「ペンス米副大統領、平昌で金ヨジョンに会おうとしたが、北が取り消し」:核問題を避けたのか、米日と韓国を分断 (2018年2月21日 「聯合ニュース」)
「第1副部長同志」の第2子妊娠を記事にしようと思い、『聯合ニュース』を見たら、もっとおもしろい記事が出ていた。
記事によると「ペンスが北朝鮮代表団と会おうとしたが、北側が2時間前に取り消した」と『ワシントンポスト』が報じたと書かれている。
『聯合ニュース』、「"펜스 美부통령, 평창서 김여정 만나려고 했으나 北이 취소"」、http://www.yonhapnews.co.kr/international/2018/02/21/0619000000AKR20180221051700009.HTML?template=2085
The Washington Postの元記事を確認してみた。
The Washington Post, Pence was set to meet with North Korean officials during the Olympics before last-minute cancellation, https://www.washingtonpost.com/politics/pence-was-set-to-meet-with-north-korean-officials-during-the-olympics-before-last-minute-cancellation/2018/02/20/89392dfe-1684-11e8-942d-16a950029788_story.html?hpid=hp_hp-top-table-main_pencekorea-650pm%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.b8ee5937b250
青瓦台での米朝対面を韓国側がセットアップしたと報じられているが、米国から「核放棄」を求められることは分かりきっていたので、金永南と金ヨジョンでは到底対応できないということで、避けたのであろう。会談が実現していれば、米国や韓国メディアが「北に核放棄を要求した」と報じ、その際、金永南と金ヨジョンが放棄をあからさま拒めば、「北朝鮮は悪い国」ということが印象付けられ、せっかくの和解ムードに水を差すことになるし、「兄貴に伝える」とでも答えれば、北朝鮮の弱腰が世界に伝わる。
では、「核放棄」を求められることが分かりきっていながら、なぜ1度は会談を受け入れたのか。可能性としては、韓国側が「挨拶程度で、核には直接触れない」というセットアップをしようとして米国側に拒否され流れたのか、そうでなければ、北朝鮮がドタキャンを読み込み済みにした受け入れをすることで、下のいくつかのuriminzokkiriのいくつかの動画にも見られるような「ペンス、ざま見ろ」を演出したかったのであろう。
北南は和解に向かい、和解を妨害する米国と日本は邪悪という構図を描くことを狙ったのであろう。
しばしば、日韓メディアは、「北朝鮮は、微笑外交で米日と韓国を分断させることを目論んでる」と書いているが、この辺り巧妙なやり方を見ていると、こうした指摘もまんざら外れてはいないような気がする。
記事によると「ペンスが北朝鮮代表団と会おうとしたが、北側が2時間前に取り消した」と『ワシントンポスト』が報じたと書かれている。
『聯合ニュース』、「"펜스 美부통령, 평창서 김여정 만나려고 했으나 北이 취소"」、http://www.yonhapnews.co.kr/international/2018/02/21/0619000000AKR20180221051700009.HTML?template=2085
The Washington Postの元記事を確認してみた。
The Washington Post, Pence was set to meet with North Korean officials during the Olympics before last-minute cancellation, https://www.washingtonpost.com/politics/pence-was-set-to-meet-with-north-korean-officials-during-the-olympics-before-last-minute-cancellation/2018/02/20/89392dfe-1684-11e8-942d-16a950029788_story.html?hpid=hp_hp-top-table-main_pencekorea-650pm%3Ahomepage%2Fstory&utm_term=.b8ee5937b250
青瓦台での米朝対面を韓国側がセットアップしたと報じられているが、米国から「核放棄」を求められることは分かりきっていたので、金永南と金ヨジョンでは到底対応できないということで、避けたのであろう。会談が実現していれば、米国や韓国メディアが「北に核放棄を要求した」と報じ、その際、金永南と金ヨジョンが放棄をあからさま拒めば、「北朝鮮は悪い国」ということが印象付けられ、せっかくの和解ムードに水を差すことになるし、「兄貴に伝える」とでも答えれば、北朝鮮の弱腰が世界に伝わる。
では、「核放棄」を求められることが分かりきっていながら、なぜ1度は会談を受け入れたのか。可能性としては、韓国側が「挨拶程度で、核には直接触れない」というセットアップをしようとして米国側に拒否され流れたのか、そうでなければ、北朝鮮がドタキャンを読み込み済みにした受け入れをすることで、下のいくつかのuriminzokkiriのいくつかの動画にも見られるような「ペンス、ざま見ろ」を演出したかったのであろう。
北南は和解に向かい、和解を妨害する米国と日本は邪悪という構図を描くことを狙ったのであろう。
しばしば、日韓メディアは、「北朝鮮は、微笑外交で米日と韓国を分断させることを目論んでる」と書いているが、この辺り巧妙なやり方を見ていると、こうした指摘もまんざら外れてはいないような気がする。