FC2ブログ

    「敬愛する最高領導者金正恩同志が朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ロケット発射訓練を指導された」:火星ー12を平壌から初めて、周辺国に影響を与えず、さらに多くのミサイルを太平洋に発射と「元帥様」、やはり8月29日は意味があった、中国の反応、安保理非難声明 (2017年8月30日 「朝鮮中央通信」)

    30日、タイトルの通り。追って、全訳。

    MM00258821.jpg
    Source: KCNA, 2017/08/30

    MM00258823.jpg
    Source: KCNA, 2017/08/30

    MM00258831.jpg
    Source: KCNA, 2017/08/30

    MM00258828.jpg
    Source: KCNA, 2017/08/30

    **************
    朝鮮労働党委員長であられ、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長であられ、朝鮮人民軍最高司令官であられる我が党と国家、軍隊の最高領導者金正恩同志が、朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ロケット発射訓練を現地で指導された。
    조선로동당 위원장이시며 조선민주주의인민공화국 국무위원회 위원장이시며 조선인민군 최고사령관이신 우리 당과 국가,군대의 최고령도자 김정은동지께서 조선인민군 전략군의 중장거리전략탄도로케트발사훈련을 현지에서 지도하시였다.

    李炳哲同志、金ジョンシク同志、チョ・ヨンウォン同志、ユ・ジン同志をはじめとした、朝鮮労働党中央委員会高級幹部とチャン・チャンハ同志、チョン・イルホ同志をはじめとした国防科学研究部門の幹部が訓練を参観した。
    리병철동지,김정식동지,조용원동지,유진동지를 비롯한 조선로동당 중앙위원회 책임일군들과 장창하동지,전일호동지를 비롯한 국방과학연구부문의 일군들이 훈련을 참관하였다.

    敬愛する最奥領導者同志を現地で朝鮮人民軍戦略軍司令官である戦略軍大将金ラクキョム同志をはじめとした朝鮮人民軍戦略軍指揮官が迎えた。
    경애하는 최고령도자동지를 현지에서 조선인민군 전략군사령관인 전략군대장 김락겸동지를 비롯한 조선인민군 전략군 지휘성원들이 맞이하였다.

    訓練には、有事、太平洋作戦地帯内の米帝侵略軍基地(複数)を打撃する任務を担っている朝鮮人民軍戦略軍火星砲兵部隊と中長距離戦略弾道ロケット「火星ー12」型が動員された。
    훈련에는 유사시 태평양작전지대안의 미제침략군기지들을 타격할 임무를 맡고있는 조선인민군 전략군 화성포병부대들과 중장거리전략탄도로케트 《화성-12》형이 동원되였다.

    世界が注視しているように、朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ロケット発射訓練は、重大な意味と重みがある我々の警告に挑戦し、ついに強行されている「ウルチ・フリーダム・ガーディアン」合同軍事演習に備えた対応武力示威の一環として行われた。
    세계가 주지하는바와 같이 조선인민군 전략군의 중장거리전략탄도로케트발사훈련은 중대한 의미와 무게가 실린 우리의 경고에 도전하여 끝내 강행되고있는 《을지 프리덤 가디언》합동군사연습에 대비한 대응무력시위의 일환으로 진행되였다.

    今回の訓練は、朝鮮半島有事、我々の戦略部力の迅速対応体制を判定検閲し、新たに装備された中長距離戦略弾道ロケットの実戦運用能力を確定するため予告ない機動と打撃を組み合わせて行った。
    이번 훈련은 조선반도유사시 우리의 전략무력의 신속대응태세를 판정검열하고 새로 장비한 중장거리전략탄도로케트의 실전운영능력을 확정하기 위하여 불의적인 기동과 타격을 배합하여 진행하였다.

    敬愛する最高領導者同志の命令に従い、我が国の首都で初めて発射訓練を行うことになった火星砲兵の胸は、何とも言い難い戦闘的熱狂で力強く高まっていた。
    경애하는 최고령도자동지의 명령에 따라 우리 국가의 수도에서 첫 발사훈련을 진행하게 된 화성포병들의 가슴가슴은 이름할수 없는 전투적열광으로 세차게 높뛰고있었다.

