「17時報道:北朝鮮高位級代表団出発、仁川到着、晩餐会、開幕式」:専用機は「政府飛行隊専用機オオタカ2号機」、金ヨジョンは「第1副部長」、文在寅「大統領」と初めて、高速列車、北朝鮮は上 (2018年2月10日 「朝鮮中央TV」)
10日、「朝鮮中央TV」の「17時報道」で、「北朝鮮高位級代表団」の出発の様子などを伝える、一連の報道があった。「朝鮮中央TV」では、メインニュースの「20時報道」ではオリンピック関連の報道はせず、確認した限りではずっと「17時報道」で報道している。しかし、「元帥様」関連の報道の後に続く、重要報道であることは間違いない。10日付けの『労働新聞』にもオリンピック関連記事が掲載されているが、読み上げている原稿はそれと同様だと思われる(追って確認)。
この報道では、いくつか新しいことが確認できた。まず、北朝鮮に「元帥様」専用機である「オオタカ1号」の他に、「政府飛行隊専用機オオタカ2号」が存在することである。「オオタカ2号」の噂はあったが、北朝鮮メディアが正式に名称や所属まで伝えたのは、これが初めてである。「政府飛行隊」という「航空及び反航空軍」に所属すると思われる部隊名も初めて聞いた。
仁川空港に着陸した「オオタカ2号機」。

Source: KCTV, 2018/02/10
また、金ヨジョンが「第1副部長」であることも明らかになった。これまでは「副部長」あるところまでは確認されていたが、、『政治局員候補」になるタイミングで、「第1副部長」に昇格したのであろう。
韓国に関する報道についても興味深い点がある。「米帝の植民地、生き地獄の南朝鮮」であるにもかかわらず、空港はよく整備されており、仁川空港からは「高速鉄道」で移動したと報じている。北朝鮮に「高速鉄道」などないにもかかわらず、「鉄道で」と言わずに、敢えて韓国の発展ぶりを示すような「高速鉄道」という紹介の仕方をしたのには驚いた。
「高速鉄道」に乗る、「政治局員候補同志」。

Source: KCTV, 2018/02/10
そして、恐らく間違いないと思うが、これまで「南朝鮮当局者」と呼んでいた韓国現大統領を初めて「文在寅大統領」と敬称を付けて報じている。
韓国の配慮であろうが、北朝鮮代表団を文在寅夫妻の上段の席に座らせている。その結果、このような写真が撮影される。、「政治局員候補同志」に韓国大統領がへつらっているような構図である。

Source: KCTV, 2018/02/10
明らかに年長の韓国大統領夫人に片手で握手をしている。その後、もう片方の手を出した可能性はあるが、北朝鮮が敢えてこの写真を使っているのには、当然、上と同じ意味合いが込められている。もし、「政治局員候補同志」が片手だけを突き出したとすれば、礼儀知らずなのか、北朝鮮で偉すぎるので、片手に慣れてしまっているからなのかもしれない。

Source: KCTV, 2018/02/10
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2018/02/10
この報道では、いくつか新しいことが確認できた。まず、北朝鮮に「元帥様」専用機である「オオタカ1号」の他に、「政府飛行隊専用機オオタカ2号」が存在することである。「オオタカ2号」の噂はあったが、北朝鮮メディアが正式に名称や所属まで伝えたのは、これが初めてである。「政府飛行隊」という「航空及び反航空軍」に所属すると思われる部隊名も初めて聞いた。
仁川空港に着陸した「オオタカ2号機」。

Source: KCTV, 2018/02/10
また、金ヨジョンが「第1副部長」であることも明らかになった。これまでは「副部長」あるところまでは確認されていたが、、『政治局員候補」になるタイミングで、「第1副部長」に昇格したのであろう。
韓国に関する報道についても興味深い点がある。「米帝の植民地、生き地獄の南朝鮮」であるにもかかわらず、空港はよく整備されており、仁川空港からは「高速鉄道」で移動したと報じている。北朝鮮に「高速鉄道」などないにもかかわらず、「鉄道で」と言わずに、敢えて韓国の発展ぶりを示すような「高速鉄道」という紹介の仕方をしたのには驚いた。
「高速鉄道」に乗る、「政治局員候補同志」。

Source: KCTV, 2018/02/10
そして、恐らく間違いないと思うが、これまで「南朝鮮当局者」と呼んでいた韓国現大統領を初めて「文在寅大統領」と敬称を付けて報じている。
韓国の配慮であろうが、北朝鮮代表団を文在寅夫妻の上段の席に座らせている。その結果、このような写真が撮影される。、「政治局員候補同志」に韓国大統領がへつらっているような構図である。

Source: KCTV, 2018/02/10
明らかに年長の韓国大統領夫人に片手で握手をしている。その後、もう片方の手を出した可能性はあるが、北朝鮮が敢えてこの写真を使っているのには、当然、上と同じ意味合いが込められている。もし、「政治局員候補同志」が片手だけを突き出したとすれば、礼儀知らずなのか、北朝鮮で偉すぎるので、片手に慣れてしまっているからなのかもしれない。

Source: KCTV, 2018/02/10
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2018/02/10