トランプ、ツイート:ティラーソン解任、北朝鮮政策で不一致 (2018年3月14日)
14日、トランプがティラーソンを解任し、後任にCIA長官のポムペオを就任させるとツイート。
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CIA長官のマイク・ポムペオが、新たな国務長官になる。彼は素晴らしい仕事をするであろう!レックス・ティラーソンよ、ご苦労さん!ギナ・ヘスペルが新たなCIA長官になるが、初の女性長官ということで選んだ。みんな、おめでとう!

Source: Twitter, 2018/03/14
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ティラーソンについては、以前も解任説が流布されていた。その時は、結局解任されなかったが、やはり外国政策でトランプと意見が一致しない部分がある可能性がある。以前、解任説が流れた際の国際的な事件を調べれば、どの問題についてトランプと意見が合わなかったのか、大体想像することはできる。しかし、北朝鮮問題は、トランプ政権発足以来、定常的に存在してきたので、それが北朝鮮問題であったかどうかの特定は難しい。
今回は、明らかに朝米首脳会談がイッシューとなっている時期の解任ではあるが、何がトランプにそうした決断をさせたのであろうか。全体として、ティラーソンは対北朝鮮で慎重、あるいは保守的であったので、今回のトランプの決定にも積極的ではなかったのかも知れない。いくつか前の記事にも書いたが、彼は北朝鮮に対してきちんと意思表明をするよう求めている。直接的には、北朝鮮に対する呼びかけではあるが、同時に「北朝鮮が何も直接言っていないのに、韓国特使の話だけで方針を決めたトランプに対する非難」とも受け止めることができる。
一方、次期国務長官に指名されたポムペアであるが、人物の経歴など調べてはいないが、記憶に鮮明に残っているのは、韓国特使がトランプとの会見直後にホワイトハウスの前で会兼報告をした時、「私の友人ポムペア」と言ったことである。それを聞いたときは、同じ情報畑の人間なので「友人」だという程度に思ったが、もしかすると、トランプに朝米首脳会談を決定させるプロセスにポムペアが関与し、トランプがそれを評価した結果かも知れない。
<追記: 2018/03/15 0746>
上記、友人は「ポムペア」ではなく、「マクマスター」とコメントでご指摘頂いた。ご指摘頂いた方に感謝。
トランプが、朝米会談を成功させることに意欲を高めていることは、ペンシルバニアでの集会の様子からも分かるが、そのためには、トランプと同調し、彼を完全にサポートする人間が必要だったので、国務長官のすげ替えを決断した可能性がある。
好き嫌いだけではなく、目的達成のためには、スタッフをどんどん入れ替えるやり方も、トランプ流のようだ。
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CIA長官のマイク・ポムペオが、新たな国務長官になる。彼は素晴らしい仕事をするであろう!レックス・ティラーソンよ、ご苦労さん!ギナ・ヘスペルが新たなCIA長官になるが、初の女性長官ということで選んだ。みんな、おめでとう!

Source: Twitter, 2018/03/14
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ティラーソンについては、以前も解任説が流布されていた。その時は、結局解任されなかったが、やはり外国政策でトランプと意見が一致しない部分がある可能性がある。以前、解任説が流れた際の国際的な事件を調べれば、どの問題についてトランプと意見が合わなかったのか、大体想像することはできる。しかし、北朝鮮問題は、トランプ政権発足以来、定常的に存在してきたので、それが北朝鮮問題であったかどうかの特定は難しい。
今回は、明らかに朝米首脳会談がイッシューとなっている時期の解任ではあるが、何がトランプにそうした決断をさせたのであろうか。全体として、ティラーソンは対北朝鮮で慎重、あるいは保守的であったので、今回のトランプの決定にも積極的ではなかったのかも知れない。いくつか前の記事にも書いたが、彼は北朝鮮に対してきちんと意思表明をするよう求めている。直接的には、北朝鮮に対する呼びかけではあるが、同時に「北朝鮮が何も直接言っていないのに、韓国特使の話だけで方針を決めたトランプに対する非難」とも受け止めることができる。
一方、次期国務長官に指名されたポムペアであるが、人物の経歴など調べてはいないが、記憶に鮮明に残っているのは、韓国特使がトランプとの会見直後にホワイトハウスの前で会兼報告をした時、「私の友人
<追記: 2018/03/15 0746>
上記、友人は「ポムペア」ではなく、「マクマスター」とコメントでご指摘頂いた。ご指摘頂いた方に感謝。
トランプが、朝米会談を成功させることに意欲を高めていることは、ペンシルバニアでの集会の様子からも分かるが、そのためには、トランプと同調し、彼を完全にサポートする人間が必要だったので、国務長官のすげ替えを決断した可能性がある。
好き嫌いだけではなく、目的達成のためには、スタッフをどんどん入れ替えるやり方も、トランプ流のようだ。