「朝鮮外務省軍縮及び平和研究所代表団中国国際問題研究院側と相互意見交換」:中朝外交が活発、米韓合同軍事演習は「核宝剣で粉砕」(朝鮮人民軍総参謀部)、中露核実験断念を要請か(2017年3月1日 「朝鮮中央通信」)
1日、「朝鮮中央通信」が伝えたところによると、「朝鮮外務省軍縮及び平和研究手代表団が、2月25日から3月1日まで中国北京で中国国際問題研究院幹部と意見交換をした」という。意見交換では、「朝中関係、朝鮮半島情勢と東北アジア地域問題に関する討議が行われた」としている。
************
조선 외무성 군축 및 평화연구소대표단 중국국제문제연구원측과 쌍무의견교환
(평양 3월 1일발 조선중앙통신)
조선 외무성 군축 및 평화연구소대표단이 2월 25일부터 3월 1일까지 중국 베이징에서 중국국제문제연구원 일군들과 쌍무의견교환을 진행하였다.
쌍무의견교환에서는 조중관계, 조선반도와 동북아시아지역문제들에 대한 토의가 진행되였다.(끝)
************
中国には、朝鮮外務省の別の代表団も訪問中で、中朝間外交が活発化している様子がうかがえる。目に見えるところでは、石炭輸入「一時停止」問題(北朝鮮船舶の動きで見ているように、完全に履行されているのかは疑わしい部分があるが)と金正男事件問題があるが、より根本的な核問題について話し合われている可能性が高い。
北朝鮮は2日、1日より始まった米韓合同軍事演習を非難する「朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン談話」を発表しており、談話を「我が軍隊は、正義の核宝剣で侵略者の核戦争騒動を無慈悲に粉砕する(우리 군대는 정의의 핵보검으로 침략자들의 핵전쟁소동을 무자비하게 짓뭉개버릴것이다.)」と締めくくっている。
こうしたことからすると、北朝鮮がさらなる核実験を行う可能性も排除できず、こうした動きを北京で中露が直接制止しているのではないだろうか。
中国が、このタイミングで北朝鮮産石炭輸入の「一時停止」を出してきたのも、「一時停止」を部分的に履行しながら北朝鮮に圧力を掛け、さらなる核実験を放棄させようとしている可能性がある。
北朝鮮船舶の動きを見ると、昨日の記事にも書いたように、石炭埠頭に入港している船がある一方、長期間、石炭埠頭沖合で停泊している船も多数いる(例えば、竜口港や秦皇島港)。中国は、入港できず石炭埠頭沖合で待たされている北朝鮮船籍船を今回の交渉で北朝鮮が妥協すれば、徐々に入港させるという措置を考えているのかも知れない。
崔龍海が訪中したのかは確認できていないが、訪中したとすれば、中朝外交活発化の道筋は、彼が作ったのかも知れない。
金正男事件が大きく扱われているが、金正男事件は駐マレイシア北朝鮮大使が言うように「delusion(惑わし)」(彼は別の意味で言っているのだが)で、実は核問題に関する重大な話し合いが中露朝間で進んでいる可能性がある。
北朝鮮にとっても、中国に外交団を派遣したと双方が公式に発表し、その直後に核実験を強行するとすれば、中国、そして朝鮮半島問題を話し合うために中国に外交団を派遣しているロシアの顔を潰すことになる。
当面、北朝鮮は核実験断念の条件として石炭輸入「一時停止」解除を求めるであろうが、さらに大きなリワードとして「元帥様」の北京訪問、あるいはモスクワ訪問、そうでなければ、「太陽節」への中露ミッション覇権を要請する可能性がある。
上記「朝鮮人民軍総参謀部談話」で気になるのは、「米帝の対朝鮮敵対視政策に同調し、分別もなく今回の北侵戦争演習に飛び込んだ追従勢力も我が軍隊の打撃目標となる(3. 미제의 대조선적대시정책에 동조하여 분수없이 이번 북침전쟁연습에 뛰여든 추종세력들도 우리 군대의 타격목표로 될것이다.)」と言っている点である。ざっと調べた限りでは、自衛隊は今回の合同演習にオブザーバー派遣も含めて、目に見える範囲での関与はしていないようである。だとすると、北朝鮮が言う「追従勢力」とはどの国のことなのだろうか。同演習に参加している米軍機が、日本にある米軍基地から飛来していることを指しているのであろうか。
************
조선 외무성 군축 및 평화연구소대표단 중국국제문제연구원측과 쌍무의견교환
(평양 3월 1일발 조선중앙통신)
조선 외무성 군축 및 평화연구소대표단이 2월 25일부터 3월 1일까지 중국 베이징에서 중국국제문제연구원 일군들과 쌍무의견교환을 진행하였다.
