「2017年太陽節慶祝閲兵式」:やはりチョロチョロしている金ヨジョン、米国の新政権主権国家攻撃は「北極星-2」で対抗、 (2017年4月15日 「朝鮮中央TV」)
今、別記事で紹介したYouTubeにアップロードされた動画を見ているところである。崔龍海の演説を聞いていたら、後ろで黒いものがちょろっと見えた。そして、しばらくしたら、やっぱり出てきた「副部長同志」。

Source: KCTV, 2017/04/15
「米国の新政権は、主権国家に対する軍事的攻撃を継続しながら、世界の平和と安全を大変危険にしています」と崔龍海。そして画面には、「北極星」

Source: KCTV, 2017/04/15
続けてこの兵器も見せる。この兵器は繰り返し見せているが、これまでの軍事訓練や動画には登場していなかったような。新浦から打ち上げて失敗した短距離弾道ミサイルではないと思うが。4連の自走式が売りなのか。

Source: KCTV, 2017/04/15
また、メルセデスのGクラスも何回も見せている。過去の「閲兵式」にも登場しているGクラスなので、珍しいことはないと思うのだが、「経済制裁」が継続する中、新たなモデルを輸入したということを示したいのだろうか。

Source: KCTV, 2017/04/15
崔龍海が解釈によっては興味深いことを言っている。
「我々は、我々式の全ての選択案を全て持っており、米国が追求するいかなる選択にも喜んで対応してやる準備ができています。万が一米国が無謀な挑発を仕掛けてくれば、我々の革命武力は即時殲滅的な打撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には我々式の核打撃戦で対応します。」
後半部分だけに注目をすると、「核で来れば核で」と言っているだけのように聞こえるが、前半に注目すると「全ての選択案」があり、「米国のいかなる選択にも喜んで対応する準備」があると言っている。米国が言う「全てのオプション」も決して戦争だけを言っているわけではないので、崔龍海のこの「全ての選択案」も戦争だけを言っていることはなかろう。だとすれば、中国が提案するように同時履行式のやり方にも対応可と述べているとも解釈できる。
「太陽像」に敬礼する「元帥様」。

Source: KCTV, 2017/04/15
敬礼を終え、何かを握った「元帥様」。こういうシーンが、編集動画ではカットされてしまうのではないかと思う。

Source: KCTV, 2017/04/15
司令官の車に取り付けられた小型カメラ。これも新装備では。

Source: KCTV, 2017/04/15
まだ、続きを見て確認する必要があるが、「元帥様」、行進している部隊について人民軍人部下による解説を聞くことがなくなったような。「最高領導者」として、「抗日パルチザン」や「祖国解放戦争(朝鮮戦争)」で活躍した部隊は「全て知っている」ということを見せたいのかも。
「元帥様」、女性兵士が通過すると嬉しそうな顔をしているが、この「戦略軍」通過時の嬉しそうな顔とは比較にならない。「米帝」の無謀な策動を抑止する、「戦略軍」が「朝鮮人民軍」、「首領決死擁護」の要なのだろう。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」の「首」を守る、「特殊作戦閲兵中隊」が登場したときも大変嬉しそうな「元帥様」。最近の「競技」の成果に満足しているのだろう。こういう装備の現代的な部隊は初登場。しかし、朴槿恵逆徒の首を今更取る必要もなくなったのだが・・。旗を除いて、色を抜く処理をしてあるように見える。

Source: KCTV, 2017/04/15
先ほど黒い袋から取り出したのは、双眼鏡だったのかも知れない。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」の横でもチョロチョロする「副部長同志」

Source: KCTV, 2017/04/15
特殊部隊に属すると思われる「第15歩兵次団」。やはり「元帥様」はニコニコ。こちらも、色抜き処理がしてあるように見えるが。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」がニコニコしていると思いきや、やはり・・「金日成政治大学女性政治幹部養成所閲兵戦隊」だった。

Source: KCTV, 2017/04/15
「英雄的航空軍の飛行機編隊」

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」が横を見ながら喜んでいる「放射砲」。「放射砲」自体は新しくないが、これまでの登場していたのはトラックの荷台に搭載した「放射砲」だったような。キャタピラーの装甲車に装着された「放射砲」は新兵器なのかもしれない。

Source: KCTV, 2017/04/15
「軍種ロケット中隊」。こんな形の車両、以前はあったか。

Source: KCTV, 2017/04/15
終わりの方で登場する大型弾道ミサイルは、追って動画で紹介したいと思うが、「もし、昼強盗米帝とその手下共が我々の自主権と生存権に少しでも手を出せば、核弾頭を装着した我々の強力な戦略ロケットは、無慈悲な核先制打撃で米国本土を含む侵略と挑発の本拠地を瞬間に生存不可能に焦土化してやる」とアナウンスしながら、下の映像。

