「北斗七星」:「元帥様」が労働党第7回大会で参加者に配った腕時計 (2017年10月24日 「朝鮮中央TV」)
24日、「朝鮮中央TV」で放送された「<随筆>北斗七星」の中で、「元帥様」が「労働党第7回大会参加者に配った腕時計」が紹介されている。

Source: KCTV, 2017/10/24
北朝鮮の公式腕時計としては、「金日成お名前時計」と「金正日お名前腕時計」が知られているが、「労働党北斗七星腕時計」がこれほどはっきりと見える動画で紹介されたのは初めてだと思う。
時計は針の動きから機械式であり、文字盤は北朝鮮オリジナルであるが、曜日は英語表記となっており、朝鮮文字の金日成時計と異なる。時計メーカーのロゴがないので、メーカーの特定はできないが、モランボン時計(ETAムーブメントあるいはその中国版)なのかもしれない。党第7回大会参加者に配付した時計とのことなので、かなりの数になり、西欧のブランド時計ではないのだろう。オメガの12角文字盤のコンステレーションはよく知られているが、これはケースが12角になっている。
「北斗七星」については、これまで「将軍様」と結びつけられているものと思っていた。この番組の冒頭でも、平壌駅の時計台から「どこにおられますか慕わしい将軍様」という曲が流れるシーンがある。平壌駅の時計台が「金日成将軍の歌」の一節を流す様子はしばしば紹介されているが、午前8時には「どこにおられますか、慕わしい将軍様」が流れるような設定になっているようだ。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2017/10/24
番組を見ていると、「北斗七星」はどうやら「将軍様」を指しているのではなく、「首領様」から始まる指導者の象徴のようだ。番組では、「戦略的後退時期」に南朝鮮人民が北方に向かう指標として「北斗七星」の方向(「首領様」がいる方向)に歩いて行った逸話、「苦難の行軍」時期に朝鮮人民が「北斗七星」(将軍様)に力づけられた話、そして「北斗七星のように敬愛する最高領導者金正恩同志に従い最後の勝利に向かって前進する我々人民」が紹介されている。
相当の数配られたので、いずれ中国に1つぐらいは流出するであろう「北斗七星時計」、是非、1つコレクションしたいものだ。

Source: KCTV, 2017/10/24
北朝鮮の公式腕時計としては、「金日成お名前時計」と「金正日お名前腕時計」が知られているが、「労働党北斗七星腕時計」がこれほどはっきりと見える動画で紹介されたのは初めてだと思う。
時計は針の動きから機械式であり、文字盤は北朝鮮オリジナルであるが、曜日は英語表記となっており、朝鮮文字の金日成時計と異なる。時計メーカーのロゴがないので、メーカーの特定はできないが、モランボン時計(ETAムーブメントあるいはその中国版)なのかもしれない。党第7回大会参加者に配付した時計とのことなので、かなりの数になり、西欧のブランド時計ではないのだろう。オメガの12角文字盤のコンステレーションはよく知られているが、これはケースが12角になっている。
「北斗七星」については、これまで「将軍様」と結びつけられているものと思っていた。この番組の冒頭でも、平壌駅の時計台から「どこにおられますか慕わしい将軍様」という曲が流れるシーンがある。平壌駅の時計台が「金日成将軍の歌」の一節を流す様子はしばしば紹介されているが、午前8時には「どこにおられますか、慕わしい将軍様」が流れるような設定になっているようだ。
日本語字幕付き。
Source: KCTV, 2017/10/24
番組を見ていると、「北斗七星」はどうやら「将軍様」を指しているのではなく、「首領様」から始まる指導者の象徴のようだ。番組では、「戦略的後退時期」に南朝鮮人民が北方に向かう指標として「北斗七星」の方向(「首領様」がいる方向)に歩いて行った逸話、「苦難の行軍」時期に朝鮮人民が「北斗七星」(将軍様)に力づけられた話、そして「北斗七星のように敬愛する最高領導者金正恩同志に従い最後の勝利に向かって前進する我々人民」が紹介されている。
相当の数配られたので、いずれ中国に1つぐらいは流出するであろう「北斗七星時計」、是非、1つコレクションしたいものだ。