第13期第6回最高人民会議開催:「元帥様」欠席、議題は経済と人事だけ、1日だけの会議、黄炳瑞、金己男等「召還」 (2018年4月12日 「労働新聞」)
12日、『労働新聞』紙面pdf番1面に「第13期第6回最高人民会議」が開催されたという記事が掲載された。この会議には「元帥様」は出席していない。下の写真にもあるように、「元帥様」の席は準備されているものの、空席となっている。以前の写真ときちんと比較していないが、何とも不自然で、これ見よがしという気がしないでもない。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番1面、2018/04/12 より拡大切り抜き
その他、「第1副部長同志」も含んで普通に出てくるであろう人物はいるが、チョ・ヨンウォンの名前は見られない。
会議の議題は、「1.国家経済発展5カ年戦略遂行のための内閣の主体106(2017)年事業状況と主体107(2018)年課業について、2.朝鮮民主主義人民共和国主体106(2017)年国家予算執行の決算と主体107(2018)年国家予算について、3.組織問題」となっており、経済関連と人事問題だけである。「元帥様」が出席した「政治局会議」で扱われた北南首脳会談や朝米対話については一切触れられていない。「会議は継続する」とも書かれていないので、11日だけの会議だった可能性が高い。
組織問題は細かく見ていないが、これまで粛清説があった黄炳瑞が「元帥様」の委任により「国務委員会副委員長から召還」されている。「朝鮮人民軍総政治局長」を誰が担っているのか、空席のままなのかは依然として明らかではない。他に召還されたのは、「国務委員会委員から」金己男、李マンゴン、金ウォンフン。金己男は、兄の金永南とセットで無難にこなしていると思ったが、今回、何らかの理由で「召還」となっている。病気だろうか。
「召還」に伴い、4人が国務委員会員として補選されている。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番3面、2018/04/12
左から、金正角、朴クァンホ、テ・ジョンス、チョン・ギョンテク
明記はされていないが、元帥の金正角が人民軍総政治局長に就任したものと思われる。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番1面、2018/04/12 より拡大切り抜き
その他、「第1副部長同志」も含んで普通に出てくるであろう人物はいるが、チョ・ヨンウォンの名前は見られない。
会議の議題は、「1.国家経済発展5カ年戦略遂行のための内閣の主体106(2017)年事業状況と主体107(2018)年課業について、2.朝鮮民主主義人民共和国主体106(2017)年国家予算執行の決算と主体107(2018)年国家予算について、3.組織問題」となっており、経済関連と人事問題だけである。「元帥様」が出席した「政治局会議」で扱われた北南首脳会談や朝米対話については一切触れられていない。「会議は継続する」とも書かれていないので、11日だけの会議だった可能性が高い。
組織問題は細かく見ていないが、これまで粛清説があった黄炳瑞が「元帥様」の委任により「国務委員会副委員長から召還」されている。「朝鮮人民軍総政治局長」を誰が担っているのか、空席のままなのかは依然として明らかではない。他に召還されたのは、「国務委員会委員から」金己男、李マンゴン、金ウォンフン。金己男は、兄の金永南とセットで無難にこなしていると思ったが、今回、何らかの理由で「召還」となっている。病気だろうか。
「召還」に伴い、4人が国務委員会員として補選されている。

Source: 『労働新聞』紙面pdf番3面、2018/04/12
左から、金正角、朴クァンホ、テ・ジョンス、チョン・ギョンテク
明記はされていないが、元帥の金正角が人民軍総政治局長に就任したものと思われる。