「感謝文 金正恩」(2012年7月15日 「朝鮮中央通信」)
金正恩さんが、朝鮮人民内務軍第3154部隊の隊員に「感謝文」を送ったと「朝鮮中央通信」が報じた。第3154部隊は、ヒチョン水力発電所、平壌地下鉄、金日成総合大学の電子図書館などの建設工事に従事した部隊、いわゆる工兵隊である。
特に、金日成生誕100周年に合わせるために、除隊期限を延長するなどして働いた兵士、そうした兵士を見守った家族を高く評価し、除隊後、兵士が希望する進路(大学、専門学校など)につけるような措置を講じるとしている。
「感謝文」自体の意味は分かるが、これが朝鮮人民軍トップの李英浩さんを解任したと同日に発表されるというのは、何か意味があるのであろう。本来の軍務ではなく、建設工事に動員される軍人の不満が高まり、その問題を巡り李英浩さんと金正恩さん、あるいは李龍海さんとの何らかの対立関係が生じて解任。そして、その不満を収めるための「感謝文」ということなのであろうか。
特に、金日成生誕100周年に合わせるために、除隊期限を延長するなどして働いた兵士、そうした兵士を見守った家族を高く評価し、除隊後、兵士が希望する進路(大学、専門学校など)につけるような措置を講じるとしている。
「感謝文」自体の意味は分かるが、これが朝鮮人民軍トップの李英浩さんを解任したと同日に発表されるというのは、何か意味があるのであろう。本来の軍務ではなく、建設工事に動員される軍人の不満が高まり、その問題を巡り李英浩さんと金正恩さん、あるいは李龍海さんとの何らかの対立関係が生じて解任。そして、その不満を収めるための「感謝文」ということなのであろうか。