北朝鮮報道で書かれないこと (dprknow.jp)

15日、「朝鮮中央TV」の12時頃(PST)の報道で、「元帥様」などが中国芸術団を迎える報道を動画付きで放送した。こちらは、YouTubeにアップロード済みなので、後で、字幕を貼り付けて公開する。

これらの映像を見ながら気づいた点を上げておく。

まず、「元帥様」の眉毛が円弧を描いており、温和な雰囲気を醸し出すお手入れになっている点である。2018年1月17日に報道された写真と宋涛と会談する「元帥様」の写真を並べたものが下である。

Source:　左『労働新聞』2018/01/17、右「朝鮮中央TV」2018/04/15

1月の写真では、眉は細く短く直線でカットされている。これ以前の写真とはきちんと比較していないが、少なくとも2017年はこのスタイルで来たと思う。一方、2018年4月15日の動画では、眉毛は円弧を描くようにカットされている。右の写真は笑顔ではないが、繭を丸くカットすることで、直線カットの強さから温和さへとイメージチェンジを図っているのではないだろうか。

これは今回が初めてではないが、「元帥様」のボールペンが安物のプラスチック製ボールペンに見えてならない。また、この手の形をしばしば「元帥様」はするが、自分でやってみると分かるが、かなり不自然な姿勢である。「元帥様」の手首は柔らかいのかも知れない。


Source: KCTV, 2018/04/15


Source: KCTV, 2018/04/15

後で紹介する宴会場もそうであるが、習近平と「元帥様」の大きな写真が掲げられている。中国が好きそうな演出だ。

Source: KCTV, 2018/04/15

宴会場の壁にも

Source: KCTV, 2018/04/15

宴会に参加した「李雪主女史」。

Source: KCTV, 2018/04/15

宋涛と談話をするファーストレディー同志。実に堂々たるものだ。「元帥様」、奥さんの選択は間違いなかったようだ。

Source: KCTV, 2018/04/15


Source: KCTV, 2018/04/15

「元帥様」は、このところ腕時計を着用していないが、「李雪主女史」は、ペアウォッチではない新しい腕時計を付けている。独り立ちの証か。「第1副部長同志」は隅に追いやられ、「李雪主女史」が中心。この報道では、「第1副部長同志」の姿はあまり出てこない。

Source: KCTV, 2018/04/15