「極悪無道な特大テロ犯罪の真相を暴露する」:犯人以外は迫真に迫る、計画段階から尾行していたのか、日本製品もテロ機材に (2017年5月20日 「uriminzokkiri」)
日本語字幕付き。
Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
20日、「uriminzokkiri」に「極悪無道な特大テロ犯罪の真相を暴露する」という「韓国国情院と米CIAが計画した最高首脳部殺害テロ」を暴露する動画が掲載された。通常、この種の動画は、作りが甘い部分が多いが、今回は、かなり迫真に迫る作りとなっている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
まず、これまで犯人は、「金某」とされていたが、名前が公開された。
金ソンイル野郎の資料
名前:金ソンイル 性別:男性
生年月日:1971.3.10 知識程度:中卒
民族:朝鮮人
国籍:朝鮮民主主義人民共和国
生まれた場所:平壌市デソン区域リョンホン2洞
住所:平壌市デソン区域トンムン2洞
職場の地位:*****大学特殊印刷研究室労働者
金ソンイルは、敵共と共謀結託し、革命の首脳部を除去し、社会主義制度を転覆するための***をし、***を行い、現場で2017年*月*日、現場で摘発された。(「現場で」が繰り返されているのはママ)

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
外国人が摘発されて晒される場合は、目にボカシなど入れないが、金ソンイルは目にボカシを入れている。「特大犯罪」を犯した犯人なのだから人権など配慮する必要もない(日本ですら、殺人未遂で逮捕された容疑者の顔は大きく公開される)のだから、顔を出せばよさそうなのにもかかわらず見せていない。
「ハバロフスクにいた当時の金ソンイル野郎」とされる写真。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
写真を見る限り、口と鼻の形が一致しているので、同一人物と思われる。
金ソンイルに接近したのが、国情院の手下となり金儲けをしている、「被拉脱北人権連帯代表、ド・フィユン」という人物とされている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
ド・フィユンが金ソンイルに手渡したとされる「南朝鮮産タブレットGALAXY」。GALAXYについては、種類が多いため、これが本当にGALAXYなのかどうか調べきれない。ディスプレー面のデザインは、よくある中国製格安タブレットと同じである。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「脱北者の父、ヒリー・メント 金ヨンファ会長」と書かれているような、韓国で放送された北朝鮮批判番組を上のタブレットで金ソンイルに視聴させ、洗脳したとしている。画面ははめ込みであろう。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
はめ込みの番組は、2013年5月6日に放送された「今、会いに行きます」という、脱北者が出演して北朝鮮を批判・非難する、チャンネルAの「悪質番組」。動画は、以下のリンクで視聴できる。出演者の服の色が異なるので、この「73回」の放送ではない可能性はある。
채널A, 이제 만나러 갑니다 73회, http://m.ichannela.com/program/video_detailPageMob.do?publishId=54938473-1&cateCode=0500&subCateCode=050006&kindCode=02&pgmId=WPG2110157D
金ソンイルに手渡されたとされる「衛星送受信機」の「衛星通信用SIMカード」