Source: KCTV, 2017/04/15
<追記>
今、KCTVの再放送で「平壌市群衆示威」まで見終わった。「最高人民会議」から始まる今回の「太陽節」関連行事には、微妙なトーンがあったような気がする。特に、それが「平壌市群衆示威」で現れていたような気がしてならない。「宇宙科学者・技術者」の強いたいが入場したときには、会場から大歓声が上がった。会場では、別のラウドスピーカーで軍部隊や示威隊を紹介していたが、そのタイミングでの歓声だったのであろう。ところが、「朝鮮中央TV」のアナウンスでは、さらっと流していた。示威隊も人々が行進していただけで、「光明星ロケット」の模型などはなかった。また、「並進路線」の示威隊が入場したときも、アナウンスでは「並進路線」という言葉は控え、ミサイル搭載車両の張りぼてとそれに載せられたミサイルかロケットのような張りぼても大写しにならなかった。一瞬、車両の正面に「並進路線」と書かれているのが見えただけだった。他の張りぼて車両は、横からかなりの時間大写しになっていたが、この「並進路線」車両だけは反対側のカメラを引いて写していた。生放送でどうだったのかは、今となっては確認する方法がなさそうだが、初めからそういう打ち合わせになっていた可能性はある。
しかし、上にもたくさん書いたように、崔龍海は「米帝と核で戦う」というようなことも言っているし、それに使えそうな新兵器もたくさん見せている。ところが、一方で核・ミサイルについて控えめな雰囲気も漂っている。よく分からないが、やはり中国に対する何らかの配慮がありそうな気がしてならない。「米帝」とは「核で」戦っても、「並進路線」や「宇宙科学者・技術者」は控えめに出しておく、そんなアンバランスな感じがした。
もちろんそれは良いことで、中国の説得が効き、朝鮮半島周辺で高まっている緊張が収まればよいのだが。
<追記2>
「李ボンチュン陸軍中将が先導する第12軍団閲兵戦隊」。化学兵器か核兵器(核物質)を扱う部隊なのかという気もするが、アナウンスでは「朝鮮革命の発祥の地、白頭山の麓で思想と信念の強者に力強く育ちました」と言っている。かつて、何かの「朝鮮記録映画」中で、このような白い服を着た人民軍人がスキー訓練をしているのを見たことがある。アナウンスと合わせるとスキー部隊のようにも思える。咸鏡北道の核実験施設は「白頭山の麓」と言えばそうなので、核物質を扱う部隊の可能性もあるが。

Source: KCTV, 2017/04/15

Source: KCTV, 2017/04/15
「米国の新政権は、主権国家に対する軍事的攻撃を継続しながら、世界の平和と安全を大変危険にしています」と崔龍海。そして画面には、「北極星」

Source: KCTV, 2017/04/15
続けてこの兵器も見せる。この兵器は繰り返し見せているが、これまでの軍事訓練や動画には登場していなかったような。新浦から打ち上げて失敗した短距離弾道ミサイルではないと思うが。4連の自走式が売りなのか。

Source: KCTV, 2017/04/15
また、メルセデスのGクラスも何回も見せている。過去の「閲兵式」にも登場しているGクラスなので、珍しいことはないと思うのだが、「経済制裁」が継続する中、新たなモデルを輸入したということを示したいのだろうか。

Source: KCTV, 2017/04/15
崔龍海が解釈によっては興味深いことを言っている。
「我々は、我々式の全ての選択案を全て持っており、米国が追求するいかなる選択にも喜んで対応してやる準備ができています。万が一米国が無謀な挑発を仕掛けてくれば、我々の革命武力は即時殲滅的な打撃を加え、全面戦争には全面戦争で、核戦争には我々式の核打撃戦で対応します。」
後半部分だけに注目をすると、「核で来れば核で」と言っているだけのように聞こえるが、前半に注目すると「全ての選択案」があり、「米国のいかなる選択にも喜んで対応する準備」があると言っている。米国が言う「全てのオプション」も決して戦争だけを言っているわけではないので、崔龍海のこの「全ての選択案」も戦争だけを言っていることはなかろう。だとすれば、中国が提案するように同時履行式のやり方にも対応可と述べているとも解釈できる。
「太陽像」に敬礼する「元帥様」。

