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    「敬愛する最高領導者金正恩同志が国防科学院化学材料研究所を現地指導された」:「水中戦略弾道弾、北極星-3」も計画、3段式大陸間弾道ロケット「火星-15」も? (2017年8月23日 「労働新聞」)

    23日、『労働新聞』に「敬愛する最高領導者金正恩同志が国防科学院化学材料研究所を現地指導された」という記事が掲載され、その中で壁面に「水中戦略弾道弾、北極星-3」のパネルも。記事は読んでいないので、詳細追って。

    写真右のパネル。
    2017-08-23-01-03.jpg
    Source: 『労働新聞』、「경애하는 최고령도자 김정은동지께서 국방과학원 화학재료연구소를 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_02&newsID=2017-08-23-0001_photo

    「朝鮮中央TV」での同報道を見た。「北極星-3」は確実に写っており、左側の側面には「火星-15」と読み取れるようなパネルもある。これが「火星-14」ではないと思われる理由は、そこに描かれているミサイルが3段式であるからである。2段式であれば「火星-14」であるが、弾頭部の下に3段目があるような図が描かれている。
    20170823 경애하는 최고령도자 김정은동지께서 국방과학원 화학재료연구소를 현지지도하시였다mp4_000141286
    Source: KCTV, 2017/08/23

    <追記: 2017/08/25 0814>
    「火星-15」ではないかミサイルであるが、高画質の映像で確認したところ「火星-13」と書かれているという情報があった。「火星-13」は、いわゆるKN-08で、試験発射していないが2012年の太陽節閲兵式で公開されている。


    技術的なことが書かれている部分を訳出しておくと、

    *******************
    敬愛する最高領導者同志は、炭素繊維による予備成形体製織工程、化学気相堆積工程、高圧液状堆積工程と最終処理工程を了解されながら、予備成形体の密度、化学気相堆積工程での堆積温度、真空度、堆積時間、高圧液状堆積工程での堆積温度、圧力、作業媒質、堆積回数、最終処理工程での技術的特性について具体的に聞かれた。
    경애하는 최고령도자동지께서는 탄소섬유에 의한 예비성형체직조공정, 화학기상침적공정, 고압액상침적공정과 마감처리공정들을 료해하시면서 예비성형체의 밀도, 화학기상침적공정에서의 침적온도, 진공도, 침적시간, 고압액상침적공정에서의 침적온도, 압력, 작업매질, 침적회수, 마감처리공정에서의 기술적특성들에 대하여 구체적으로 알아보시였다.

    Source: 『労働新聞』、「경애하는 최고령도자 김정은동지께서 국방과학원 화학재료연구소를 현지지도하시였다」、http://www.rodong.rep.kp/ko/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2017-08-23-0001
    ****************

    と書かれているが、何のことだかさっぱり分からない。「堆積」と訳している部分も、そのような訳語が正しいのか分からない。一応参考にしたのは、以下のページである。

    日経テクノロジーon line、CVD(化学気相堆積)、http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20090421/169083/

    数行飛ばして、『労働新聞』の記事は、
    **************

    敬愛する最高領導者同志は、研究所の科学者、技術者、労働者が党中央の戦略的構想と命令を高く支え、大出力固体ロケットはエンジン政策に利用する高強力繊維とロケット弾頭部の尖端材料である炭素・炭素複合材料を我々式に研究開発し、何回もの弾道ロケット試験発射を通して、大気圏再突入能力を立証したことは、ロケット工業発展で鍵的な意義を持つ素晴らしい成果だと言われながら、主体国防力強化に突出した貢献をした国防科学院化学材料研究所の事業性かを高く讃えられました。

    경애하는 최고령도자동지께서는 연구소의 과학자, 기술자, 로동자들이 당중앙의 전략적구상과 명령을 높이 받들고 대출력고체로케트발동기제작에 리용하는 고강력섬유와 로케트전투부첨단재료인 탄소/탄소복합재료를 우리 식으로 연구개발하고 여러차례의 탄도로케트시험발사를 통하여 대기권재돌입능력을 립증한것은 로케트공업발전에서 관건적의의를 가지는 대단한 성과라고 하시면서 주체적국방력강화에 특출한 공헌을 한 국방과학원 화학재료연구소의 사업성과를 높이 치하하시였다.
    ************************

    この報道で一番主張したいのは、この部分だと思われる。つまり、米国などによる、ロケットは飛んでも大気圏再突入技術は確立されていないという推測を「大気圏再突入能力を立証した」という言葉で否定したいのであろう。一方、今後の課題として、

    *************************
    敬愛する最高領導者同志は、研究所に高強力繊維素材基板(?)によるエンジン生産工程と炭素・炭素腹蔵材料によるロケット弾頭部及びエンジン噴出口生産能力もより拡張し、固体ロケットエンジンとロケット弾頭部をどんどん生産しなければならないと指示された。
    경애하는 최고령도자동지께서는 연구소에 고강력섬유감기반에 의한 발동기생산공정과 탄소/탄소복합재료에 의한 로케트전투부첨두 및 발동기분출구생산능력도 보다 확장하여 고체로케트발동기와 로케트전투부첨두를 꽝꽝 생산하여야 한다고 지시하시였다.
    ************************

    とも言っている。

    素材工場の「現地指導」だったからかもしれないが、「米帝」云々と米国を非難するような発言を一切していない点にも注意しておく必要がある。

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    川口智彦

    Author:川口智彦
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    「元帥様」=金正恩朝鮮労働党委員長(上の絵の人物)、2016年12月20日から「最高領導者同志」とも呼ばれる
    「首領様」=金日成主席
    「将軍様」=金正日総書記
    「政治局員候補」=金ヨジョン(「元帥様」の妹)、2018年2月11日から「第1副部長同志」とも
    「白頭の血統」=金一族
    「大元帥様達」=「首領様」と「将軍様」
    「女史」=李雪主夫人(2018.07.26より「同志」に)

    우 그림은 충정 담아 아이가 그린 경애하는 김정은원수님이십니다.


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