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「傀儡国情院から犯罪者に送られた、衛星サーバーと携帯電話のDoogee」と書かれている。Doogeeというのは、実在する中国製のスマートフォンである。システムとしては、スマホをターミナルのように使いながら、送受信は「衛星サーバー」で行っているようである。衛星サーバーの上に付けられている緑色RCAプラグのメスがある。ちなみに、RCAプラグは通常、音声用の赤と白、映像用の黄色が多く使われており、緑というのは珍しい。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「衛星サーバー」の内部。緑のRCAプラグは擬装用ではなく、やはり何かに接続されている。とてもリアルなのが、上にある黒い棒状のもので、衛星通信用のアンテナと思われる。
黒いアンテナの下にあるユニバーサルボードは、明らかに自作した追加部分であるが、下に入っているプリント基板は、衛星用通信機から外したものをパソコンなどに使われる電源ケースに収めたものである。恐らく、この自作部分がスマホとの通信をさせるために追加された部分だと思う。一番容易なのがBluetoothになるが、裏面からでは判断できない。拙宅のBluetoothなしのノートパソコンのwifiユニットをbluetooth付きのユニットに交換したことがあるが、サイズは小さく、メインボートとユニット間の配線数もこの程度だったような記憶がある。
北朝鮮のように、中古品を修理して使っている国では、緑のRCAプラグが電源のアウトプット用になっていても不思議ではないのかも知れないが、日本であれば、明らかに「怪しい」電源である。写真では判別できないが、AC側のソケットも残しておかなければ、偽装品であることは直ぐに露呈してしまう。北朝鮮の家電事情を熟知した上で、わざわざ緑のRCAプラグを使っているのであれば、「傀儡国情院」の諜報能力はなかなか凄いということになるのだが。
下のボードの下に装着されているのかも知れないが、バッテリーが見えない。バッテリーがあるのなら、RCAプラグは、バッテリー充電用の端子の可能性がある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
しかし、拡大された写真を見ると、右下にある金色のアンテナコネクタには何も接続されていない。何用のアンテナなのかにもよるが、奇妙ではある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「傀儡国情院がテロ犯に送った工作資金とスパイ活動に利用された物品」。右の赤い大きな箱に日本語で「リブ・ソーラー」と書かれている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
調べてみると、リプラスというメーカーのバッテリーのセットということが分かった。電気事情の悪い北朝鮮でいつでも使えるようにという配慮なのか、電源がない場所での通信を想定したものなのかは不明ながら、発電機まで提供しているところがおもしろい。

Source: リプラスHP, http://www.replus-baobab.com/product/product02.html
そして、衛星通信に使われたとされる、通信機の画面にはThurayaと出ている。Thurayaは、アラブ首長国連邦の通信衛星を使った国際通信サービスで、日本ではソフトバンクなどもこの衛星に対応した端末を販売している。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
日本デジコムは、室内の固定電話を使ってThurayaを通した衛星通信をするためのドッキングユニットも販売しているので、こうしたユニットを分解、応用すれば、上にあるような電源ユニット偽装通信機を作ることも難しい話ではないと思う。
日本デジコム、FDU-XT/スラーヤXT ドッキングユニット、http://www.jdc.ne.jp/mobile/fdu-xt%ef%bc%8f%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%a4xt%e3%80%80%e3%83%89%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%a6%e3%83%8b%e3%83%83%e3%83%88
続けて、中国での「テロ共犯者」との会合シーンが紹介される。これも北朝鮮の映像では大変珍しい。あったとしても、作りが甘い(過去に紹介した北朝鮮に帰国した在日朝鮮人が日本で撮影したとされる偽造写真のように)のであるが、ここで紹介されている動画は、アングルや周囲の様子からして、本当に中国で撮影したもの、さらには本当に「テロ共犯者」との会合シーンのような雰囲気がある。そう考えると、金ソンイルは、そもそも北朝鮮の工作員で、「傀儡国情院と米CIA」の手に落ちたふりをしながら、一部始終を撮影していたような感じがする。それもあるので、金ソンイルの顔にボカシが入れてあるのかも知れない(時々目が見えてしまうという甘さはあるが)。また、追って日本語字幕動画で紹介するが、高射砲で処刑されても余りあるような「特等犯罪」を犯した犯罪者の割には、手振りを交えて淡々と話している。さらに、ロシアでは「車を運転して」移動しているとされており、北朝鮮の海外派遣労働者ではあり得ない行動もしている。
中国のホテルで会合する「テロ共謀者」。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
また、「ハン・(国情院)チーム長」なる男の写真も公開されている。見れば分かるように右ハンドルの車で、しかも自動車の状態から判断して、比較的新しいものであることが分かる(総連が輸出した日本の中古車は全体として古い)。そのようなことからすると、この写真が撮影された場所は北朝鮮ではなく、日本の中古車が大量に輸出されているロシア極東地域であると推測される。「ハン・チーム長」なる男の写真も、金ソンイルが撮影したのであろう。ただし、よく見ると窓にデジカメのようなカメラで撮影している男が写り込んでいる。この写真のアングルは明らかに下から撮影しているので、複数のカメラが「ハン・チーム長」を撮影しているということになる。この点からは、この写真が偽造写真である可能性もある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
上記の通り、追って動画に字幕を付ける。
Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
20日、「uriminzokkiri」に「極悪無道な特大テロ犯罪の真相を暴露する」という「韓国国情院と米CIAが計画した最高首脳部殺害テロ」を暴露する動画が掲載された。通常、この種の動画は、作りが甘い部分が多いが、今回は、かなり迫真に迫る作りとなっている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
まず、これまで犯人は、「金某」とされていたが、名前が公開された。
金ソンイル野郎の資料
名前:金ソンイル 性別:男性
生年月日:1971.3.10 知識程度:中卒
民族:朝鮮人
国籍:朝鮮民主主義人民共和国
生まれた場所:平壌市デソン区域リョンホン2洞
住所:平壌市デソン区域トンムン2洞
職場の地位:*****大学特殊印刷研究室労働者
金ソンイルは、敵共と共謀結託し、革命の首脳部を除去し、社会主義制度を転覆するための***をし、***を行い、現場で2017年*月*日、現場で摘発された。(「現場で」が繰り返されているのはママ)

