「<訪問記>愛国心が花咲いた美しい通り」(2012年6月27日 「朝鮮中央TV」)
「朝鮮中央TV」で放送された番組のようである。内容は、平壌市普通江区域の住民たちが自らの手で花などを植え、通りを美しくしたというものである。
http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
事業としては「国土管理事業」の一環であろう。番組では、住民の自主性を強調しているが、住民組織や職場組織をつうじての少なからぬ動員が行われていることは間違いないであろう。
道路を補修する主婦

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
道路のブロックを補修する女性

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
実は、これだけの話では、ここに記事など書くつもりはなかったのであるが、なんとこの紹介番組の中にタクシーと思わしき車が確認できるだけで4回登場しているのである。登場といっても、番組の趣旨とは全く関係なく、背景を走りすぎていくだけなのであるが、平壌にこんなにタクシーが走っているという事実にとても驚かされた。というのは、私が2010年夏に平壌に行ったときには、タクシーは一度も目撃しなかったからである。「朝鮮中央TV」の「20時報道」でも、「平壌産院」を退院する「幸せな夫婦」についてのニュースを時々流すが、その退院風景でタクシーは映し出されていた。しかし、タクシーがいたとしても、このような特別なオケージョンに呼び出されるだけであり、普通に通りを走っている、つまり市民の足として使われているとは想像もしなかったからである。この番組の中で登場するタクシーは、演出といえば身もふたもないが、何とも自然に走りすぎていくので、これは偶然の映り込みだと私は思っている。だとすると、この2年でタクシーが平壌市民の足となってきたのであろうか。それとも、私の訪朝時は、偶然タクシーを見る機会がなかっただけなのであろうか。また、自動車の数も2010年当時と比べて増えている印象がある。一体何が平壌市民を豊かにしてきているのかは分からないが、平壌に限っていえば、明らかに生活水準は上がってきているようである。
花に水やりをする女性の背景を走り抜けるタクシー

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
真ん中の白い看板の辺りを走り抜けるタクシー

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
こんな映像を見ていたら、再び平壌を訪れたくなったが、こんなブログを書き始めたので、もうビザを発行してもらえないかもしれない。無前提的な親朝人士ではないまでも、知朝人士(少なくともその努力をしている)のつもりではあるのだが。
http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
事業としては「国土管理事業」の一環であろう。番組では、住民の自主性を強調しているが、住民組織や職場組織をつうじての少なからぬ動員が行われていることは間違いないであろう。
道路を補修する主婦

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
道路のブロックを補修する女性

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
実は、これだけの話では、ここに記事など書くつもりはなかったのであるが、なんとこの紹介番組の中にタクシーと思わしき車が確認できるだけで4回登場しているのである。登場といっても、番組の趣旨とは全く関係なく、背景を走りすぎていくだけなのであるが、平壌にこんなにタクシーが走っているという事実にとても驚かされた。というのは、私が2010年夏に平壌に行ったときには、タクシーは一度も目撃しなかったからである。「朝鮮中央TV」の「20時報道」でも、「平壌産院」を退院する「幸せな夫婦」についてのニュースを時々流すが、その退院風景でタクシーは映し出されていた。しかし、タクシーがいたとしても、このような特別なオケージョンに呼び出されるだけであり、普通に通りを走っている、つまり市民の足として使われているとは想像もしなかったからである。この番組の中で登場するタクシーは、演出といえば身もふたもないが、何とも自然に走りすぎていくので、これは偶然の映り込みだと私は思っている。だとすると、この2年でタクシーが平壌市民の足となってきたのであろうか。それとも、私の訪朝時は、偶然タクシーを見る機会がなかっただけなのであろうか。また、自動車の数も2010年当時と比べて増えている印象がある。一体何が平壌市民を豊かにしてきているのかは分からないが、平壌に限っていえば、明らかに生活水準は上がってきているようである。
花に水やりをする女性の背景を走り抜けるタクシー

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
真ん中の白い看板の辺りを走り抜けるタクシー

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-27-14.flv
こんな映像を見ていたら、再び平壌を訪れたくなったが、こんなブログを書き始めたので、もうビザを発行してもらえないかもしれない。無前提的な親朝人士ではないまでも、知朝人士(少なくともその努力をしている)のつもりではあるのだが。