22日の北朝鮮船籍の船:帰港する船、中国に向かう船も (2017年2月22日)
22日10時半頃の北朝鮮船籍の船の位置を調べてみた。
下の図にあるように、南浦沖にいる多くの北朝鮮籍(黄色い丸)の船は、南浦に向けて航行している。しかし、1隻だけ、船首を中国に向けて航行している北朝鮮籍船(白い丸)がいる。データでは、威海に向かって航行していると出てくるが、出港港も威海とされているので、正確なデータなのかは分からない。航跡トラックを見ると南浦方面から航行してきている。
この図では、南浦に向かい航行している船が多くなっているが、北朝鮮に関しては、出港する船よりも帰港する船のAISが多く捕捉されている。北朝鮮船舶が出港時にはAISをONにせず、帰港時には中国にトラックされる地点まではAISをONにしているのかもしれない。そうでなければ、北朝鮮沿岸ではMarine TrafficにAISデータを提供する受信局が存在しないので、受信できていないだけなのかも知れない。おもしろいのは、南浦港に入港後もAISが捕捉できていた船舶もいるということである。現在、AISデータとして残っているのは、2隻で、1隻はフィジー船籍の「VAST LINE」という貨物船、もう1隻は北朝鮮船籍の「金剛山」という貨物船である。外国船籍の船がAISを発信しっぱなしにしているのは分かるが、「金剛山」も受信できているところが興味深い。
しかし、そのようなMarine Trafficの特性を割り引いても、帰港している船が多きことは間違いない。中国に向かい航行している船は、石炭以外の品目を積んでいるのだろうか。

Source: Marine Traffic, 2017/02/22 1015JST頃
一方、竜口港を見ると、昨日見た8隻の北朝鮮船籍船(黄色い丸)はほぼ同じポジションで停泊している。しかし、知らぬ間に「小白水(SOBAEKSU)という北朝鮮船籍の貨物船が埠頭で停泊している。中国が「一時中止」を厳格に履行しているのであれば、石炭以外の貨物のつみおろしをしているのであろう。

Source: Marine Traffic, 2017/02/22 1030JST頃
下の図にあるように、南浦沖にいる多くの北朝鮮籍(黄色い丸)の船は、南浦に向けて航行している。しかし、1隻だけ、船首を中国に向けて航行している北朝鮮籍船(白い丸)がいる。データでは、威海に向かって航行していると出てくるが、出港港も威海とされているので、正確なデータなのかは分からない。航跡トラックを見ると南浦方面から航行してきている。
この図では、南浦に向かい航行している船が多くなっているが、北朝鮮に関しては、出港する船よりも帰港する船のAISが多く捕捉されている。北朝鮮船舶が出港時にはAISをONにせず、帰港時には中国にトラックされる地点まではAISをONにしているのかもしれない。そうでなければ、北朝鮮沿岸ではMarine TrafficにAISデータを提供する受信局が存在しないので、受信できていないだけなのかも知れない。おもしろいのは、南浦港に入港後もAISが捕捉できていた船舶もいるということである。現在、AISデータとして残っているのは、2隻で、1隻はフィジー船籍の「VAST LINE」という貨物船、もう1隻は北朝鮮船籍の「金剛山」という貨物船である。外国船籍の船がAISを発信しっぱなしにしているのは分かるが、「金剛山」も受信できているところが興味深い。
しかし、そのようなMarine Trafficの特性を割り引いても、帰港している船が多きことは間違いない。中国に向かい航行している船は、石炭以外の品目を積んでいるのだろうか。

Source: Marine Traffic, 2017/02/22 1015JST頃
一方、竜口港を見ると、昨日見た8隻の北朝鮮船籍船(黄色い丸)はほぼ同じポジションで停泊している。しかし、知らぬ間に「小白水(SOBAEKSU)という北朝鮮船籍の貨物船が埠頭で停泊している。中国が「一時中止」を厳格に履行しているのであれば、石炭以外の貨物のつみおろしをしているのであろう。

Source: Marine Traffic, 2017/02/22 1030JST頃