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
外国人が摘発されて晒される場合は、目にボカシなど入れないが、金ソンイルは目にボカシを入れている。「特大犯罪」を犯した犯人なのだから人権など配慮する必要もない(日本ですら、殺人未遂で逮捕された容疑者の顔は大きく公開される)のだから、顔を出せばよさそうなのにもかかわらず見せていない。
「ハバロフスクにいた当時の金ソンイル野郎」とされる写真。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
写真を見る限り、口と鼻の形が一致しているので、同一人物と思われる。
金ソンイルに接近したのが、国情院の手下となり金儲けをしている、「被拉脱北人権連帯代表、ド・フィユン」という人物とされている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
ド・フィユンが金ソンイルに手渡したとされる「南朝鮮産タブレットGALAXY」。GALAXYについては、種類が多いため、これが本当にGALAXYなのかどうか調べきれない。ディスプレー面のデザインは、よくある中国製格安タブレットと同じである。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「脱北者の父、ヒリー・メント 金ヨンファ会長」と書かれているような、韓国で放送された北朝鮮批判番組を上のタブレットで金ソンイルに視聴させ、洗脳したとしている。画面ははめ込みであろう。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
はめ込みの番組は、2013年5月6日に放送された「今、会いに行きます」という、脱北者が出演して北朝鮮を批判・非難する、チャンネルAの「悪質番組」。動画は、以下のリンクで視聴できる。出演者の服の色が異なるので、この「73回」の放送ではない可能性はある。
채널A, 이제 만나러 갑니다 73회, http://m.ichannela.com/program/video_detailPageMob.do?publishId=54938473-1&cateCode=0500&subCateCode=050006&kindCode=02&pgmId=WPG2110157D
金ソンイルに手渡されたとされる「衛星送受信機」の「衛星通信用SIMカード」

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「傀儡国情院から犯罪者に送られた、衛星サーバーと携帯電話のDoogee」と書かれている。Doogeeというのは、実在する中国製のスマートフォンである。システムとしては、スマホをターミナルのように使いながら、送受信は「衛星サーバー」で行っているようである。衛星サーバーの上に付けられている緑色RCAプラグのメスがある。ちなみに、RCAプラグは通常、音声用の赤と白、映像用の黄色が多く使われており、緑というのは珍しい。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「衛星サーバー」の内部。緑のRCAプラグは擬装用ではなく、やはり何かに接続されている。とてもリアルなのが、上にある黒い棒状のもので、衛星通信用のアンテナと思われる。
黒いアンテナの下にあるユニバーサルボードは、明らかに自作した追加部分であるが、下に入っているプリント基板は、衛星用通信機から外したものをパソコンなどに使われる電源ケースに収めたものである。恐らく、この自作部分がスマホとの通信をさせるために追加された部分だと思う。一番容易なのがBluetoothになるが、裏面からでは判断できない。拙宅のBluetoothなしのノートパソコンのwifiユニットをbluetooth付きのユニットに交換したことがあるが、サイズは小さく、メインボートとユニット間の配線数もこの程度だったような記憶がある。
北朝鮮のように、中古品を修理して使っている国では、緑のRCAプラグが電源のアウトプット用になっていても不思議ではないのかも知れないが、日本であれば、明らかに「怪しい」電源である。写真では判別できないが、AC側のソケットも残しておかなければ、偽装品であることは直ぐに露呈してしまう。北朝鮮の家電事情を熟知した上で、わざわざ緑のRCAプラグを使っているのであれば、「傀儡国情院」の諜報能力はなかなか凄いということになるのだが。
下のボードの下に装着されているのかも知れないが、バッテリーが見えない。バッテリーがあるのなら、RCAプラグは、バッテリー充電用の端子の可能性がある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
しかし、拡大された写真を見ると、右下にある金色のアンテナコネクタには何も接続されていない。何用のアンテナなのかにもよるが、奇妙ではある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
「傀儡国情院がテロ犯に送った工作資金とスパイ活動に利用された物品」。右の赤い大きな箱に日本語で「リブ・ソーラー」と書かれている。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
調べてみると、リプラスというメーカーのバッテリーのセットということが分かった。電気事情の悪い北朝鮮でいつでも使えるようにという配慮なのか、電源がない場所での通信を想定したものなのかは不明ながら、発電機まで提供しているところがおもしろい。

