「<記録映画>敬愛する金正恩同志が新たに建設されたチャンジョン小学校、キョンサン託児所、キョンサン幼稚園を現地指導された」(2012年5月31日 「朝鮮中央TV」)
金正恩さんが、万景台高層住宅地区内に新たに建設された、小学校などを現地指導したと「朝鮮中央TV」が動画で紹介している。「新たに」と書かれているが、動画の中で過去にこの学校を金日成さんや金正日さんが訪れているようなので、正確には建て直したということであろうか。この視察は、下の記事に書いた、住宅視察の「ついで」であろう。これだけ大きな住宅を建てるのであれば、住民の子供たちが通う学校なども当然必要となろう。居住可能世帯数を北朝鮮メディアが繰り返し伝えていたが、1万戸だったか4000戸であったか失念した。ともかくも、多くの世帯が入居することは間違いない。
まず、小学校を視察している。掲げられているスローガンは「朝鮮のために学ぼう!」である。

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
次に、校長先生が金正恩さんと腕を組みながら校内を案内する。この女性、この記録映画では「校長先生」と紹介はされていないのだが、そうであろう。「指導者と肩を組んで、腕を組んで」というのは、金正恩体制のスローガンなので、この腕組みは演出であろう。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
「コンピューター講義室」だそうであるが、まだコンピューターは置かれていない。「直ぐに開校する」とナレーションで言っているので、早く導入しなくては間に合わない。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
興味深い教室があった。下の2枚の静止画を比べて欲しい。上の静止画には写真が1枚しか貼られていない。映像を見る限りでは金正日さんの写真であろう。下の静止画には2枚の写真が貼られている。金日成・金正日さんである。通常は、下の静止画のように2枚並べて掲げることになっているのであるが、上の部屋はなぜ1枚しかないのだろうか。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
その後、金正恩さんは託児所と幼稚園を現地指導している。幼稚園では「園児たちが公演を準備したので、貴重な時間を割いてそれをご覧になった」そうである。韓国のメディアだったか、金正恩さんが園児たちと「愛の写真」を撮ったことを取り上げながら、宣伝用だと言うようなことを書いていたが、私はむしろ彼が園児たちの公演を見ている顔に注目した。「愛の写真」(北朝鮮では首領様や将軍様と写真を撮ることをそういうだけである)は演出でいくらでも撮れるが、あの顔は彼の子供に対する気持ちが表出した真顔であろう。金正恩さんに夫人がいるのかどうかについては諸説あるが、いるとして、子供もいるのであろうか。2012年の韓国は知らないが、30年前の韓国では「男は結婚してこそ一人前」という考え方が一般的であった。そう考えれば、北朝鮮でも同じであろうし、ましてや指導者たるべき者、やはり夫人がいるべきであろう。そして、金正恩さんに子供がいるのであれば、年齢的には幼稚園ぐらいであろうか。思い込みかもしれないが、あの笑顔は最高司令官の笑顔ではなく、子供(国家ではない)の父としての笑顔のような気がする。子供がいないときの単なる「クソガキ」も、自分に子供ができると皆可愛くなるのは私だけであろうか。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv

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まず、小学校を視察している。掲げられているスローガンは「朝鮮のために学ぼう!」である。

Source: KCTV, http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
次に、校長先生が金正恩さんと腕を組みながら校内を案内する。この女性、この記録映画では「校長先生」と紹介はされていないのだが、そうであろう。「指導者と肩を組んで、腕を組んで」というのは、金正恩体制のスローガンなので、この腕組みは演出であろう。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
「コンピューター講義室」だそうであるが、まだコンピューターは置かれていない。「直ぐに開校する」とナレーションで言っているので、早く導入しなくては間に合わない。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
興味深い教室があった。下の2枚の静止画を比べて欲しい。上の静止画には写真が1枚しか貼られていない。映像を見る限りでは金正日さんの写真であろう。下の静止画には2枚の写真が貼られている。金日成・金正日さんである。通常は、下の静止画のように2枚並べて掲げることになっているのであるが、上の部屋はなぜ1枚しかないのだろうか。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv
その後、金正恩さんは託児所と幼稚園を現地指導している。幼稚園では「園児たちが公演を準備したので、貴重な時間を割いてそれをご覧になった」そうである。韓国のメディアだったか、金正恩さんが園児たちと「愛の写真」を撮ったことを取り上げながら、宣伝用だと言うようなことを書いていたが、私はむしろ彼が園児たちの公演を見ている顔に注目した。「愛の写真」(北朝鮮では首領様や将軍様と写真を撮ることをそういうだけである)は演出でいくらでも撮れるが、あの顔は彼の子供に対する気持ちが表出した真顔であろう。金正恩さんに夫人がいるのかどうかについては諸説あるが、いるとして、子供もいるのであろうか。2012年の韓国は知らないが、30年前の韓国では「男は結婚してこそ一人前」という考え方が一般的であった。そう考えれば、北朝鮮でも同じであろうし、ましてや指導者たるべき者、やはり夫人がいるべきであろう。そして、金正恩さんに子供がいるのであれば、年齢的には幼稚園ぐらいであろうか。思い込みかもしれないが、あの笑顔は最高司令官の笑顔ではなく、子供(国家ではない)の父としての笑顔のような気がする。子供がいないときの単なる「クソガキ」も、自分に子供ができると皆可愛くなるのは私だけであろうか。

http://www.uriminzokkiri.com/contents/movie/centertv/streams/_definst_/2012-06-01-12-y.flv

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