    敬愛する最高領導者同志は、早朝、まだ色濃く残る暗闇の中、発射場に到着され、「火星ー12」型ロケット発射台を迅速に起動展開し、発射準備をする火星砲兵の火力服務動作を見守られながら、俊敏でありながらも正確に良くやっていると褒められまた。
    경애하는 최고령도자동지께서는 이른새벽 짙은 어둠속을 헤치시며 발사장에 도착하시여 《화성-12》형로케트발사대를 신속히 기동전개하고 발사준비를 하는 화성포병들의 화력복무동작을 지켜보시면서 민첩하면서도 정확하게 잘한다고 치하하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、続いて、中長距離戦略弾道ロケット発射計画と設定された飛行軌道、目標水域などを具体的に了解され、発射命令を出された。
    경애하는 최고령도자동지께서는 이어 중장거리전략탄도로케트발사계획과 설정된 비행궤도,목표수역 등을 구체적으로 료해하시고 발사명령을 하달하시였다.

    瞬間、明るくなってきている平壌の早朝の空を赤い火の光で染めながら、大きな爆音も高く主体的核強国の尊厳と威容を抱き「火星ー12」型が粛々と打ち上げられた。
    순간 밝아오는 평양의 새벽하늘을 붉은 화광으로 물들이며 거세찬 폭음높이 주체적핵강국의 존엄과 위용을 안고 《화성-12》형이 도도히 솟구쳐올랐다.

    発射された弾道ロケットは、予定された飛行軌道に従い、日本の北海道の渡島半島と襟裳岬上空を横断、通過し、北太平洋上に設定されたも目標水域を命中打撃した。
    발사된 탄도로케트는 예정된 비행궤도를 따라 일본 혹가이도의 오시마반도와 에리모갑상공을 가로질러 통과하여 북태평양해상에 설정된 목표수역을 명중타격하였다.

    朝鮮人民軍戦略軍の中長距離戦略弾道ロケット発射訓練は、周辺国家の安全にいかなる影響も与えなかった。
    조선인민군 전략군의 중장거리전략탄도로케트발사훈련은 주변국가들의 안전에 그 어떤 영향도 주지 않았다.

    訓練では、戦略軍火星砲兵部隊のロケット実戦運用能力と新たに装備した中長距離戦略弾道ロケットの戦闘的性能が完璧なものと評価された。
    훈련에서는 전략군 화성포병부대의 로케트실전운영능력과 새로 장비한 중장거리전략탄도로케트의 전투적성능이 완벽한것으로 평가되였다.

    敬愛する最高領導者同志は、「火星ー12」型ロケット発射が成功裏に行われたことに対し、大満足を表明された。
    경애하는 최고령도자동지께서는 《화성-12》형로케트발사가 성과적으로 진행된데 대하여 대만족을 표시하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、戦略軍火星砲兵が、新たに装備した尖端ロケットシステムに精通し、機材を正しく扱っていると言われながら、今回の訓練を通して、ロケット実戦運用でよい経験を積んだだろうと言われた。
    경애하는 최고령도자동지께서는 전략군 화성포병들이 새로 장비한 첨단로케트체계에 정통하고 기재를 잘 다룬다고 하시면서 이번 훈련을 통하여 로케트실전운영에서 좋은 경험을 쌓았을것이라고 말씀하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、実践を彷彿させる今回の弾道ロケット発射訓練は、我が軍隊が行った太平洋上での軍事作戦の第一歩であり、侵略の前哨基地であるグアム島を牽制するための意味深長な前奏曲となると言われながら、今後、太平洋上を目標とし、弾道ロケット発射訓練を多く行い、戦略部力の戦略化、実戦化、現代化を積極的に推し進めなければならないと言われた。
    경애하는 최고령도자동지께서는 실전을 방불케 하는 이번 탄도로케트발사훈련은 우리 군대가 진행한 태평양상에서의 군사작전의 첫걸음이고 침략의 전초기지인 괌도를 견제하기 위한 의미심장한 전주곡으로 된다고 하시면서 앞으로 태평양을 목표로 삼고 탄도로케트발사훈련을 많이 하여 전략무력의 전력화,실전화,현대화를 적극 다그쳐야 한다고 말씀하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、米国が、奴らの行動を見守ると言った我々の警告に好戦的な侵略戦争演習で応じたと厳しく言われながら、今日、戦略軍が行った訓練は、米国とその手下共が行った「ウルチ・フイーダム・ガーディアン」合同軍事演習に対する断固たる対応措置の序幕にすぎないと言明された。
    경애하는 최고령도자동지께서는 미국이 저들의 행태를 지켜볼것이라고 한 우리의 경고에 호전적인 침략전쟁연습으로 대답하였다고 준절히 말씀하시면서 오늘 전략군이 진행한 훈련은 미국과 그 졸개들이 벌려놓은 《을지 프리덤 가디언》합동군사연습에 대한 단호한 대응조치의 서막일따름이라고 언명하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、極度に緊張した情勢を緩和するための我々の主導的な措置を無視し、図々しく騒ぎ立てている米国とは、上品な言葉では駄目で、行動で見せてやらなければならないというのが、今回、再び見出した教訓であると言われながら、既に闡明にしたとおり、我々は米国の言動を継続注視し、それにより今後の行動を決心すると力を込めて言われた。
    경애하는 최고령도자동지께서는 극도로 첨예한 정세를 완화할데 대한 우리의 주동적인 조치를 외면하고 뻔뻔스럽게 놀아대는 미국과는 점잖게 말로 해서는 안되며 행동으로 보여주어야 한다는것이 이번에 또 한번 찾게 되는 교훈이라고 하시면서 이미 천명한바와 같이 우리는 미국의 언동을 계속 주시할것이며 그에 따라 차후행동을 결심할것이라고 힘주어 말씀하시였다.