Source: リプラスHP, http://www.replus-baobab.com/product/product02.html
そして、衛星通信に使われたとされる、通信機の画面にはThurayaと出ている。Thurayaは、アラブ首長国連邦の通信衛星を使った国際通信サービスで、日本ではソフトバンクなどもこの衛星に対応した端末を販売している。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
日本デジコムは、室内の固定電話を使ってThurayaを通した衛星通信をするためのドッキングユニットも販売しているので、こうしたユニットを分解、応用すれば、上にあるような電源ユニット偽装通信機を作ることも難しい話ではないと思う。
日本デジコム、FDU-XT/スラーヤXT ドッキングユニット、http://www.jdc.ne.jp/mobile/fdu-xt%ef%bc%8f%e3%82%b9%e3%83%a9%e3%83%bc%e3%83%a4xt%e3%80%80%e3%83%89%e3%83%83%e3%82%ad%e3%83%b3%e3%82%b0%e3%83%a6%e3%83%8b%e3%83%83%e3%83%88
続けて、中国での「テロ共犯者」との会合シーンが紹介される。これも北朝鮮の映像では大変珍しい。あったとしても、作りが甘い(過去に紹介した北朝鮮に帰国した在日朝鮮人が日本で撮影したとされる偽造写真のように)のであるが、ここで紹介されている動画は、アングルや周囲の様子からして、本当に中国で撮影したもの、さらには本当に「テロ共犯者」との会合シーンのような雰囲気がある。そう考えると、金ソンイルは、そもそも北朝鮮の工作員で、「傀儡国情院と米CIA」の手に落ちたふりをしながら、一部始終を撮影していたような感じがする。それもあるので、金ソンイルの顔にボカシが入れてあるのかも知れない(時々目が見えてしまうという甘さはあるが)。また、追って日本語字幕動画で紹介するが、高射砲で処刑されても余りあるような「特等犯罪」を犯した犯罪者の割には、手振りを交えて淡々と話している。さらに、ロシアでは「車を運転して」移動しているとされており、北朝鮮の海外派遣労働者ではあり得ない行動もしている。
中国のホテルで会合する「テロ共謀者」。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
また、「ハン・(国情院)チーム長」なる男の写真も公開されている。見れば分かるように右ハンドルの車で、しかも自動車の状態から判断して、比較的新しいものであることが分かる(総連が輸出した日本の中古車は全体として古い)。そのようなことからすると、この写真が撮影された場所は北朝鮮ではなく、日本の中古車が大量に輸出されているロシア極東地域であると推測される。「ハン・チーム長」なる男の写真も、金ソンイルが撮影したのであろう。ただし、よく見ると窓にデジカメのようなカメラで撮影している男が写り込んでいる。この写真のアングルは明らかに下から撮影しているので、複数のカメラが「ハン・チーム長」を撮影しているということになる。この点からは、この写真が偽造写真である可能性もある。

Source: uriminzokkiri, 2017/05/20
上記の通り、追って動画に字幕を付ける。