「敬愛する最高領導者金正恩同志が我が党と国家の最高首位に高く推戴された6周年慶祝中央報告大会開催」:崔龍海演説で核・ミサイルに言及無し (2018年4月12日 「労働新聞」)
11日の「朝鮮中央TV」で、「金正恩同志推戴6周年、中央報告大会」に関する「録画実況」報道が昨日あった。他事をしながら崔龍海演説の内容を聞いていたが、核・ミサイルに関する言及はなかった。12日の『労働新聞』紙面pdf番6面に同大会の記事が掲載されており、その下に崔龍海演説全文も出ているが、ざっと読み直しても核・ミサイル関連の言及はない。軍事関連では、7面にまで続く崔龍海演説の最後の方で、
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j人民軍隊では、現実発展の要求に合うように、政治軍事的威力を百倍に確固としたものとし、党と革命、祖国と人民の信頼を担って保衛しながら、軍需工業部門では、国防工業の主体化、現代化、科学化水準をさらに高め、国の防衛力強化に積極的に貢献しなければなりません。
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とだけ述べている。「科学」は経済部門に関する言及も含め、崔龍海演説のキーワードとなっている。そもそも「科学技術」は、「元帥様」も強調してきたことではあるが、中国での科学技術博物館観覧とも無関係ではなさそうだ。
これまで、必ず、しかも「金日成-金正日主義」の次ぐらいに書かれてきた、「元帥様」の「核武力建設業績」がバッサリと抜け落ちた最高人民会議報告や中央報告会演説からして、に「非核化」に向けた下地作りがなされていることが窺える。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番6面、2018/04/12
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j人民軍隊では、現実発展の要求に合うように、政治軍事的威力を百倍に確固としたものとし、党と革命、祖国と人民の信頼を担って保衛しながら、軍需工業部門では、国防工業の主体化、現代化、科学化水準をさらに高め、国の防衛力強化に積極的に貢献しなければなりません。
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とだけ述べている。「科学」は経済部門に関する言及も含め、崔龍海演説のキーワードとなっている。そもそも「科学技術」は、「元帥様」も強調してきたことではあるが、中国での科学技術博物館観覧とも無関係ではなさそうだ。
これまで、必ず、しかも「金日成-金正日主義」の次ぐらいに書かれてきた、「元帥様」の「核武力建設業績」がバッサリと抜け落ちた最高人民会議報告や中央報告会演説からして、に「非核化」に向けた下地作りがなされていることが窺える。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番6面、2018/04/12