쌍무의견교환에서는 조중관계, 조선반도와 동북아시아지역문제들에 대한 토의가 진행되였다.(끝)
************
中国には、朝鮮外務省の別の代表団も訪問中で、中朝間外交が活発化している様子がうかがえる。目に見えるところでは、石炭輸入「一時停止」問題(北朝鮮船舶の動きで見ているように、完全に履行されているのかは疑わしい部分があるが)と金正男事件問題があるが、より根本的な核問題について話し合われている可能性が高い。
北朝鮮は2日、1日より始まった米韓合同軍事演習を非難する「朝鮮人民軍総参謀部スポークスマン談話」を発表しており、談話を「我が軍隊は、正義の核宝剣で侵略者の核戦争騒動を無慈悲に粉砕する(우리 군대는 정의의 핵보검으로 침략자들의 핵전쟁소동을 무자비하게 짓뭉개버릴것이다.)」と締めくくっている。
こうしたことからすると、北朝鮮がさらなる核実験を行う可能性も排除できず、こうした動きを北京で中露が直接制止しているのではないだろうか。
中国が、このタイミングで北朝鮮産石炭輸入の「一時停止」を出してきたのも、「一時停止」を部分的に履行しながら北朝鮮に圧力を掛け、さらなる核実験を放棄させようとしている可能性がある。
北朝鮮船舶の動きを見ると、昨日の記事にも書いたように、石炭埠頭に入港している船がある一方、長期間、石炭埠頭沖合で停泊している船も多数いる(例えば、竜口港や秦皇島港)。中国は、入港できず石炭埠頭沖合で待たされている北朝鮮船籍船を今回の交渉で北朝鮮が妥協すれば、徐々に入港させるという措置を考えているのかも知れない。
崔龍海が訪中したのかは確認できていないが、訪中したとすれば、中朝外交活発化の道筋は、彼が作ったのかも知れない。
金正男事件が大きく扱われているが、金正男事件は駐マレイシア北朝鮮大使が言うように「delusion(惑わし)」(彼は別の意味で言っているのだが)で、実は核問題に関する重大な話し合いが中露朝間で進んでいる可能性がある。
北朝鮮にとっても、中国に外交団を派遣したと双方が公式に発表し、その直後に核実験を強行するとすれば、中国、そして朝鮮半島問題を話し合うために中国に外交団を派遣しているロシアの顔を潰すことになる。
当面、北朝鮮は核実験断念の条件として石炭輸入「一時停止」解除を求めるであろうが、さらに大きなリワードとして「元帥様」の北京訪問、あるいはモスクワ訪問、そうでなければ、「太陽節」への中露ミッション覇権を要請する可能性がある。
上記「朝鮮人民軍総参謀部談話」で気になるのは、「米帝の対朝鮮敵対視政策に同調し、分別もなく今回の北侵戦争演習に飛び込んだ追従勢力も我が軍隊の打撃目標となる(3. 미제의 대조선적대시정책에 동조하여 분수없이 이번 북침전쟁연습에 뛰여든 추종세력들도 우리 군대의 타격목표로 될것이다.)」と言っている点である。ざっと調べた限りでは、自衛隊は今回の合同演習にオブザーバー派遣も含めて、目に見える範囲での関与はしていないようである。だとすると、北朝鮮が言う「追従勢力」とはどの国のことなのだろうか。同演習に参加している米軍機が、日本にある米軍基地から飛来していることを指しているのであろうか。