中国のタクシー運転手:google翻訳で会話 (2017年8月15日)
北朝鮮とは全く関係ない話であるが、おもしろかったので記事にしておく。
大連のホテルから空港までタクシーを利用した。とにかく、一言も話さなくても空港まで行けるよう、ホテルのフロントにタクシーを呼んでもらった(フロントにいた女性達の英語も相当怪しかったのだが)。
運転手は予約時間より5分ほど前に来て、私のチェックアウト手続きが終わるのを待っていてくれた。
ここまでは普通の話なのだが、車に乗り込んでからがおもしろかった。運転手が何やらスマホをいじっている。これも、中国のタクシーでは当たり前の話で、文字チャットをしていたり、友達か家族と雑談(のように聞こえる)話をずっとしながら運転している運転手もいる。なので、この運転手がスマホをいじりだしたことはさほど気にしなかったのだが、スマホに何か話しかけて、私の方にスマホを向ける。何が始まるのかと思ったら、スマホの翻訳アプリ(中国版のGoogle翻訳のようなもの)を使いながら、私と会話をしようとしているようで、「あなたは日本人か」、「あなたは英語は話すか」などと聞いてきた。流石の私も「対(はい)」ぐらいは中国語で言えるので、「対、対」と答えていた。
しかし、今回の訪中では、27探査隊員の新標準装備として中国版SIMカード入りのタブレットを持参していたので、これを使って運転手に話しかけてみることにした。まずは、「空港まで何分かかりますか」と聞いたところ、Google翻訳がきちんと仕事をしてくれ、「40分です」と運転手もスマホを通して答えてきた。
運転手もおもしろいと思ったのか、「大連は初めてなのか」、「何日間いたのか」など質問したり、途中、大連ではさんざん飲んだ大連ビール工場を通り過ぎたときは、大連ビール工場であることを教えてくれた。「地元のビールが一番美味しいです」と私が言うと、これも通じたようで、「対、対」と言っていた。
安全運転という側面からは、あまり相手にせず運転に集中してもらった方が良いわけだが、どのみち集中しないだろうから、そのまま話を続けた。
途中、結婚式の車の列がいて、「結婚式の車です」と教えてくれた。続けて「私は来月日本に行きます」「妹が結婚します」と言ってきた。「おめでとうございます」と私が言うと、続けて何か長い言葉を話したのだが、上手に翻訳されず、いくら想像力を働かせてもよく分からない。Google翻訳は、簡潔な語彙で1文というのが、より正しく翻訳させる基本であるが、運転手の中国語を聞いていると、分からないながらも、複数文を言っているようで、相当想像力を働かせても分からない翻訳になってしまっていた。ただ、「餃子」という単語だけは分かったので、餃子を作っているのだと思い、「餃子屋をやっているのですか」と質問したが、今度は、こちらの翻訳が上手くいかなかったようで、通じなかった。
すると運転手は、スマホの写真を見出した。話が通じないので諦めたのかと思ってこちらも外を眺めていたら、餃子の写真を出して、これだと指さした。ついでに、妹の写真も見せてくたが、なかなかの美人だったので、「美人ですね」と言うと、「謝謝」と言いながら嬉しそうな顔をしていた。
その後、道を歩いている若い女性の横を通り過ぎるときにクラクションを鳴らして振り向かせるなどし(私がやれと言ったわけではない)、Google翻訳で会話をしながらずっと空港まで。最後には、「今度、大連に来たら、私が案内します」と、言ってくれた。中国ではかなりタクシーを利用しているが、運転手とこれほど話すのは初めてだ。偶然、日本に妹がいる運転手だったということもあろうが、鞄を空港のドアまで運んでくれ、大きな声で「再見」と言いながら、握手をして別れた。
Google翻訳、ひょんなことからおもしろい使い方が分かった。
大連のホテルから空港までタクシーを利用した。とにかく、一言も話さなくても空港まで行けるよう、ホテルのフロントにタクシーを呼んでもらった(フロントにいた女性達の英語も相当怪しかったのだが)。
運転手は予約時間より5分ほど前に来て、私のチェックアウト手続きが終わるのを待っていてくれた。
ここまでは普通の話なのだが、車に乗り込んでからがおもしろかった。運転手が何やらスマホをいじっている。これも、中国のタクシーでは当たり前の話で、文字チャットをしていたり、友達か家族と雑談(のように聞こえる)話をずっとしながら運転している運転手もいる。なので、この運転手がスマホをいじりだしたことはさほど気にしなかったのだが、スマホに何か話しかけて、私の方にスマホを向ける。何が始まるのかと思ったら、スマホの翻訳アプリ(中国版のGoogle翻訳のようなもの)を使いながら、私と会話をしようとしているようで、「あなたは日本人か」、「あなたは英語は話すか」などと聞いてきた。流石の私も「対(はい)」ぐらいは中国語で言えるので、「対、対」と答えていた。
しかし、今回の訪中では、27探査隊員の新標準装備として中国版SIMカード入りのタブレットを持参していたので、これを使って運転手に話しかけてみることにした。まずは、「空港まで何分かかりますか」と聞いたところ、Google翻訳がきちんと仕事をしてくれ、「40分です」と運転手もスマホを通して答えてきた。
運転手もおもしろいと思ったのか、「大連は初めてなのか」、「何日間いたのか」など質問したり、途中、大連ではさんざん飲んだ大連ビール工場を通り過ぎたときは、大連ビール工場であることを教えてくれた。「地元のビールが一番美味しいです」と私が言うと、これも通じたようで、「対、対」と言っていた。
安全運転という側面からは、あまり相手にせず運転に集中してもらった方が良いわけだが、どのみち集中しないだろうから、そのまま話を続けた。
途中、結婚式の車の列がいて、「結婚式の車です」と教えてくれた。続けて「私は来月日本に行きます」「妹が結婚します」と言ってきた。「おめでとうございます」と私が言うと、続けて何か長い言葉を話したのだが、上手に翻訳されず、いくら想像力を働かせてもよく分からない。Google翻訳は、簡潔な語彙で1文というのが、より正しく翻訳させる基本であるが、運転手の中国語を聞いていると、分からないながらも、複数文を言っているようで、相当想像力を働かせても分からない翻訳になってしまっていた。ただ、「餃子」という単語だけは分かったので、餃子を作っているのだと思い、「餃子屋をやっているのですか」と質問したが、今度は、こちらの翻訳が上手くいかなかったようで、通じなかった。
すると運転手は、スマホの写真を見出した。話が通じないので諦めたのかと思ってこちらも外を眺めていたら、餃子の写真を出して、これだと指さした。ついでに、妹の写真も見せてくたが、なかなかの美人だったので、「美人ですね」と言うと、「謝謝」と言いながら嬉しそうな顔をしていた。
その後、道を歩いている若い女性の横を通り過ぎるときにクラクションを鳴らして振り向かせるなどし(私がやれと言ったわけではない)、Google翻訳で会話をしながらずっと空港まで。最後には、「今度、大連に来たら、私が案内します」と、言ってくれた。中国ではかなりタクシーを利用しているが、運転手とこれほど話すのは初めてだ。偶然、日本に妹がいる運転手だったということもあろうが、鞄を空港のドアまで運んでくれ、大きな声で「再見」と言いながら、握手をして別れた。
Google翻訳、ひょんなことからおもしろい使い方が分かった。