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    「仲間はずれにされた島国野郎共」:拉致を意識した映像 (2018年4月30日 「uriminzokkiri」)

    4月30日、uriminzokkiriにアップロードされた動画。朝鮮半島と周辺地域に平和ムードが漂う中、日本だけが「核・ミサイル廃棄」と「最大圧迫」を騒ぎ立てていると非難する内容。この内容に近い『労働新聞』の記事は、数日前に紹介したはずである。

    注目すべき点は、日本首相安倍の姿を見せるシーンで、敢えて拉致被害者家族との面談映像を使っている点である。安倍の背景に、「拉致」と大きく書かれたポスターがはっきり見えるようなシーンを使っている。動画は、「今のように行動してていれば、平壌に通じる道に自ら高い障壁を積み上げているだけ」と締めくくっている。

    また、安倍一味ではない、東京都知事小池の姿もかなり長く見せている。恐らく、平昌オリンピックを平壌オリンピックと揶揄し、東京オリンピックへの北朝鮮参加に懐疑的な小池も北朝鮮は快く思っていないのであろう。

    「元帥様」は、文在寅に「日本とも対話の用意がある」と伝えたとのことだが、前提となるのは、「日本が態度を変えること」なのだろう。この映像からも分かるように、日本が一番解決したがっている「拉致問題」を北朝鮮は明らかに意識している。「最大限の圧力」を世界を行脚しながら吹いて回るのではなく、「拉致問題解決」に向けた具体的な方策を検討すべきである。「最大限の圧力」に屈して北朝鮮が譲歩したという宣伝はこの期に及んで意味がない。北朝鮮に言われる前に「大勢の流れ」を直視すべきだ。

    中国と韓国の動きを見ていれば、「最大の圧力」が弱まっているのは明らかである。いくら、日本が叫んだところで、中国と韓国は独自の国益で行動する。米国とて、5月中旬に、板門店で開催される可能性すらある朝米会談でよい結果が出れば、「最大の圧力」は徐々に解除して行くであろう。CVID実現まで「最大の圧力」を継続することは、現実的に不可能であろう。

    米国に追従しているだけでは、「拉致問題」は解決できない。

    日本語字幕付き。

    Source: uriminzokkiri, 2018/04/30

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    Source: uriminzokkiri, 2018/04/30

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
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