『白頭とハルラは我が祖国』を聞きながら、涙を流す金永南 (2018年2月12日)
コメントを頂き、その返信として書きかけたのだが、非常に意味があるので、記事にすることにした。
12日夜は、昨夜書いた記事にもしたように、KBS2で女子アイスホッケーの生中継を見ていた。実は、昨日、夕方、Abema Primeから電話取材があり、北朝鮮代表団の訪韓の所感などについて聞かれた。それが、字幕で出るというので、どのように編集されるのか確認するために別のPCでその番組もチラチラと見ていたのだが、番組の中に、ヒョン・ソンウォルが歌う『白頭とハルラは我が祖国』を聞きながら金永南が涙を流すシーンが出てきた。
このシーンは、実に感動的だった。というのは、「朝鮮中央TV」を見ていると、音楽公演の会場で曲を聞きながら涙を流している朝鮮人民はたくさん出てくるのだが、カメラが来たら一応、涙を流しておいた方が無難という程度の演技をしているしている人も案外多いのではないかと思っていた。
しかし、韓国で、しかも指導者と何の関係もない曲を聞きながら涙を流す金永南には驚いた。横にいる「第1副部長同志」のように普通に聞いていても何の問題もない曲と状況であるにもかかわらず、自然と涙が出てきてしまうのが、「普通」の朝鮮人民なのだと思った。
特に分断前から生き続けている金永南のような人にとっては、「大業」を成し遂げた「南朝鮮」で、北朝鮮の歌手が歌う曲で聞き、北朝鮮がよく使う表現で表せば「心筋に響き渡った」のであろう。そして、発展した「南朝鮮」の現実を目にし、「社会主義朝鮮」との違い(敢えて「格差」とは書かないが)に考えることも多かったのであろう。そんな気持ちで聞いた統一志向の曲『白頭とハルラは我が祖国』は、やはり金永南にとって特別な意味があったのだろう。
昨日の記事にも書いたように、北朝鮮メディアは今回の「南朝鮮訪問」を「意義があった」と評価しているが、金永南の涙にそれが集約されているような気がしてならない。
感涙シーンは下の動画で見られる。
Source: YouTube
12日夜は、昨夜書いた記事にもしたように、KBS2で女子アイスホッケーの生中継を見ていた。実は、昨日、夕方、Abema Primeから電話取材があり、北朝鮮代表団の訪韓の所感などについて聞かれた。それが、字幕で出るというので、どのように編集されるのか確認するために別のPCでその番組もチラチラと見ていたのだが、番組の中に、ヒョン・ソンウォルが歌う『白頭とハルラは我が祖国』を聞きながら金永南が涙を流すシーンが出てきた。
このシーンは、実に感動的だった。というのは、「朝鮮中央TV」を見ていると、音楽公演の会場で曲を聞きながら涙を流している朝鮮人民はたくさん出てくるのだが、カメラが来たら一応、涙を流しておいた方が無難という程度の演技をしているしている人も案外多いのではないかと思っていた。
しかし、韓国で、しかも指導者と何の関係もない曲を聞きながら涙を流す金永南には驚いた。横にいる「第1副部長同志」のように普通に聞いていても何の問題もない曲と状況であるにもかかわらず、自然と涙が出てきてしまうのが、「普通」の朝鮮人民なのだと思った。
特に分断前から生き続けている金永南のような人にとっては、「大業」を成し遂げた「南朝鮮」で、北朝鮮の歌手が歌う曲で聞き、北朝鮮がよく使う表現で表せば「心筋に響き渡った」のであろう。そして、発展した「南朝鮮」の現実を目にし、「社会主義朝鮮」との違い(敢えて「格差」とは書かないが)に考えることも多かったのであろう。そんな気持ちで聞いた統一志向の曲『白頭とハルラは我が祖国』は、やはり金永南にとって特別な意味があったのだろう。
昨日の記事にも書いたように、北朝鮮メディアは今回の「南朝鮮訪問」を「意義があった」と評価しているが、金永南の涙にそれが集約されているような気がしてならない。
感涙シーンは下の動画で見られる。
Source: YouTube