    敬愛する最高領導者同志は、戦略軍将兵が厳しい情勢の要求に合わせ、火星砲戦闘準備をより一層強化しながら、強力な弾道ロケットを任意の瞬間に発射できるよう、万端の決戦進入体制を徹底して準備することで、米帝とその追従一味の軍事的妄動を抑制し、祖国の安全と人民の幸福をしっかりと守るという大きな期待と確信を表明された。
    경애하는 최고령도자동지께서는 전략군장병들이 준엄한 정세의 요구에 맞게 화성포싸움준비를 더한층 강화하며 강위력한 탄도로케트들을 임의의 순간에 발사할수 있도록 만단의 결전진입태세를 철저히 갖춤으로써 미제와 그 추종무리들의 군사적망동을 억제하고 조국의 안전과 인민의 행복을 굳건히 담보하리라는 크나큰 기대와 확신을 표명하시였다.

    朝鮮人民軍戦略軍の全ての将兵は、107年前「韓日合併」という、恥辱的な条約が公布された血の8月29日に、残忍な日本島国族が、気絶して泡を吹く大胆な作戦を展開され、首都圏地域から弾道ロケットを発射するよう承認してくださり、我々人民の胸に積もり積もった恨みを晴らしてくださった絶世の愛国者、民族の英雄であられる敬愛する最高領導者金正恩同志に最も熱い感謝の挨拶を捧げながら、党中央が命令させすれば、反帝反米対決戦を総決算することになる最後の聖戦の先頭で朝鮮労働党の頼もしい核兵力としての聖なる氏名と本分を全うする決死の誓いをした。
    조선인민군 전략군의 전체 장병들은 107년전 《한일합병》이라는 치욕스러운 조약이 공포된 피의 8월 29일에 잔악한 일본섬나라족속들이 기절초풍할 대담한 작전을 펼치시고 수도권지역에서 탄도로케트를 발사하도록 승인하여주시여 우리 인민의 가슴에 쌓이고쌓인 한을 풀어주신 절세의 애국자,민족의 영웅이신 경애하는 최고령도자 김정은동지께 가장 뜨거운 감사의 인사를 드리면서 당중앙이 명령만 내리면 반제반미대결전을 총결산하게 될 최후성전의 맨 앞장에서 조선로동당의 믿음직한 핵무장력으로서의 성스러운 사명과 본분을 다해나갈 결사의 맹세를 다지였다.(끝)
    **********************************

    「元帥様」、ここまでやっておき「米国の言動を継続注視」と言っている。その前提となっているのは、「警告」したのに無視して米韓合同軍事訓練を行ったということだが、今後、米国が北朝鮮の今回の発射に対する何らかの対応措置に踏み切れば、再び、ミサイル発射ということになるのかもしれない。その「言動」が何になるのか。安保理でさらなる制裁決議を出すことは困難だと思われるので、米国の独自制裁、中国やロシアに対する経済制裁となろう。もちろん、中国やロシアからは強い反発を招くであろうが、当の北朝鮮は間接的な影響は当然受けるものの、直接的な制裁とはならない。

    4月にやったように、航空母艦を朝鮮半島水域に出動させたり、B-1のような核爆撃機を韓国上空を飛行させるなど、軍事的な威嚇をする可能性はある。その「言動」を北朝鮮がどう判断するのか。

