「朝鮮半島で緊張を激化させる挑発者は一体誰なのか 米国と傀儡一味が騒ぎ立てる<北挑発論>の正体を暴く」(2012年6月29日 「労働新聞」)
こう題する長文の論評が「労働新聞」に出た。この中に興味深い一文があったので、紹介しておくことにする。
「労働新聞」:
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-06-29-0005&chAction=L
この論評では、タイトルのとおり朝鮮半島情勢を緊張させているのは、北朝鮮ではなく、米国と韓国であるということを色々と書いているが、その中で「傀儡一味が口を開けば騒ぎ立てる2010年の艦船沈没事件とヨンピョン島砲撃事件も、米国との結託の下、彼らが謀略して先に火を付け、殴り返された事件であることは世間の誰もが知っている事実である」としている。ここでいう「2010年の艦船沈没事件」とは、いうまでもなく「天安号」の沈没事件のことである。ヨンピョン島砲撃事件は、北朝鮮のいうとおり、海上の南北境界線であるNLL付近で行った演習に対する報復で、そのことは北朝鮮も認めている。しかし、同海域で発生した「天安号」事件については、米韓の自作劇であるとし、北朝鮮の関与を認めていない。しかし、この論評の記述からすると両事件とも、米韓の挑発に対して北朝鮮が報復したものであると読み取れる。
敏感な事件であるので、論評委員が間違ったことや曖昧なことを書くとは考えられないのだが、北朝鮮は主張を変えたのであろうか。
私の理解が誤っているのかもしれないので、原文を掲げておく。
「괴뢰패당이 입만 벌리면 떠드는 2010년의 함선침몰사건과 연평도포격사건도 미국과의 결탁밑에 저들이 모략하고 선불질을 하였다가 얻어맞은 사건이라는것은 세상이 다 아는 사실이다.」
「労働新聞」:
http://www.rodong.rep.kp/InterKo/index.php?strPageID=SF01_02_01&newsID=2012-06-29-0005&chAction=L
この論評では、タイトルのとおり朝鮮半島情勢を緊張させているのは、北朝鮮ではなく、米国と韓国であるということを色々と書いているが、その中で「傀儡一味が口を開けば騒ぎ立てる2010年の艦船沈没事件とヨンピョン島砲撃事件も、米国との結託の下、彼らが謀略して先に火を付け、殴り返された事件であることは世間の誰もが知っている事実である」としている。ここでいう「2010年の艦船沈没事件」とは、いうまでもなく「天安号」の沈没事件のことである。ヨンピョン島砲撃事件は、北朝鮮のいうとおり、海上の南北境界線であるNLL付近で行った演習に対する報復で、そのことは北朝鮮も認めている。しかし、同海域で発生した「天安号」事件については、米韓の自作劇であるとし、北朝鮮の関与を認めていない。しかし、この論評の記述からすると両事件とも、米韓の挑発に対して北朝鮮が報復したものであると読み取れる。
敏感な事件であるので、論評委員が間違ったことや曖昧なことを書くとは考えられないのだが、北朝鮮は主張を変えたのであろうか。
私の理解が誤っているのかもしれないので、原文を掲げておく。
「괴뢰패당이 입만 벌리면 떠드는 2010년의 함선침몰사건과 연평도포격사건도 미국과의 결탁밑에 저들이 모략하고 선불질을 하였다가 얻어맞은 사건이라는것은 세상이 다 아는 사실이다.」