「金正恩氏を告発へ 被害者家族ら 日本人拉致」:いざというときにマイナス効果 (2018年1月19日 「産経新聞」)
19日、『産経新聞』によると、「拉致被害者や、拉致の可能性が排除できない『特定失踪者』の家族らがオランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)に、金氏の責任追及や処罰に向けた捜査などに着手するよう申し立てることが18日、分かった」とのことだ。
『産経新聞』、「金正恩氏を告発へ 被害者家族ら 日本人拉致」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00000504-san-soci
実効性はほとんど期待できない象徴的な提訴であるが、拉致被害者帰国に向けた動きが出たときにマイナスに作用する要因となる。
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特定失踪者家族会の大沢昭一会長は「深刻な実態を国際社会に投げかける意味は大きい」とし、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表も「『最高尊厳』の金正恩氏への責任追及は北朝鮮に極めて強いプレッシャーを与える」と話している。
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と同記事には書かれているが、「最高尊厳」を訴えることはプレッシャーになるどころか、「最高尊厳」に対する許しがたい侮辱ととられるだけである。
昨夜記事にした「朝鮮外務省日本研究所スポークスマン談話」でも「拉致問題は解決済み」と言っているが、「拉致問題」が日朝間の懸案になっていることが分かっているからこそ、このような発言をしているのである。
拉致被害者家族の心情を考えれば、藁にもすがりたいという気持ちは十分に理解できるが、実効性が希薄なばかりか、拉致被害者帰国に向けた取り組みにマイナスに作用するようなことは控えた方が良い。
『産経新聞』、「金正恩氏を告発へ 被害者家族ら 日本人拉致」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180119-00000504-san-soci
実効性はほとんど期待できない象徴的な提訴であるが、拉致被害者帰国に向けた動きが出たときにマイナスに作用する要因となる。
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特定失踪者家族会の大沢昭一会長は「深刻な実態を国際社会に投げかける意味は大きい」とし、特定失踪者問題調査会の荒木和博代表も「『最高尊厳』の金正恩氏への責任追及は北朝鮮に極めて強いプレッシャーを与える」と話している。
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と同記事には書かれているが、「最高尊厳」を訴えることはプレッシャーになるどころか、「最高尊厳」に対する許しがたい侮辱ととられるだけである。
昨夜記事にした「朝鮮外務省日本研究所スポークスマン談話」でも「拉致問題は解決済み」と言っているが、「拉致問題」が日朝間の懸案になっていることが分かっているからこそ、このような発言をしているのである。
拉致被害者家族の心情を考えれば、藁にもすがりたいという気持ちは十分に理解できるが、実効性が希薄なばかりか、拉致被害者帰国に向けた取り組みにマイナスに作用するようなことは控えた方が良い。