    興味深いことは、「元帥様」が「極度に緊張した情勢を緩和するための我々の主導的な措置」と言っている点である。やはり、ティラーソンが評価したように、ミサイル発射を数週間しなかったことを「元帥様」も「情勢を緩和するための主導的な措置」と考えているようだ。

    このまま行けば、北朝鮮によるミサイル発射と米国による軍事的威嚇の無限連鎖に陥る危険性がある。

    今のところ、トランプは「全ての選択肢はテーブルの上にある」としつつも、今回のミサイル発射に対して「火と怒り」の対応はしていない。いくら日本首相に「米国は100%日本の見方」だとリップサービスをしても、日本上空を通過した程度では「火と怒り」には遠く及ばないということなのだろう。もちろん、「火と怒り」の対応などしてもらえば、日本はさらに困ることになるので、やってもらわないに越したことはない。

    ともあれ、昨夜の記事にも書いたとおり、日本の上空を通過する、北朝鮮自らが「中長距離弾道ロケット」と認める飛翔体を発射し、「島国族共を気絶して泡を吹」かせたということは、政治的に非常に重要な意味を持つ。恐らく、これが既成事実化され、「元帥様」が言うように、「太平洋上を目標とし、弾道ロケット発射訓練を多く行」うことになれば、日本上空は北朝鮮のミサイル銀座と化してしまう。日本を攻撃すれば自滅することは「元帥様」は十分承知しているだろうから日本を攻撃することはないにしても、「ミサイル銀座」になれば、部品が落下したり、打ち上げに失敗をしたミサイルが落ちてくる可能性が各段高まることは間違いない。昨日の記事にも「PAC-3は北海道に配備されていたのだろうか」と書いたが、PAC-3を大量に導入して米国の軍事産業を潤わせたとしても、到底対処しきれないというのが現実であろう。

    これがまさに「非常に深刻な事態」であり、米本土に到達するミサイルを「非常に深刻な事態」と眉をハの字にして述べてきた日本首相は、自国に対する「非常に深刻な事態」にどう対応するのか、きちんと国民に対して説明をする必要がある。

    現状、「米国をはじめとした国際社会と共に強く非難をする」以上の対応はなかろうが。

    <追記: 2017/08/30 0900>
    コメントを頂いたので、追記しておく。「8月29日」は、やはり意味があった。昨日、平壌時間12時の「朝鮮中央放送」で聞いたのだが、受信状態が悪くフェージングの谷間からフワッと信号が上がったときに「8月29日」の話が聞こえた。「報道」の最後の方だったはずだが、どのような脈絡で「8月29日」が出てきたのかは分からないが、日本に向けたミサイル発射と関連があることは確信していた。

    北朝鮮のミサイル発射、これまで、北朝鮮にとって特段意味がない日以外では、北朝鮮の祝日かその前後に行われてきたが、今回のように「恥辱」の日に「百年宿敵」に向けて発射するのは初めてだと思う。米国の独立記念日である7月4日に行った「火星ー14型1次試験発射」もそうであったが、これからのミサイル発射日は、北朝鮮の祝日だけではなく、「百年宿敵」の祝日や北朝鮮の「恥辱」の日にもあり得るという前提で発射予想をする必要がありそうだ。

    <追記: 2017/08/30 1044>
    中国外交部の29日の定例記者会見を読んだ。Hua Chunyingという女性報道官は、いつも比較的冷静かつ淡々と質問に答えているが、英訳されたやりとりを見ても、昨日は記者に対して反駁する場面が多く見られた。

    **************
    Q:米国と日本は北朝鮮に対する圧力強化を要求している。中国は彼らと共に圧力を強化するのか。中国は圧力強化の意味をどのように捉えているのか。
    Q: The US and Japan call on increasing pressure on the DPRK. Will China join in their call? What does China think increased pressure means?

    A:米国と日本、そして韓国は、繰り返される軍事演習と強化される軍事的圧力で、自分たちの安全でより確保されると感じているのか、それとも安全が損なわれると感じているのだろうか。繰り返される緊張の悪循環を見て、彼らは平和的な朝鮮半島核問題解決の入り口に近づいていると思っているのか、遠ざかっていると思っているのか。
    A: With regard to your question, I wonder whether the US, Japan and the ROK have ever considered that the round after round of military exercises and ever-increasing military pressure have made them feel more secure, or less secure. After seeing the vicious spiral of tension, do they think they are closer to the gate of peacefully resolving the Peninsula nuclear issue or farther?