Source: KCTV, 2017/04/15
敬礼を終え、何かを握った「元帥様」。こういうシーンが、編集動画ではカットされてしまうのではないかと思う。

Source: KCTV, 2017/04/15
司令官の車に取り付けられた小型カメラ。これも新装備では。

Source: KCTV, 2017/04/15
まだ、続きを見て確認する必要があるが、「元帥様」、行進している部隊について人民軍人部下による解説を聞くことがなくなったような。「最高領導者」として、「抗日パルチザン」や「祖国解放戦争(朝鮮戦争)」で活躍した部隊は「全て知っている」ということを見せたいのかも。
「元帥様」、女性兵士が通過すると嬉しそうな顔をしているが、この「戦略軍」通過時の嬉しそうな顔とは比較にならない。「米帝」の無謀な策動を抑止する、「戦略軍」が「朝鮮人民軍」、「首領決死擁護」の要なのだろう。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」の「首」を守る、「特殊作戦閲兵中隊」が登場したときも大変嬉しそうな「元帥様」。最近の「競技」の成果に満足しているのだろう。こういう装備の現代的な部隊は初登場。しかし、朴槿恵逆徒の首を今更取る必要もなくなったのだが・・。旗を除いて、色を抜く処理をしてあるように見える。

Source: KCTV, 2017/04/15
先ほど黒い袋から取り出したのは、双眼鏡だったのかも知れない。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」の横でもチョロチョロする「副部長同志」

Source: KCTV, 2017/04/15
特殊部隊に属すると思われる「第15歩兵次団」。やはり「元帥様」はニコニコ。こちらも、色抜き処理がしてあるように見えるが。

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」がニコニコしていると思いきや、やはり・・「金日成政治大学女性政治幹部養成所閲兵戦隊」だった。

Source: KCTV, 2017/04/15
「英雄的航空軍の飛行機編隊」

Source: KCTV, 2017/04/15
「元帥様」が横を見ながら喜んでいる「放射砲」。「放射砲」自体は新しくないが、これまでの登場していたのはトラックの荷台に搭載した「放射砲」だったような。キャタピラーの装甲車に装着された「放射砲」は新兵器なのかもしれない。

Source: KCTV, 2017/04/15
「軍種ロケット中隊」。こんな形の車両、以前はあったか。

Source: KCTV, 2017/04/15
終わりの方で登場する大型弾道ミサイルは、追って動画で紹介したいと思うが、「もし、昼強盗米帝とその手下共が我々の自主権と生存権に少しでも手を出せば、核弾頭を装着した我々の強力な戦略ロケットは、無慈悲な核先制打撃で米国本土を含む侵略と挑発の本拠地を瞬間に生存不可能に焦土化してやる」とアナウンスしながら、下の映像。

Source: KCTV, 2017/04/15
<追記>
今、KCTVの再放送で「平壌市群衆示威」まで見終わった。「最高人民会議」から始まる今回の「太陽節」関連行事には、微妙なトーンがあったような気がする。特に、それが「平壌市群衆示威」で現れていたような気がしてならない。「宇宙科学者・技術者」の強いたいが入場したときには、会場から大歓声が上がった。会場では、別のラウドスピーカーで軍部隊や示威隊を紹介していたが、そのタイミングでの歓声だったのであろう。ところが、「朝鮮中央TV」のアナウンスでは、さらっと流していた。示威隊も人々が行進していただけで、「光明星ロケット」の模型などはなかった。また、「並進路線」の示威隊が入場したときも、アナウンスでは「並進路線」という言葉は控え、ミサイル搭載車両の張りぼてとそれに載せられたミサイルかロケットのような張りぼても大写しにならなかった。一瞬、車両の正面に「並進路線」と書かれているのが見えただけだった。他の張りぼて車両は、横からかなりの時間大写しになっていたが、この「並進路線」車両だけは反対側のカメラを引いて写していた。生放送でどうだったのかは、今となっては確認する方法がなさそうだが、初めからそういう打ち合わせになっていた可能性はある。
しかし、上にもたくさん書いたように、崔龍海は「米帝と核で戦う」というようなことも言っているし、それに使えそうな新兵器もたくさん見せている。ところが、一方で核・ミサイルについて控えめな雰囲気も漂っている。よく分からないが、やはり中国に対する何らかの配慮がありそうな気がしてならない。「米帝」とは「核で」戦っても、「並進路線」や「宇宙科学者・技術者」は控えめに出しておく、そんなアンバランスな感じがした。
もちろんそれは良いことで、中国の説得が効き、朝鮮半島周辺で高まっている緊張が収まればよいのだが。
<追記2>
「李ボンチュン陸軍中将が先導する第12軍団閲兵戦隊」。化学兵器か核兵器(核物質)を扱う部隊なのかという気もするが、アナウンスでは「朝鮮革命の発祥の地、白頭山の麓で思想と信念の強者に力強く育ちました」と言っている。かつて、何かの「朝鮮記録映画」中で、このような白い服を着た人民軍人がスキー訓練をしているのを見たことがある。アナウンスと合わせるとスキー部隊のようにも思える。咸鏡北道の核実験施設は「白頭山の麓」と言えばそうなので、核物質を扱う部隊の可能性もあるが。

Source: KCTV, 2017/04/15