「<漫画映画>交通秩序をしっかり守ろう(14)」:新しい「交通秩序シリーズ」、トラックの荷台に乗るのは違反 (2017年10月23日 「朝鮮中央TV」)
23日、「朝鮮中央TV」の「児童放送時間」で新しい「交通秩序シリーズ」、「交通秩序をしっかり守ろう(14)」が放送された。今回は歩道橋(空中橋)の利用を呼びかける内容。2010年に平壌に行ったときは、道をまたいで掲げられたスローガンの看板はいくつも見たが、歩道橋らしき見かけなかった。日本では当たり前の光景なので、意識していなかっただけなのかも知れないが、「朝鮮中央TV」で放送される番組を見ていても、歩道橋はあまり写り込まないのでやはり少ないのであろう。
その後、歩道橋設置が進んでいるのからかもしれないが、この「交通秩序シリーズ」では、車道を横断することの危険性を子供に教える内容となっている。
付随しておおもしろいのは、トラックの運転手が荷台にこっそりと乗り込んだ子供に「トラックの荷台に乗るのは交通規則違反」と言っている点である。北朝鮮では、トラックの荷台に人を乗せて走るのはごく普通のことで、映画にも報道にもしばしば出てくる。日本では道交法違反の行為であるが、北朝鮮でも荷台で人を運ぶ行為が禁止されたのだとすれば興味深い。しかし、乗用車や公共交通がある程度普及している平壌であればまだしも、農村地域ではトラック、さらにはトラクターの荷台に人を乗せて運ぶことが禁止となれば、大変困ることになろう。運転手が子供に言っているのが、「黙って乗り込むのは違反」とも取れるので、もしかするとそちらの意味なのかも知れないが、興味深いところである。
「交通秩序シリーズ」にしばしば登場する「保安員お姉さん」は、今回も登場している。やはり、平壌での交通警官は、男性警官よりも「保安員お姉さん」ということなのかもしれない。
それとの関係で、10月に行った延吉では、党大会との関連か、朝夕の時間帯、交差点にはたくさんの警官が立ち、交通整理をしていた。その中で、白山ホテル前の大きな交差点には、女性交通警察官部隊が配置され、10人ぐらいの女性警官が交通整理をしていた。なかなか珍しい光景だったので、しばらく眺めてしまった。その最中、子供ではないが、若い女性が信号無視をして道路を横断し、女性警察官に注意されていた。一番有難かったのは、横断歩道に歩行者がいるとき、信号に関係なく右折してくる自動車だけではなく、電動自転車もしっかりと女性警官が停止させてくれたことである。中国では、自動車よりも電動自転車(見た目や速度は日本の原付に近い)が怖い。
日本語字幕付き。HD画質。
Source: KCTV, 2017/10/23
その後、歩道橋設置が進んでいるのからかもしれないが、この「交通秩序シリーズ」では、車道を横断することの危険性を子供に教える内容となっている。
付随しておおもしろいのは、トラックの運転手が荷台にこっそりと乗り込んだ子供に「トラックの荷台に乗るのは交通規則違反」と言っている点である。北朝鮮では、トラックの荷台に人を乗せて走るのはごく普通のことで、映画にも報道にもしばしば出てくる。日本では道交法違反の行為であるが、北朝鮮でも荷台で人を運ぶ行為が禁止されたのだとすれば興味深い。しかし、乗用車や公共交通がある程度普及している平壌であればまだしも、農村地域ではトラック、さらにはトラクターの荷台に人を乗せて運ぶことが禁止となれば、大変困ることになろう。運転手が子供に言っているのが、「黙って乗り込むのは違反」とも取れるので、もしかするとそちらの意味なのかも知れないが、興味深いところである。
「交通秩序シリーズ」にしばしば登場する「保安員お姉さん」は、今回も登場している。やはり、平壌での交通警官は、男性警官よりも「保安員お姉さん」ということなのかもしれない。
それとの関係で、10月に行った延吉では、党大会との関連か、朝夕の時間帯、交差点にはたくさんの警官が立ち、交通整理をしていた。その中で、白山ホテル前の大きな交差点には、女性交通警察官部隊が配置され、10人ぐらいの女性警官が交通整理をしていた。なかなか珍しい光景だったので、しばらく眺めてしまった。その最中、子供ではないが、若い女性が信号無視をして道路を横断し、女性警察官に注意されていた。一番有難かったのは、横断歩道に歩行者がいるとき、信号に関係なく右折してくる自動車だけではなく、電動自転車もしっかりと女性警官が停止させてくれたことである。中国では、自動車よりも電動自転車(見た目や速度は日本の原付に近い)が怖い。
日本語字幕付き。HD画質。
Source: KCTV, 2017/10/23