    Q:中国は関係国に自制するよう求め、朝鮮半島の核問題に冷静に対応するよう求めてきた。しかし、北朝鮮はミサイル発射を続けている。これは、中国がこの問題に関する影響力を喪失したという意味なのか。
    Q: China has been calling on all parties to exercise restraint and remain calm on the Peninsula nuclear issue. But the DPRK continues with its missile launches. Does that mean that China has lost its influence on the issue?

    A:あなたがどれほどの期間、朝鮮半島核問題を報じてきたのか、また中国の努力と言葉、そして他の当事国の行動については熟知しているのか分からない。朝鮮半島の核問題の本質は安保問題であり、要点となるのは朝米、朝韓の対立である。縛り目は縛った当事者によって解かれるべきだ。直接当事国の安保懸念が解消されれば、朝鮮半島問題はすっきりと解決する。中国は朝鮮半島核問題解決のために不断の努力をしてきた。その努力が効果的であったかどうかを質問する前に、中国が自制と冷静さ、そして対話を求めているのに、ミサイルを発射する国に対して、軍事演習と軍事的圧力の増強をし続けているというシナリオについて考えるべきだ。そうすれば、誰が責められるべきで、誰がもっと努力をすべきかが分かる。
    A: I don't know for how long you've been reporting on the Peninsula nuclear issue and how familiar you are with China's efforts and the words and deeds of other parties. The nature of the Peninsula nuclear issue is the security issue, the crux being the contradiction between the DPRK and the US as well as between the DPRK and the ROK. The knots shall be untied by those who got them tied. Only when the legitimate security concerns of directly concerned parties are taken good care of can the Peninsula issue be resolved once for all. China has been making unremitting efforts for a peaceful settlement of the Peninsula nuclear issue. Before questioning whether these efforts are effective or not, I suggest you think about the scenario when China calls for restraint, calmness and dialogue, while directly concerned parties keep conducting military exercises and ratcheting up military pressure, against the background of flying missiles launched by another party. Then, who should take the blame and who should do more?

    国連安保理の関連決議は、一方では北朝鮮に核・ミサイル計画を止めさせるためのものであるが、もう一方では、六者会談を再開するためのものでもある。私は、関係国に対して、彼らが決議を総括的に履行してきたのか、平和的対話再開を促進する努力をしてきたのかを尋ねたい。
    The UN Security Council has adopted relevant resolutions which on one hand implement measures to stop the DPRK's nuclear and missile programs and on the other hand call for the resumption of the Six-Party Talks. I would like to invite all relevant parties to ask themselves and answer the question whether they have been comprehensively implementing the resolutions and how much they have done to promote the resumption of peace talks?

    Source: Ministry of Foreign Affirs of the PRC, Foreign Ministry Spokesperson Hua Chunying's Regular Press Conference on August 29, 2017, http://www.fmprc.gov.cn/mfa_eng/xwfw_665399/s2510_665401/t1488261.shtml
    ********************

    そんなことを書いていたら、国連安保理が「非難声明」を出したという報道があった。北朝鮮によるミサイル発射については、中露も含めて安保理決議違反であることを認めているので、「非難声明」は当然の結果であろう。しかし、上の中国の反応からしても、これ以上、北朝鮮に対する圧力を強化するような制裁決議は当面出されないであろう。

    『JIJI.COM』、「安保理が議長声明、北朝鮮のミサイル発射を非難 素早い対応で結束示す」、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170830-00000013-jij_afp-int

    コメントの投稿

    非公開コメント

    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

    Re: 誤記です!

    いつもご指摘ありがとうございます。修正しておきました。


    > マンリバ速度で翻訳ありがとうございます。
    > 11番目のセンテンス、も苦情水域→目標水域かと思います。
    > 日韓併合、ご指摘どおりでしたね。
    プロフィール

    川口智彦

    Author:川口智彦
    「크는 아바이(成長するオッサン)」

    ブログの基本用語:
    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    2021年1月11日から「総秘書同志」
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


    YouTube dprknow

    最新記事
    最新コメント
    最新トラックバック
    月別アーカイブ
    カテゴリ
    Visitors
    検索フォーム
    RSSリンクの表示
    リンク
    QRコード
    QR