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    『労働新聞』、制裁関連でトランプを名指し批判 (2018年3月10日 「労働新聞」)

    10日、『労働新聞』で、制裁絡みでトランプを名指し批判。以下、関連部分。

    ***********
    (前略)

    我々が、奴らのあらゆる制裁と封鎖、軍事的圧迫騒動にもびくともせず、既に選択した道に従って変わることなく進むと、国内法を発動して他国に被害を及ぼしてまで、我が国を経済的に抹殺するための制裁の度数を最高水準へと高めたのである。

    (中略)

    問題は、米国が精細と封鎖策動が戦争を伴う非常に危険千万な行為であるということである。

    イラク戦争がそれを示す代表的な例である。米国は、この国に長期間制裁を課し、後には軍事的侵攻で叩きつぶした。彼らは、我が国にもその手法を適用しようとしている。制裁と封鎖策動で我が国を孤立させ、無力化させた後で、あっさりと乗り込んでこようとしている。

    米国のトランプ一味が、制裁が史上最大とほらを吹きながら、その目的が朝鮮を完全に孤立させることにあるとしたこと、その効果が現れないときには、非常に痛い行動へと移ると暴言を吐いているのは、決して見逃すことができないことである。

    昨日もそうであったが、今日も明日も我が共和国は米国が奴らの物差しで善と悪を区別し、正義と真理を踏みにじることを絶対に許さない。

    今、米国が制裁と軍事的圧迫騒動に熱を上げながら、我が国を圧殺しようと悪辣に動いているが、我々の軍隊と人民は、眉毛1本も動かさない。我々には、いかなる軍事的力も制裁と封鎖も絶対に通用しない。

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    Source: 『労働新聞』紙面pdf版6面、2018/03/10
    **************

    北朝鮮としても、米国が「最大規模も圧迫を加え続ける」と言っている以上、こういう反論はしておくということであろう。「既に選択した道に従って変わることなく進む」というのは、「並進路線を進む」と言いたいのだろうが、この辺り、微妙な表現を使っている。この個人名の論説には「核」という言葉は一度も使われていない点も注意しておく必要がある。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
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