが追い出されることになった」と評したのは、決して偶然ではない。
今後、日本が地域で仲間はずれのみを免れる道はある。それは、対朝鮮敵対視政策を放棄することだ。
日本の政治家に再び忠告しておくが、少しの理性だけでも残っているのなら、ひっくり返して、我が共和国を敵対視する固執的な悪い癖を捨てなければならない。
万一、旧態依然として対朝鮮敵対視政策に固執する道に進み続けるのなら、そこから得られるものは、地域での孤立と政治的破算のみである。
李ハクナム

Source: 『労働新聞』紙面pdf版6面、2018/05/16
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