「荒唐無稽な詭弁、危険な政治的盲動」:VX説を否定、国際機関での検査の必要性も提起、被害者名は「金チョル」と (2017年3月1日 「朝鮮中央通信」)
1日、「朝鮮中央通信」が、金正男事件で起訴された女性2人と関連し、VXにより殺害されたというのは「米国と南朝鮮が流布した詭弁」であると主張した。
興味深いことは、「国際化学武器禁止機構の規定に従い、化学武器に関する分析結果は、少なくとも2つ以上の専門実験室で分析し、同じ結果となって初めて最終的に結論づけられる」とし、「今回のことも国際化学部禁止機構に通報しなければならず、見本を機構が指定する実験室に送り分析しなければならない」と主張していることである。
マレイシア当局の分析結果に対する疑念を示す主張ではあるが、一方で、マレイシア以外の第三国でVXであるという結果が出ないことに対する自信の表れかもしれない。
マレイシアにおける1殺人事件の捜査ということだけならば、マレイシア当局が分析した結果だけで充分であろうが、韓国外相が国連で取り上げたように、北朝鮮がVXを使用したことを国際問題化しようというのであれば、検査を国際機関に委託しろという北朝鮮の主張には一理ある。
そこで、VXという結果が出れば、「米国と南朝鮮の策動」と言うのかも知れないが、それであっても、彼らの主張を受け入れ、「米国と南朝鮮」の策動に巻き込まれないような第三国で厳正に検査をする価値はある。
また、今回の報道では、「共和国公民」というだけではなく、被害者名を「金チョル」と具体的に出している。
興味深いことは、「国際化学武器禁止機構の規定に従い、化学武器に関する分析結果は、少なくとも2つ以上の専門実験室で分析し、同じ結果となって初めて最終的に結論づけられる」とし、「今回のことも国際化学部禁止機構に通報しなければならず、見本を機構が指定する実験室に送り分析しなければならない」と主張していることである。
マレイシア当局の分析結果に対する疑念を示す主張ではあるが、一方で、マレイシア以外の第三国でVXであるという結果が出ないことに対する自信の表れかもしれない。
マレイシアにおける1殺人事件の捜査ということだけならば、マレイシア当局が分析した結果だけで充分であろうが、韓国外相が国連で取り上げたように、北朝鮮がVXを使用したことを国際問題化しようというのであれば、検査を国際機関に委託しろという北朝鮮の主張には一理ある。
そこで、VXという結果が出れば、「米国と南朝鮮の策動」と言うのかも知れないが、それであっても、彼らの主張を受け入れ、「米国と南朝鮮」の策動に巻き込まれないような第三国で厳正に検査をする価値はある。
また、今回の報道では、「共和国公民」というだけではなく、被害者名を「金チョル」と具体的に出している。